5月4日 ― 2010/05/05 00:16
だからぁ~、「アタマの切り替え」必要な行動はやめなさいってばさ!本日は同人誌即売会コミティアで「便せん漁り」しまくった後、ヲタクモードで秋葉原に向かったはずなのに、何故かグラフィックボードが私の手に…電源交換は後回しにするつもりなので、省電力狙いでRadeon5450の512Mモデル(ファンレス)にしたんだけど…確かにベンチマークは向上したし、オンボードVGAに割り当てられたメモリも解放された。けど、ちょっと中途半端か。ファン付けてでも、もう少し性能向上するモデルでも良かったかも。ただまあ、安かったので良しとしよう。どーせ「重い」ソフトはプレイしないんだから。
本日は、ある意味「禁断の話題」扱いしていた「ゲーム『超人ロック』再版プロジェクト」について。賛同者と方針について揉めたからね。野球観戦?同人誌即売会?それはまあ「いつものこと」ってことで。
「超人ロック」再版…「出せば売れる」とわかっていながら、二の足が踏まれてきた話である。版権がヤヤコシイのはわかっているので。今現在のこの業界に、ロクなカネ出せないことはわかりきっているからなあ。私も本気でこの計画が実現するとは思っていない。
ただ、実は以前より少し話は楽になったって話がある。この作品を再版する場合、作者の聖悠紀先生が今現在少年画報社(昔少年キングを出していたところ)の「アワーズ」で「超人ロック」を連載しているので、少しだけ「関係各位との交渉」がやりやすくなったはずだから。昔の作品の版権はメディアファクトリーって出版社にあるようだけど、一時期の「ドコがどーなっているのかサッパリわからん」状態よりはマシなのでは。「たらい回し」される心配が減ったので。
とりあえずこの問題については「片が付いた」と仮定する。「揉めた」のはその後のことだ。そう、ゲームを再版する場合必ず問題になる「ルールブックをどーするのか」だ。ここで私と某氏の見解が大きく食い違ったのだ。とりあえず、私の言い分中心に語ってみよう。某氏の見解も重要ではあるんだけど、話が途中で終わっちゃったからなあ。
私の見解は、結構「特異な」モノである。まず、誤字脱字以外全く手を入れないルールブックをつける。そんでもって、「公式ルールブック」なるものはコイツであると宣言する。不明点・矛盾点が山ほどあるにもかかわらずだ。
「それじゃプレイ不能だ!」と言われてしまうのは確実なので、もう1つ「推奨ルール解釈集」をつける。この冒頭部分に不明点・矛盾点を修正した推奨ルールを置き、「このゲームの初心者や、ベテランでも身内以外とプレイする際」に利用してもらう。後は解釈の相違などを引き起こしそうなポイントを挙げ、「推奨ルールに従いたくないのなら、この部分のすりあわせが必要になりますよ」ってことを示し、なおかつ「推奨ルールがこのような解釈になったのは何故か」をひたすら言い訳する。分厚くなるだろうけど気にしない。ついでに?「超人ロック」全作品リスト(初出含む)だの「超人ロック年表最新版」だのをつける。
コレに対し、某氏は「再版するからには、推奨ルールなどという言葉に逃げす、公式ルールをキッチリ定めるべきだ」と主張されていた。言いたいコトは良くわかる。わかるけど、このゲームでソレをやるのは無理・無駄だと思うんだな。そもそも議論百出してまとめようがないし、まとまったところで悪評立てられた末に「誰もそのルールでプレイしない」となりかねない。
何故そうなるのか?そりゃもう、ゲーム「超人ロック」は、ローカルルールの塊だからだ。なんか怪しい部分は勝手に「こうなんだろう」と決めてしまい、それで問題は発生しなかった…ってのが、「旧版愛好者」だからなあ。基本的にはキャラゲーなので、ソレのドコが悪いんだって話があるし。正直言おう。私はもしこのゲームが再版され、ルールブックが一新したとしても、「身内での」プレイにソレを適用しようって気にはならない。外部の人間とやる時に備えて保存はしておくけど、燃やして捨ててしまっても「大きな被害は受けない」ってくらいだ。とりあえず悪口をバラまいたりはしないと思うけど、私がやらなくても誰かがそうする。たとえどんなルールにしようとも。
これと似たような現象は、「戦国大名」再版時に発生している…だからぁ~!古の話とはいえ、「タクコンでプレイされていたルール」に従って訂正されたルールに、「オレはそうしていたから」だけでケチつけるなよ!少なくとも私は「ひょっとしてオレがやってたのはローカルルール?」って疑問を全てに対して持ち、何度も「お伺い」たててたぞ。「改悪しやがって、ふざけるな」だけで、タクコンで「戦国大名」をプレイした経験を持つ人間(私含む)が納得するわけないでしょーが。どーやって説得するつもりだよ…って、これは「終わった話」でしたね。失礼しました。
ローカルルールが山ほどある以上、「万人が納得する」ルール解釈を示すのは無茶だ。私の推測では、「最も一般的なルール解釈に従ってプレイしていた人間」は、過半数いかないと思う。それを考慮せずに「公式ルール」なんて定めちゃうと、万人が「ルール変えられた、改悪だ。」などと感じ、そのうちの一部は確実に悪口を公言する。「戦国大名」は、まだ「外部の人間とプレイするかもしれない」って話があるけれど、より「身内でのプレイに重きが置かれた」このゲームでは、悪口はより大きくなると思われる。
何をどーやっても悪口から逃げられないのであれば、「公式ルール」なんて定める必要は無い…ってのが、私の意見である。一応「推奨ルール」は用意するよと。コレに不満があるんなら、「ルールのすりあわせ」は各自やってくれと。そのための手助けとして「問題になりそうな箇所の提示」と「解釈の論拠」は示しますと。「そんな面倒なこと要求するようじゃ、再版した意義がない」と某氏はおっしゃっておられたけど、要は「パーツ取り」ができればいいのだから、そこから先に踏み込む必要など無いのでは?ルール解釈問題は放置しておいてかまわない…どころか、むしろ放置しておいて欲しい。
ついでに言うと、このゲームは「何を最高権威とするのか」が難しい。フツーのゲームならデザイナーこそが「最高権威」でしょ。場合によるとディベロッパーだったりするかもしれないけれど。でも、このゲームはそうじゃない。「原作の記述」がすご~くわかりやすく提示されている(当たり前だ)ので、他のゲームで言うところの「史実と違う!」ってお叱りをすっ飛ばしやすい。ちなみに、このゲームにおける有名な「解釈の難しいところ」である「ラフノールの鏡はテレポートブロックに使えるか?」について、私の仲間内では「原作でそーゆー使い方が出てきたのは…」って理由で却下された。なお、亜空間フィールドはブロックできるし、される。原作にそーいったエピソードがあるから。
現在ゲーム「超人ロック」未開封美品がどんだけ「高くて貴重」なのかを考えれば、再版してパーツを供給する価値はあると思う。印刷や絵柄が多少違うのは愛嬌ってことで。それが「再版をする最大の意義」だと考えれば、無理矢理「公式ルール」を押しつける必要は無いと思うんだけどなあ。それが「その昔サルのようにやり込み、今でも年に一度集まってこのゲームをプレイし続けている」人間の意見なんですけど。
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