6月14日2009/06/14 23:55

 毎年参加しているPOG「ダービーまで1年遊ぶ(変なタイトルだね)」(通称ダビ1)のドラフトが終了した。今年はJRAで新馬戦が始まる前にドラフトが終わったわけだ。めでたい。
 
 本来ならばこーゆー個人的なことはココで書かないんだけど、なんか主催が自身の個人ブログで「全指名馬の指名理由を書く」にもかかわらず、「他の参加者の方はそんなことしなくてもいいですからね。」などとおっしゃる…これは北の核開発に対する国連決議並みの「挑発的言動」と受け止めたので、私も指名理由を書く。ただ、流石に全て個別に…ってのは別のところでゆっくりやる予定なので、ここでは全体的な傾向などを語る程度に。実行力も北並みってコトで(苦笑)。
 
 ダビ1の特徴は、「毎年ルールが変わる」こと。多分日本、いや世界で一番アホなルールでやっているはず。何故そうなのかは、主催者を含む中心人物(私も含まれるような)の趣味としか言いようがない。今年は「各部門ごとに集計し、その順位ポイントの多い人が勝ち」というルールになった。幸か不幸か、凝った雑誌POGでもやりそうな程度にフツーのルールかな。過去にはスゴいルールもあったからなあ…表彰部門については、こちらのサイト参照して下さい。
 
 毎年毎年、ロクな馬を指名できない私。まあそんなもんだ。ただ、去年「シャレでランダムに選んだ馬中心にリスト作った」結果、ドベに転落。コレは反省すべきと言うことで、今年はもっと気合い入れたリストを作ることにしました。
 
 まず手がけたのが、「とにかく機械的に馬を選ぶ」こと。過去自分の基準で選んだ馬がことごとく走らなかったのは確かなので、より機械的に選んだ馬を指名することにしたのだ。POGってのは結局は「情報戦」って側面が強いんだから、別に卑怯なワザではないはず。
 
 選別方法は単純。「とにかく人気になりそうな馬」。各種POG資料の、レビュアーが作ったリストの上位馬を丸写しした。ただ、一応は「あえて指名しないことにした傾向の馬」とか、「ヒネた路線を狙っているリスト」なんかは除外。とにかく「人気になりそうな馬」を選び出すことに終始した。
 
 理屈は簡単。自分がどうこうってだけじゃなく、一応は他人への妨害になるから。自分が獲らなきゃ、おそらくは他の誰かのモノになるわけで。これはルール上当然認められた好位の範囲内なので、過怠金の対象じゃない。つーわけで、ひたすらに「人気になりそうな馬」を機械的に選び出していった。
 
 こんな馬ばかりで必要な頭数指名できるのか?実を言えば、案外出来るってのが答え。みんなどっかで「このままだとリスト足りるかなあ…」って不安から、「知る人ぞ知る」「自分だけが評価する」ってな馬を指名しにかかるから。ある種のチキンレースだな。例年だと私は早い段階でアクセル緩めていた(これはこれで利点もあるんだけど)けど、今年は「最後までアクセルふかす」ことにしたのだ。
 
 かといって、やはり一応は「私しか指名しそうもない」馬も山ほど用意しました。だって、今年は参加者10名で30頭持ち。理論上では、300頭以上のリスト作らないと「確実に」指名できないことになる。やはり「まず大丈夫」って馬は必要でしょ。こういう馬は結局「いつもの路線」で選んでいたりする。他に選びようがないし。
 
 そんなわけで、実は「何故リストに載ったのか」はかなり単純な仕組みです。どこぞの資料に推奨されていたので「人気になりそうだ」と判断されたか、あるいは私独自の怪しげな判断によりピックアップされたか。逆に言うと、中途半端な馬(扱いは小さいけど、なるほどと思った馬など)は入れてません。例年、こーゆー馬が脚を引っ張っているような気がしたので。
 
 「あえて指名しないことにした」馬は、実は結構重要な決断をしている。まず、フレンチデピュティは全斬り。クロフネも例外的存在(無茶苦茶ベタな存在)を除いて斬り捨て。あと、キングカメハメハもバッサリ捨てた。これはちょっと特殊な理由がある。この連中は「ダート要員」になってしまう可能性が高く、その割に厩舎によっては「最初は芝で…」って扱いを受けやすい。アタリを引けばともかく、ハズれた場合に「駄目なりに稼ぐ」って馬じゃないような気がして…だったら、最初から「ダートで1~2勝しそうな馬」選んだ方がいいと思って。ダートだけ考えたら、JRA所属馬だと「デカいレースで差を付ける」がやりにくいはずなので、あえて堅実さを優先してみた。
 
 問題はリストの順位。これを間違うとロクなことにならないわけだからして。これはカンでつけました(苦笑)。最初はこの部分も機械的にやろうと思っていたんだけど、流石にいい計算式を見つけられなくて。ついでに言えば、私は参加歴が長いので、ある程度は「他の参加者の動向」が読める。これを数式に盛り込むのは難しいので、だったらカンでつけちゃえってなった。
 
 とはいえ、これまた一応工夫はしてある。重複を厭わないリストになっているはずなので、重複除外は山のように出るはず。つーか、出なきゃオカシイ。そこで、何頭かグループにして「この中の1頭ぐらいは指名できるはず」って感じで順位を付けていきました。もっとも、最後の最後に「実はコレ、順調に獲れちゃった時にかえってヤバい」ってことに気がつき、こちょこちょと微調整が…その結果が私のリストです。
 
 ドラフトの結果については…とりあえず「計算通り」ではあるのかな。何の自慢にもならないけど、予想通り「除外王」には輝いたし、その割には牡馬:牝馬、厩舎の東:西の割合はバランス悪くないし。「あえてアンバランスにして、該当する部門を押さえに行く」って案があったと思い知らされた(実行した方がいた)けど、マトモに行くなら中途半端なアンバランスはマイナスだからね。「除外されまくりながら、バランス良く馬を獲る」ことに成功したのは、良かったと言っておこう。
 
 ただし…関東馬については、単に松山康調教師の馬を獲りまくっただけという、「いつもの」路線に頼っただけって話はある。コレには1つ言い訳があるんだな。今回実は「バトルロワイヤル」というヘンな部門が集計され、そこでは「直接対決して、先着されちゃったらハネられる」ってルールになっている。いくら稼いだかはまるで関係ない部門なので、とにかく直接対決しない方が有利だ。そうなると、実はある程度厩舎を固め、その中で使いそうな路線を散らした方が良い。競馬ってのは「勝ったかどうか」が重要で、レースごとに勝つ馬は1頭しか出ない以上、新馬・未勝利では「2頭出し」はある程度避けるからね。でも、人気の厩舎ではこんなことできっこない。乱獲されるから。乱獲される心配が無く、それでいながら腕が信用できる調教師となると…私がこの調教師に行き着いたのはわかるでしょ。
 
 個別の馬については別のところで語る予定だけど、1位指名ぐらいはここで書いておくか。1位指名は父スペシャルウィーク、母レーヴドスカーの牡馬。今年のダービーに出走した、アプレザンレーヴの下。昔兄のナイアガラを持っていたので、今年は獲ろうと思った。あるヨミにより「1位じゃないとヤラれそう」って予想があったので、この順位に。
 
 今年私が指名した馬が、どれぐらい走るのかはわからない。例年の傾向だとダメダメなんだけど、今年は指名方法変えたからなあ。とりあえず、何でも良いから重賞勝って欲しい。実は未だ期間内に重賞勝った馬を指名したためしがない(期間後はいるけど)からなあ。そんなダメダメな私に指名された時点で、走らないこと確定とかいうオチじゃないと信じるしかないな。とりあえず1年頑張ってくれ。どーせそれ以降も「走る不良債権」として馬券買い続けるんだろうけど(苦笑)。