1月22日2014/01/23 01:54

 19日回顧。なんつーか…久々に色々ブチ切れた。反省。冷静さを欠いちゃ、色々駄目だよね。少々やっちまいました。
 
 PCの設定に悪戦苦闘している関係上、土曜の朝は遅かった。起きて向かったのは東中野。ゲームの例会に顔だけ出すため。ゲームしても良かったんだけど、起きたのが遅すぎて対応不能。ただ、「ファンネル」(買い子のこと。こみトレ23カタログ掲載の諸注意マンガから引用)の話がまとまったので、買っちまったカタログを無駄にしないため出撃。コイツを渡せば、入場料の負担はなくなるからね。
 
 飲んで馬鹿話をして、私は歩いて新宿に。深夜バス利用だから。いつもなら新宿と言うよりは代々木なんだけど、今回は新宿センタービルへ。ここでチェックインを行えって指示された。初めて使う便だったので勝手がわからず、ここで席を決めるのか?と思っていたが、予め決められていた。予約時に席の希望を全く指定できないので、どーなるかと怯えていたんだけど、理想の位置と言って良い席だった。コレは助かった。その他設備もソコソコで、少なくとも「希望のバスが取れなかった際の予備」にはなると判断。ただまあ、席の位置がギャンブルになるのはなあ…
 
 大阪のドコに着くのかがよくわからなかったので怯えていたんだけど、フツーに大阪駅のすぐ傍に到着。だったら…と、「いつもの」ファーストキッチンで朝食&ニコチン補充。朝の5時ともなると、他の選択肢を探すのはかったるい。その後はいつものルートでインテックス大阪入り。
 
 そのまま待機し続け…るのがフツーなんだけど、諸般の事情により、今回もサークルチケットで早めの入場。何故?これについては、「私の人徳」としか言いようがない。だって、他に「指令もないのに、貴重極まりないサークルチケットが入手できる理由」は説明できないんだもの。ま、人徳と言っても即売会限定の話だけどね。あまり役に立てなかったけど準備を手伝い、頃合いを見て出撃。
 
 ブツの入手は順調。当たり前だ。こみトレ程度の規模ならば、サークルチケット抜きでも戦える。そこにサークルチケットがあるんだから、鬼に金棒状態。欲しかったブツはおおむね入手できた。売り切れが1軒・あまりの混雑に見送りが1軒出たけれど、想定の範囲内。元々が「無理せずイケるようなら入手」ってトコロなので。一応「想定外の幸運」にも対応できるようにしてあるのさ。
 
 不運な方の想定外と言えば、某人気サークルの「列消化速度が想定より遅かった」ことかな。元々遅い方だってのは知っていたけど、今回はいつもより更に遅い。よく見ると売り子1人で対応してる。列整理に人を割く必要があるのはわかるけど、売り子増やさないと意味ないだろ…と言いたいトコロだけど、これは仕方ない。アレはおそらく作家先生ご本人だ。本来なら「先生は後ろでデ~ンと構えて、挨拶に来る方々への対応だけして下さい」となるんだけど、サービス精神旺盛な先生に「どーしても自分の手で渡したい!」と言われちゃったら、誰も逆らえるワケがない。規模のデカいコミケならともかく、「こみトレならいいでしょう?」って言われちゃったらなあ。薄いコピー本1部しか入手しなかった(必要なブツはコミケで入手済みだからだけど)のが申し訳ないくらいだ。ま、このセンセイの本は「大事なブツその3」なんだけど。
 
 ちなみに、大事なブツその4はカレンダー(笑)。コミケの時点で「大阪で入手するからパス」と決めていたのさ。飾る位置まで決めてあった。これが無事入手できたのは大きい。うむうむ。ちなみに、予定外のカレンダーも2つほど。これでも頑張って我慢したんだけど、「ココで売れ残ったカレンダーって、どう考えても不良在庫だよなあ」と考えると、不憫で不憫で…
 
 大事なブツその2は、某企業のサントラ集。実はコミケで入手できたはずだけど、「品書きには載ってないブツ」なので、あえて見送ったのさ。コイツのためシャレじゃ済まないお布施払っている(いやまあ、お布施のオマケに付いてくるゲームも楽しんでるけど)以上、重要な品ですね。まあ、最悪通販その他で何とかなるから、即売会で入手する意味は薄いんだけど。
 
 大事なブツその1。他全てより重要。ウォーゲーム同人誌(苦笑)。冬のこみトレにはあるんだよ。コイツのためだけに大阪へ突撃してもいい。他は基本的に「そのついで」。ただまあ、コミケ攻略に組み込むと果てしなく便利なので、そーゆー意味でも外せなくなったけれど。あげくサークルチケットまで入手できるように…おかしい、何故だ。流石になんかオカシー気はする。私の中では全て必然なんだけど、結論だけ考えるとどっかオカシイ…
 
 とまあ、予定されていたブツの入手に関しては順調。それはいいんだ。問題はその他である。なんかいいブツねえかと探し回るのは当たり前だし、「計画しなくても入手可能」とわかっているブツに関しては、いちいち計画立てたりしない。その辺に「巨大な落とし穴」があって、ブチ切れた。
 
 ブチ切れ事案その1。某音楽系サークル。ここのコミケ新作は入手済みだったけれど、他に当日新作があるはずだった。だって、東京の「艦これ」即売会に重複参加しているはずだから。ココが今まで「艦これ」関連の音源を出したコトはない。それはよ~く知っている。つーことは、新作が無いと東京では頒布するブツがない。ならば新作があり、大阪にも持ってきている…んじゃないかな。そう推理した。最後の部分がちょっと怪しいのはわかっちゃいたけれど、大阪で入手できる方に賭けた。
 
 …ブチ切れ事案に入れてるのでおわかりの通り、大阪に新作はなかった。聞けば、東京にはお試しCDがあるんだそうな。やっぱり。不安部分も含めて的中ですよ。それを知ってキレて暴れた…りはしない。私はそーゆー方向の馬鹿じゃない。キレた結果、人の少ない所に突撃し、携帯電話を取りだして東京のファンネルに連絡しただけだ。
 
 そもそもだ。最初は東京にファンネルを派遣する予定はなかった。けど、土曜に行ったゲーム会の主催者殿が「行ってもいい」と申し出てくれたので、悩んだけれど1件だけ頼むことにしたのだ。それが、某ゲーム付SLG同人誌のイラスト引き受けてくれてる先生のサークルの作品。商業誌であるコマンド誌関連でも「日ごろの感謝を込めて」なるべく顔を出し、作品を入手しているのだ。「原稿料?何ソレ美味いの?」となっているハズの某誌の仕事を引き受けて下さっている先生に感謝を示さなくてどーする。ましてや、派遣するのは、諸般の事情により「私よりよほど挨拶に適した存在」だ。無問題どころか渡りに船である。
 
 こんな事情により派遣したので、なるべく他の仕事は頼みたくなかった。そんな申し訳ない。百歩譲って頼むとしても、事前に頼むべき。当日いきなり連絡してどうこうなんて、できれば避けたい。オマケに頼みたいのは「お試し版」。後日正式版が出るのは確実で、私の性格と行動原則を考えれば多分入手できる。落ち着いて考えれば、無理して入手する必要は無い。ただ…理屈はわかっていても、最後は私のプライド?が許さなかった。ブチ切れて連絡を入れ、確保を依頼しちゃいました。後先考えずに連絡したけれど、「攻略終了・離脱しました」となってなくて助かった。
 
 ブチ切れ事案その2。コッチはその1よりも更に深く反省している。実に大人げないことでブチ切れた。会場をぶらついていたトコロ、コンシューマーゲーム評論らしい本を見つけた。手に取って眺めてみた。内容は…正直、私にとっては見るべきトコロはないレベル。そりゃ仕方ない。長いことウォーゲーマーやってりゃ、その辺の水準は自然と高くなる。そーゆーレベルを要求する方が間違っている。それはわかっているので、本来なら、心の中で「まあ精進してくれ」と声を掛け、黙って本を置いて立ち去る。買わないのなら何も言わない。それがこの世界の基本だ。
 
 けどね…タイトルの一部をよ~く見た結果、自制心が吹き飛んだ。ギャグその他でないのに「シュミレーション」は…どうも誤字脱字じゃなくて、本気で勘違いしているっぽい。「シュミレーションじゃなくてシミュレーションだ」を初めとして「まだまだ甘い。精進しなさい。」ってな趣旨のコトを、かなり手厳しく言っちゃいました。もちろん、カネ払ってブツを入手してから。何か言うんなら買う。流石にソレを忘れるほどキレたりはしなかった。
 
 確かに、内容は相当甘い。私個人の判断としては、アレでは一般人相手でも「入手する価値あり」と思ってもらうのは難しかったのでは。その程度のシロモノではある。けれど、たとえそんなレベルのモノであっても、同人誌即売会にそーゆー品を持ち込んで「勝負」しようとした度胸は褒めてイイと思う。誰にでも「初心者レベル」って時代はあるのだ。それ自体は恥じるトコロじゃない。その状態で即売会に本を持ち込むのは無謀の一言なんだろうけれど、金銭的損失その他様々な形で「無謀な挑戦の代償」は支払っているはず。文句を言ったり嗤ったりするのは、何かが違うでしょ。
 
 だから、本来ならばもう少し「やる気が継続するような方向で」声を掛けるべきだったんだと思う。それが当人のため…かどうかは知らない。私のためになる。活動を継続してくれれば、いずれ面白い本を作れるレベルに達するかもしれないのだから。そりゃあ努力と情熱だけじゃどーしよーもない領域というのはあると思うし、「最初の作品」に見るべきモノが無い奴は凡才に過ぎない…という考え方もアリだろう。けど、どうせ同人なんだから、「努力と情熱だけで達成できる領域」に留まって何が悪い。ドコをどう考えても、一時の感情でやる気をそぐようなことを言うべきじゃなかった。少なくとも私はそう思う。私は別に「売れそうな奴を大きく育てる必要がある」プロの編集者のような存在じゃないんだから。
 
 けどまあ、言ってしまったモノは仕方ない。ドコまで理解してくれたのかはともかく、一応真摯に読んで、建設的なことを言おうと努力はした。最後に「期待してます」と言ったし、次に見かける機会があったら、真面目にまた買ってもいい。この世界「厳しいコトを言われるのは幸せな証拠、本当に辛いのは無反応」だとわかっている人間なら、アレでヘコむことはないはずなんだけど…う~ん、流石にソレを期待するのは難しいかも。もっとも、サークルチケット目当てのセミダミーサークルって可能性もあり、この場合は何を言われようが活動し続けるはずなので、案外しれっと活動続ける可能性はある。そんなんでもいいから活動続けて欲しいなあ…「なんか厳しく言われちゃったから活動止める」は辛いモノが…
 
 同人なんて作るのが好きでやっているんだから、何言われようと自分が作りたいモノを作り続ければいい。私もそう思う。しかし、「作りたい!」って気持ちを継続させるのは、大変なことだと思う。経験無いからロクなモノが作れない。ロクなものじゃないから誰も手に取ってくれない。手に取ってくれないから、賞賛どころか批判すらしてくれない。あげく安くはない参加費を取られ、不良在庫の山を抱える…それでも活動を続けなければ道は開けないのだ。辛く苦しい茨道の1つだろう。
 
 それを考えれば、私は実は「非情な奴」なんだと思う。オレが喜ぶような本を作れ。そのために本作りという、辛く苦しい道を延々と歩め。代償として1部入手してやるし、アドバイスという名の厳しい批判を加えてやるし、「期待してます。頑張って下さい。次も買います。」って言葉も掛けてやる。原則として、私は自分がブツを入手する同人サークル全てにそう言っているようなものだ。考えようによっては、キャバクラのネーチャンよりヒドい(苦笑)。ただ、「誰か」にそう言ってもらいたいから、同人活動を続けているサークルが多いのは事実である。カネ儲けも重要だろうけど、それだけで続けられる世界じゃない。だから、ポジティブな面を評価するように心がけていたんだけどねえ…
 
 まあ、色々失敗をやらかしてしまったとはいえ、全体的には満足できるだけの戦果が挙がりました。やっぱり「4日目」があると違うなあ。基本小物グッズ大好き人間だから、秋葉原に並んでるブツじゃ満足できないんだよね。この調子でいけば、夏もまた突撃するんだろうな…うん、やっぱり何かが違う。なんでオレは「東京近郊在住なのに、大阪の即売会に参加して当たり前」なんだ…