6月4日2010/06/05 05:07

 ふう、とりあえず「ゲームマーケット」のレポートは、骨組みまで完成させた。これから色々肉付けして、余計な部分はそぎ落とす…って作業があるんだけど、「記憶が新たなウチに取り組まなきゃイケナイ」って段階はクリアしたと思う。これで安田記念の予想やPOGドラフト名簿の完成といった「競馬系イベント」にも取り組める。
 
 とはいえ、まだアタマの中はゲーム色。切り替えるのは楽じゃないのよ。そこでまあ、本日は「ゲームマーケットこぼれ話」なんぞ。コマンド誌に掲載しない話を中心にお届けします。
 
 実を言えば、以前某氏から「コマンドにレポート載せるんだから、ブログに書くのは良くないのでは?」って趣旨のツッコミ喰らっていたりするんだけど…でも、やっぱり「コマンドのレポートには書けない」ことって、どーしても出てくるからなあ。そもそも分量の問題があるし、コマンド読者には「どーでもいい」話もあるわけで。ただまあ、趣旨は私にもわかるので、本日はかなり「どーでもいい」話を中心に。これなら、大半のコマンド読者にとっては「載って無くて良かった」となるから(苦笑)。
 
 日本ダービーの日に開催された、ゲームマーケット2010。会場は浅草。諸般の事情からちょっと足が遠くなっちゃったけど、浅草は元々「私のナワバリ」の1つだ。会場も地図見ただけで「ああ、あそこか」で終わり。むしろ問題は「どーやって府中に行くか」である。何をどう乗り継げばいいのか見当も付かない…のではなく、山ほど思いつく選択肢の中でドレが一番効率良いのか、流石に判断が難しかったのだ。今回はとにかく時間優先ってこともあり、あえて銀座線で神田に出て中央線に乗り換え、新宿で京王線に乗ることにした。新宿に出るのなら、銀座線のどこかで丸ノ内線に乗り換えた方が良かった気もするけど、地下鉄の乗り換えは信用できないからなあ。
 
 会場到着はおおむね開始1時間前。建物内で見かけた「同じイベントに参加しそうな輩の数」をざっと勘定し、「これは混みそうだ」と結論を下す。この辺、無駄にカンが働くのよ。空いていそうだったらどこかの茶店で一服して…ってなことも考えていたけど、素直に入場手続きとって並ぶことにした。とりあえず、「この決断は正しかった」と言える程度には混んでいたと思うな。
 
 並びながらカタログチェックして、あーだこーだ考えてはいたんだけど…カメラもしくはカメラマンを「借りる」つもりでいた、a-game(コマンド編集部と同義語)のブースが混んでいる…ヘイ、どーゆーことだい。「即売会なんぞに来るウォーゲーマー」ってこんなにいたか?モノがモノだから、普段即売会なんぞに来ないゲーマーも押し寄せたんじゃないかとは思う。この時点で色々予定が狂ったので、いつもの調子で同人系のブースに「突撃」することに。たまにはモンティよろしく「豊富な支援を引き連れて」いきたいんだけど…でもまあ、身軽で気軽なのは事実。
 
 ちょっと考え込んだあげく、まずは「コマンド誌に載せない」買い物をしようかと。まさか「ANIMAKER~声優大作戦~」などという、バリバリのヲタクグッズを載せるわけにはいかないでしょ(笑)。純粋に個人的興味から購入した。つーか、以前千葉会でプレイして「スゲー面白かった」し。ちなみに、ダービー後の「競馬系の飲み会」でも結構ウケしました。「理解できる某さんは、絶対競馬場にいる」と確信してたんですよ。ねえTOM☆C*Tさん。
 
 ちなみにこのゲーム、TDFのたちばなゆう殿のデザイン。基本セットは別に高くないんだけど、エキスパンションが山ほど出ていて、全部買った(苦笑)。いや、買うでしょ!ヲタクなんだから。ヲタク度がかな~り高い「HPL年例会」に持参するつもりなので、そうしないと「○○がない」などと言われてしまう。コイツは「とにかくフルセット欲しかった」ので、事前予約までした。ゲーマーとしては相当間違っている気がするけど、ヲタクとしては正しい。
 
 その後はフツーに「取材」のための買い物してたんだけど…なんかやたら「忙しい」感が。それもそのはず、「挨拶回り」が馬鹿にならないのだ。まさか過去の原稿で採り上げたサークルを「素通り」ってワケにはいかないでしょ。たとえ新作が無くても、顔出して挨拶ぐらいはするのが礼儀。つーか、原稿の件が無くて向こうが覚えていなくても「顔くらいは出しておく」のが、即売会の礼儀ってものだと思うな。そいつはわかっていたつもりだけど、正直甘く見てました。あえて「下調べはあまりやらない」って方針で臨んだ(変な先入観を消すため)のが裏目に…
 
 おまけに、「知り合いの」ゲーマーにも多数遭遇。「やっぱり来てた」って方だけじゃなく、「まさか来てるとは」って方も…いやまあ、「a-game効果」を考えればむしろ当然なんだろうけど、ちょっと予想を超えていた。おまけに喫煙所らしい場所が見あたらなかったので、ずっとニコチン切れ状態。正直「色々煮詰まった」ので、ちょっと会場を出てクールダウンすることにした。
 
 「本格的に落ち着く」つもりならここ…って場所は知っていたけど、そこに行くほど時間はない。付近で見つけた喫茶店で、煙草吸って茶飲んで一息つく。ここで改めてカタログチェックして、「漏れていた」場所見つけて駆けつけたら、「新作売り切れ」…これ自体は仕方ない。ただ、この後何があるのか考えたら、こういう「ツキがない」流れは良くないよねえ…フツーとは別の理由で「やっちまった」とアタマ抱えていました。
 
 このように、いくつか「売り切れ」があった関係上、今回の原稿を見て「コレが漏れていやがる。何やってんだか」と思う方もいるんじゃないかなあ。これについては、平謝りするしかない。読者にも申し訳ないし、サークル側にも申し訳ない。ただまあ、そーゆーコトがあるのが即売会。あえて「仕方ない」と開き直らせてもらおう。自慢じゃないけど、一番口惜しいのは私だ。
 
 今回地味に感じたこととして、「どうも私は同人サークルに顔が売れてきたらしい」ってのがある。そりゃまあ、取材対象見つけるたびに「コマンドのライターなんですけど…」と名乗り続けてきたのだ。ある程度覚えられて当然と言えば当然だ。とはいえ、改めて「この前はどうも」って挨拶されると、なんというか…当人はまだ「単なる一般参加者気分」が抜けきっていないだけに、「いや、そんな大した者じゃあ…」とか感じますなあ。
 
 もっとも…こうやって名前が売れることが「良いこと」かどうかは、よくわからん。下手に素通りしただけで「ああ、今回は掲載してくれないんだ…」などとバレちゃうわけで。これが「評論家としての責任」ってモノなのか?別に私は「見る目」があるのではなく、単に「即売会にホイホイ出掛けるフットワークの軽さ」って取り柄があるってだけで、この原稿担当しているハズなんだけどなあ。しばらくはまだ深く考える必要は無さそうだけど、そう遠くない将来には何かしら「対策」が必要なのかも。
 
 全体としての盛り上がりがどうだったのかはともかく、ウォーゲーマー的には「大盛況」だった、今回のゲームマーケット。この盛り上がりが継続してくれれば、「即売会レポーター」としては有り難いんだけどなあ。一応私は「そうなるように」頑張る義務がある気がするので、とりあえずは今回の原稿をキチンとまとめないと。いくつか「捕獲失敗」があるとはいえ、今回もそれなりのモノをゲットできたと思うし。その辺については、8月発売のコマンドマガジンをお楽しみにと言うことで。