6月10日 ― 2009/06/11 00:20
だからぁ~!何でオレがこんなことせにゃいかんのだ。ある程度自業自得であるのはわかっていても、吼えたくなるんですが。つーわけで、ストレス解消を兼ねて吼えさせていただく。
キッカケは、サンセットゲームズという日本のゲームメーカーのお偉いさんである、こかど殿ののブログ。何でも、今度フツーのゲーム(ウォーゲーム以外)のデザイナー達の前で、「ウォーゲームの歴史」みたいなことを語るんだけど…って話だった。
私は比較的「ウォーゲーム以外のゲームにも興味を持っている」人間であるからして、そーゆーものをデザインしている連中に、「ウォーゲームとは何ぞや。フツーのボードゲームとの違いは何だ」ってのを語るってのは、実に意義深いことだと感じた。私ごときに出来ることならば、遠慮無く協力しようって気になったし、そんな感じのことを何度かこかど殿のブログに書き込んだ。それは事実だ。認めよう。藪をつついたのは、確かに私自身だ。
しかし、しかしである。だからって、何でオレがこかど殿の文章に添削の赤入れやってんだよ!なんかいきなりテキストファイルが送られてきて、「加筆校正お願いします」なんて言われたら、やるしかないんだろうけどさあ。まさにヤブヘビ。作業自体もタイヘンだし、何より責任の重さにゲッソリだ。別に最終決定権与えられたわけではないけど、こんな依頼が飛んでくる以上、「それなりの」モノを送り返す義務がある。
そりゃあね、「誰のせいなのか」を問題にするのなら、一番悪いのは私でしょ。いちいちつつかなくてもいい藪をつついたんだから。けど、私がつつく藪の大半に大蛇仕込んでおくこかど殿もこかど殿じゃないか?そこをご丁寧に毎回つつく私も私だけどな。
何はともあれ、送られてきたモノは仕方ない。少しでも良い物に仕上げるため、私なりの全力尽くして取り組んでます。今現在は「少しアタマが煮詰まったので、クールダウンのため現実逃避中」だけど。こーゆー「挑発的なモノ」送られてきて、「ボクにはできましぇ~ん」とヌカすなんてできるか!そーゆー性格をバッチリ見抜かれているからこそ、送られてきたんだろうなあ…ある意味では光栄なことではあるけど、だからって愚痴は出る。
私は一応Middle-Earth東京支部に出入りしている人間で、こかど殿はMiddle-Earthの元締めだからして、一応個人的面識がある。それに「戦国大名」再販作業で色々やりとりしたり、「プランサンセット」というこの会社発行の雑誌(不定期刊行)に記事書いたり…ってこともやっているので、私の性格というか何と言うか…は、かなりバレバレ。「いきなりこーゆーモノを送りつけても、それなりの作業をやってくれる」と思われているのだろう。その信頼?に応えるのはゲーマーとして当然の義務だと思うけど、だからって「他にもゲーマーはそれなりにいる中で、何でオレなんだ!」って気持ちが芽生えるのは当然じゃないかね?あくまで私本人の見解としては、もっと他に適切な人材はいっぱいいると思っているんだけど。
しかし、実際依頼されているのは、他ならぬこの私。言いたいコトは山のようにあるけど、結局は「私がやらなきゃイケナイ」状況にある。ならば、開き直ってやるしかない。それがウォーゲーム界の役に立つというのなら、喜んでアタマ振り絞って添削させてもらおうじゃないですか。つーわけで、悪戦苦闘しながら一生懸命取り組んでいるわけだ。
ちなみにこの作業、お世辞にも楽とは言えないんですが。まさかイチから私が文章作り直すワケにはいかないので、文章読んで「こかど殿はこーゆーことが言いたかったんだろうなあ」というイメージを掴み、そこに「こういう概念は説明しておくべきでは」「ウォーゲーマーなら説明抜きでわかると思うけど、そうじゃない奴には少し説明した方が良いのでは」なんて部分を加えたり、必要に応じて削除(コレはあえて後回しにしているので、今のところ取りかかっていない)したり…アタマ爆発しそうなんですけど。
とりあえずはだ。こかど殿は「ウォーゲームってのは、アレでも実はより簡単にプレイできるよう工夫されているんだよ」と言いたいようだ…って気がする。この点に関しては、私もその通りだと思う。この世界における「伝説の怪物ゲーム」がどんだけスゴいのかは、私もある程度知っているからねえ。でも、それは同じウォーゲーマーである私だから「なるほどね」で済むのであって、入門用の軽いモノにさえ「難しくてわからないんですが」が当たり前の非ウォーゲーマーに理解できる話かどうかはちと疑問。そこで、あえて「複雑なモノにする必要性」を多少強調しているところです。
諸般の事情から覗いた知人の関係者のブログに、「今自分が読んでいるのは原作者の小説ではなくて翻訳者の小説ではないのか。みたいに思ってしまうことがある」って言葉があり、その少し前に村上春樹訳のチャンドラー作品を読む読まないで軍神鹿内殿に「読め!」と罵倒されつつ、「清水俊二訳は傑作である」って部分は意気投合した私としてはニヤニヤ笑っていたんだけど、まさかここに来て私が「ウォーゲーマー語を非ウォーゲーマー語に翻訳する」みたいな作業を引き受けてヒイヒイ言わされるとは…これって因果応報の一種なのか?予想のナナメ上を行くにもほどがある。
この作業、実はかな~りキツい〆切が設定されているので、実を言えばこんなこと書いている場合じゃない。そんなヒマがあるのなら、キリキリ作業しなければ…でもでも、煮詰まったアタマでグチャグチャ考えても効率悪いだけだし、吼えておかないと私の精神衛生に悪い(当然良い物を作りにくい)のも事実なので、あえてギャアギャア吼えさせてもらいました。ブツクサ文句は言うけど、やることはチャンとやる。やることはやるけど、グチグチ文句は言う…ってのが私だ。
とりあえずは今日中に一定の目処が付くところまで仕上げ、明日改めて見直し(1日置いて見直すってのは良い手段だと思う)、必要に応じて再度手直しした上でこかど殿に送信する予定。本当にそうなるとは限らないけど。そろそろ現実逃避してばかりもいられないだろうから、本日はこれまで。こんだけグチグチ文句を言ったんだから、それに見合うだけのモノに仕上げないと!…って感じに無理矢理気合い入れないと、やってられませんがなホンマ…
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