8月17日2010/08/17 23:16

 いやもう色々大変でした今回のコミケは。「暑くて体力すり減った」だけじゃなく、色々と気力を消耗させるコトがありましてね。というわけで、軽くレポートお届けします。
 
 まずは「仕事」でもある?ゲーム系について。事前に「不作っぽい」と愚痴っていましたけど、何とかなったと思っています。まあ、色々カラクリがあったりするんですが。曲がりなりにも「この業界初のコミケレポーターらしい」(知人に話聞いたところ、ゲームグラフィックスにもそんな奴はいなかったらしい)以上、不作予想の中でも何とかするんだよ!つーか、しろ!と自分にハッパかけて頑張りました。
 
 カラクリの一端はここで紹介しちゃいましょう。今回は勇気を振り絞って、小林源文先生の同人誌を掲載する許可をいただきました。先生が活動の中心を同人誌に移したってコトは以前から知っていたんですけど、そういう決断を下した方の同人誌を、曲がりなりにも商業紙が採り上げようとするのはどうよ…ってんで、逃げ回っていました。「掲載許可だぁ?出直してこい!」なんて一喝されたくないですよ。でも、実際は「どんどんやって下さい」と快諾していただけました。良かった…本当に良かった。自分の逃げ道を消すためにも、事前にコマンド誌編集長に「この業界って、小林先生とケンカ別れしてませんよね?」と確認しておいた甲斐があった…
 
 小林先生の同人誌なんて「ゲーム(電源不要)」には…と思ったアナタ、その通りです。他も一応取材してますから。「コミケレポーターって言うからには、ココまでやってくれなきゃあ」なんて文句言われないよう、注意はしているんですよ。コミケレポートなんて、その気になれば誰でも出来るような仕事(だから志願したって話はある)だと思うんだけど、「それでも任せるならやっぱりF男」だと思われたいじゃないですか。即売会レポートの回数重ねてきて、流石にそういう欲が出てきましたね。
 
 実際その欲に見合う仕事が出来ているかどうかはともかく、「やって良かった」と感じることは事実ですね。その最大の理由は「同人ゲーム・同人誌の作り手が喜んでくれるから」です。具体的な宣伝効果がどれだけあるのかはともかく、「ペーパーメディアに紹介される」ってのは嬉しいでしょうからねえ。「紹介してもよろしいでしょうか?」というコチラの挨拶を聞いて、作り手の方々の目がちょっと誇らしげに輝く様を見るのは、まさに「役得」です。ましてアナタ、今回は小林源文先生の「そういう表情」拝めたんですよ!羨ましいでしょ?代わって欲しいでしょ?喜んで変わるので、お願いだからそう言って(苦笑)。
 
 嬉しいこともあるけれど、正直楽な仕事じゃないですよ。特にキツいのは「プレッシャー」ですね。「コマンド誌読者が喜びそうなモノとは」を考えて会場をうろつき回り、あくまでその場だけの話とは言え「コマンド誌を代表して」取材許可をもらっているわけですからね。正直、逃げ出したいくらいです。「オレがコマンド誌にレポート送って、特別マズいコトは無いんじゃ?」って気持ちで始めたことではありますが、今では「本当にオレでイイのかぁ?」って気持ちが強いです。けど、役得考えると辞めたくもない…つーか、始める前にそーゆーコトは気がついてしかるべきじゃ。タイヘンなコトやらかしたなあ。
 
 その他について。今回は「やられた!」って話が多くありました。まずその1。某エロゲーメーカーの某セットを「1つ買ってきてくれ」と頼まれたので行ってみたところ、そのセットにカレンダーが含まれていると判明…何故夏にカレンダー。しかも売れ残りとかそんなんじゃなく、今年の9月から来年の8月までのモノ…そりゃカレンダーマニアにケンカ売ってるのかぁ!ってワケで、自分の分も買っちゃいました。アホだ。
 
 その2。もっと間抜けな話。別の某エロゲメーカーの品を買いに行った(やっぱり依頼品)ところ、事前に渡された品書きに「クリアカレンダー」なる文字が…またか!またなのかぁ!と動揺しつつ確認したところ、どうやら実物はカレンダーじゃなくてポスターの模様。要は誤植だな。だったら用はない…ハズなんだけど、物欲に火が付いて止まりませんでした。私にしては珍しく、単なるクリアポスターを購入。どうしようコレ…カレンダーだらけの私の部屋だと、飾るスペース探すのがタイヘンなんですけど。
 
 その3。これは伏せ字で名前出してやる。ホビージャ○ンブースに行ったところ、「最後尾はアチラ」との指示が。コレは良くある話なんだけど、その最後尾が見あたらない…列自体はすぐ発見したんだけど、ドコが最後尾なのかわからないのだ。列が動き出してやっと最後尾を発見する有様。普通「最後尾」って看板持った奴がいるはずなんだけど…と思ったら、アサッテのトコロに看板隠して立っていやがる。私が並んだ後に最後尾に戻ってきたと思ったら、また看板隠して別の所に行き、何やら指示を出している…最後尾看板持った奴が、他をウロチョロするなぁ!その必要があるんなら、客に看板持たせろ!実戦でそんなコトやらかせば、味方のナパーム弾降ってきてもおかしくないんだぞ。テメーのトコロの紙袋に使っているキャラ「魔法の海兵隊員ぴ○せるまりたん」(外見は萌えキャラだけど中身は海兵隊下士官)にシゴいてもらえ!
 
 その4。今回被害には遭わなかったんだけど、某人気企業が「2日目にして全て完売」なる怪挙を達成。おいおい、人気商品は2日目朝(開始前)の時点で「売り切れ注意報」出てたじゃねえか。元々「たとえ便せんとカレンダーを出したとしても、私個人の目的のみで購入対象とはしない」と決めていたくらい「要注意」扱いしてたけど…もう二度とココの購入依頼が来ませんように。でも、依頼来たら何とかして入手するのが「この世界の仁義」なんだよね。
 
 私個人の買い物?便せんですよ便せん。気力体力使い果たす寸前の状態で「創作(少女)」をうろついていた関係上、ボーっとして山ほど便せんを買ってしまった…こういう状態でコミケをうろつくのは危険です。気がつけば財布の中がカラになり、意味不明なシロモノを山ほど買い込んでいたりします。ご注意を…って、そんな馬鹿はオレだけか(苦笑)。
 
 そうそう、一部で大ウケしている「普通はやらない競馬場巡り」のあんぶる殿ですが、今年も「1年での全競馬場制覇」にチャレンジしているそうです。スゴいなあ。この情熱は見習わないと。JRAはこういう活動に対して何かしら表彰しようって気は起こさないのかね?
 
 「コミケが終わると、夏も終わったって気がする」のがヲタクという生き物。より正確には次回申込書(〆切が滅茶苦茶早い)記入が終わったらだけどね(苦笑)。私はそんなモノ記入する必要は無いけれど、原稿書く必要はある。まだ色々タイヘンなんですよ。トホホ…