11月3日2008/11/03 23:33

 一応、今週から「本格復帰」とする。まあ、特別何かが変わるワケじゃないけれど。とりあえず、題名から「仮復帰」の文字が消えるだけ、と思っていただければ。
 
 本日のお題は秋天回顧。いいレースだったからね。馬券外れたけど。その辺の言い訳を中心に回顧してみたい…って、それじゃ駄目じゃん(苦笑)。でもまあ、ここはそーゆートコロだ。
 
 私の予想はダイワスカーレット。何だかんだ言って一番信用できる気がしたので。これはまあいい。良くある話だ。問題はこの次。ウオッカとディープスカイは斬ってしまいました。大胆に。
 
 いやね、根拠を示すとこうなる。最近はそうでもないって話はあるけど、私のイメージとして「二強対決は片方が飛ぶ、三強対決は順当」ってのがある。二強対決の場合、どっちかが派手に飛ぶ、三強対決は(順序はともかく)三強が順当に1~3着に来る、ってわけだね。あくまで私のイメージだけど。
 
 するってえと、今回は三強対決だから…とは予想しなかった。今回は実質二強対決だと。ディープスカイは人気こそ三強の一角だけど、実力が伴わないと予想したのだ。何故か?正直、弱い世代と思ったから。「世代比較論」は私の予想の中核だけに、重視してみたんだね。
 
 今年の三歳は、正直弱い世代に属するようだ。なにせ、まだ古馬混合の重賞勝ってない。それだけならともかく、印象としては下級条件でも苦戦気味。よってディープスカイは、同じ三歳同士なら強く見えても、実質は「ちょっと強い馬」に過ぎないんじゃ…と予想してみたんだな。ああ…
 
 二強対決なら、片方が飛ぶ。ドッチが飛びそうかと考えた結論が、「ウオッカが飛ぶ」である。ダイワスカーレットが飛ぶイメージが湧かなかったのも大きな理由だけど、最大の根拠としたのが「実はこの馬、武豊が嫌いなのでは疑惑」かな。世の中、不思議と「○○騎手は駄目」って馬がいるからねえ。人智を越えた存在(天才デットーリと魔神ペリエ)ならともかく、武豊は(私の評価では)一応人間。馬が「アンタ嫌い」とヌカしているのに勝たせるのは、さすがに無理じゃないかなあ…そう考えた。
 
 展開予想も気になった。一応前評判でも私の予想でも「ダイワが逃げる」となっていたけど、ウオッカが行っちゃうとかディープスカイが引っかかって…という、ブッ飛んだ展開もありそう。だったら、とりあえず「行けなくても問題ない、他が何しようとも自分のペースでレースできそう」なダイワが安心できるかな…と読んだ。
 
 まあ、この展開予想は大外れ。うーむ、菊に続いてとは、このところ多いなあ。反省しないと。ダイワが逃げるのはいいんだけど、行きっぷりがよすぎる。もっとゆったり逃げるイメージだったんだけど。にもかかわらずディープが引っかかって口割っているのは、予想通りと言えたんだけどね。しかもだ。にもかかわらず突っかけてくる馬がいる。鞍上魔神のトーセンキャプテンだ。うえ…「角居厩舎のペースメーカーはポップロックかぁ?」って予想だったのに…さすが魔神。的確に私の裏をかいてくる。
 
 この時点で馬券外れた気分になっていたけど、ダイワは偉かった。馬群に沈むと思ったら、盛り返してきた。本当に死んでいたヤマニンゼファーほどじゃないけど、見事な粘り。でも、連れてくる馬が違う…まあ、仕方ないけどね。長い長い写真判定は、私の周囲でも「わかんねえ!」って騒いでいた。私は「ドッチかと言われればウオッカと言っておくけど…」と予想したけど、「いやあ、ダイワが残しているように…」って意見もあった。同着でもおかしくはなかったね。結果1着はウオッカ。2着はダイワスカーレット。3着は、なんとディープスカイ。三強対決そのまま決まりである。ああ、余計なこと考えたばっかりに…
 
 とにかく三強は強かった。ディープスカイも、道中口割って3着だからねえ。本質的にはマイル前後の馬なんだろうけど、ここは見事だったと言っておこう。ただ、次走のJCはどうかねえ。力はあるけど、距離にはやや不安ありかなあ。似たようなことはウオッカにも言えるけど、コッチの方がまだ対応できるかな。とはいえ、逆転の可能性はあるかも。ダイワスカーレットは有馬記念直行らしいけど、直線短い中山ではウオッカ逆転はありそうだ。ま、いずれにせよ今後のレースが楽しみだね。
 
 競馬は賭け事だ。それは大いに認める。けど、やっぱりそれだけじゃない。単なる見せ物としても面白いよ。今回は特に「いいもの見せてもらった」んじゃないかなあ。観て面白いレース求めて海外へ出かけちゃうような私としては、大いに満足だと言っておこう。馬券外れたけどね(笑)。
 
 しっかしまあ、相変わらず魔神は魔神だった。どうしてこう相性悪いかねえ。やはり今年も関帝廟に「魔神退散」を祈りに行くべきだったか?なんかこう、根源的にこの相性の悪さを断ち切れるような神様はいないものかねえ。美髭公関羽殿でも一時的解決しかできない以上、後はキリストかヤハウェ?エルサレムでも行ってこようかなあ…
 
 とまあ、菊に続いて秋天も駄目だったワケだけど、まだ秋の大レースは山ほど残っている。これに懲りず、次こそ当てたいね。えーと、次は…今週お休みで、その次に私の苦手な牝馬限定のエ女杯?うーむ…

11月5日 哀しいお知らせ2008/11/05 23:51

PC完全死亡…

11月7日 哀しいお知らせ続報2008/11/08 00:27

その後の調べにより、ごくわずかながら復旧の可能性が見つかりました。よって現在作業中ですが、諸般の事情により心が折れそうです…

11月9日2008/11/10 01:11

 かなーり久々に献辞。BS殿、本当にありがとうございます。知識・経験面からのアドバイスは言うに及ばすですが、特に精神的支援(こちらの愚痴を聞いてくれる)がデカかったです。大いに助かりました。
 
 いやー、まいった。PCブッ飛ぶのは話にならんですよ。極めてアホらしいエピソード満載なので、詳細に紹介しましょ。
 
 前々から動作が奇妙だった我がPC、FKP改。トドメを刺したのは、Windows XP SP3でした…だって、インストールしろって言ってくるんだもの!ただ、一応イヤな予感はしていた。問答無用でインストールしないトコロをみると、「何か怪しげなコトが起きても、それはユーザーの責任ですから」という言い逃れがあるに決まっている。もっとも、タダでさえ動作のおかしいPC、これで多少は良くなるかも…と、考えてしまいました。
 
 結論。最悪。意味不明なことに、機器の内容を勘違いしていやがる。FKP改の構成は非Intel製マザーボード+Radeon9600(VGA)のはずなのに、何故かIntel製オンボードVGA(言ってみれば一体型。安いけど性能が低い)だと認識していやがる。VGAのドライバを更新しようにも、そもそもVGAを認識してない。全くもって理解不能な現象である。
 
 修理すべく何度か再起動を繰り返していたら、ついに恐れていた事態が…Windowsが起動しない。HDDの読み込み音から察するに、画面表示系ではなくWindowsがイカれた模様。何が原因か知らないけど、ソフトのかなーり根っこから壊れたようだ。
 
 ここで諦めるワケにはいかない。とにかく救えるものは救わないと。そんなわけで、Windowsの再インストールを開始した。インストールCDから起動し、インストール先を選択し、ファイルをコピーし、さて再起動…のはずなのに、謎のメッセージを表示して起動せず。な、何故だ!
 
 このメッセージ、インストールマニュアルのドコにも載ってない。そこでまあ、「私が何にハマっているのか」理解してくれそうな知人を選んで電話連絡してみました。その結果、とりあえずの対処方として「あるファイルをフロッピーにコピーし、内容を編集した後で上書保存する」ことで解決できるのでは…というアドバイスが得られた。
 
 フロッピー使うのは久々だ。今時誰もこんなもの使わないでしょ。未使用のフロッピー発掘に成功したけど、それでも「生きて」いるのやら…と思って突っ込んでみたところ、懐かしのアクセス音ゼロ・読み込みランプ未点灯。はい、フロッピードライブの方が死んでいました。先代FKPからの流用品だから、ブッ飛んでいても文句は言えないんだけどさあ…この時点で心が折れ、PC死亡宣言を出しました。
 
 翌日、愚痴を聞いてもらうべく再び知人に連絡を取ったところ、「USBメモリ使えば何とかなるのでは…」とアドバイスが。なるほど。幸いUSB接続のHDDは認識できているので、USBメモリも認識するはず。私の手元にはUSBメモリがないけど、あんなもの安値で入手できる。早速購入して問題のファイルをコピーし、これまた発掘されたサブマシンもどき(Windows98が動いていた)に接続…したところ、USBメモリが認識されない。何故どうして!これはUSBメモリの容量が多すぎたらしい。これでも「2GBだと認識しないかもしれないから、1GBにしとくか」って選んだのに。
 
 こうなりゃ仕方がない。漫画喫茶に行って比較的新しいPC使うしかない。当たり前だけどあっさりUSBメモリを認識し、問題のファイル書き換えに成功。これで復活の望みが…と思ったんですが、やっぱり駄目。どうもシステム内の何かが「怪しげな記述」を頑固に記憶していて、「このファイルのこの数値はこれだぁ!」と主張しているらしい。その数字じゃマズいから書き換えようとしているんだけど、何度上書き保存しても元の数値に塗り替え直す。
 
 この時点で打てる手は2つ。HDDをフォーマットして「問題のファイル」を消し去るか、復旧を諦めてデータサルベージに移行するか。もちろん、復旧を諦めました。こっちの方が金銭的出費が多いけど、データの方がどう考えても大事だからね。
 
 そんでもって本日、新PC購入してきました。狙いはショップブランド。今じゃ自作より安上がりだからねえ。流用パーツが多数使えるなら自作でもいいんだろうけど、実はFKP改はケースにちょっとした難あり・VGA流用不可・HDD&光学ドライブは旧規格(まだ使えるけど、そろそろ乗り換え時)、メモリもCPUも古いときてる。いずれマシンを乗り換える必要があったんだな。
 
 まあ自分1人でも買えたけど、参考意見聞きたくて知人を呼び出し、一緒に秋葉原を散策。「秋葉原で買う意味ドコに!」ビックカメラを回るとか、民事再生法適用決定記念でツクモで買う…といったギャグ(ツクモは本当に行った)を飛ばしながら数店見て回り、ドスパラのAMDモデルを選択した。クソ安いモデルだけど、一応Windows Vistaにアップグレードしてもそれなりに動くはず。OS絡みのトラブル嫌ってXP突っ込んだけど。
 
 このモデルを選んだ理由は、1)コストパフォーマンスが良い、2)ケースの拡張性が多少期待できる、3)私はAMDマシンに抵抗がない、の3点。あんまり安いモデルだと、我慢できなくなって年内にも何かしら増強に走りかねない。ケース狭いとデータサルベージ用HDDを接続するのも大変だ。
 
 問題はAMDマシンだってコトかな。この会社のCPUは「信用できねえ」って人間が多くてねえ。ちょっと前、鳥の名前を付けていた時に「焼き鳥」(CPU炎上)を量産したという伝説が…私もいいイメージは持っていない(突如死亡した初代FKPのことは忘れられない)けど、まあ初代FKPは性能的にはいいマシンだった(死んだ時もデータを吹っ飛ばしたりしなかったし)こともあり、値段安いんならこれでいいかなと。
 
 ただ、気に入ったからと言ってすぐ飛びつくワケにはいかない。今や旧規格と化したサルベージ用HDDを接続可能かどうか、確認する必要がある。量販店と違ってこーゆー質問ができるのが、専門店の強み。結果「コネクタついてます」ってんで、このマシンを購入することにした。
 
 マシンのセットアップは比較的あっさりと。OS入れて、ドライバ(各種部品・機器を動かすためのソフト)入れて、ネットに繋げるようルーターに接続して…って作業を経て、徐々にPCっぽい動作をするようになりました。データサルベージは…接続してみたところ、なんかフツーに内蔵ディスクとして認識してくれた(当たり前のことなんだけど)ので、助かりました。大事なデータは大半が生きてます。ただまあ、「逝ってしまった」データも多いし、アプリケーションは片っ端から再インストールだ。何より、アンチウイルスソフトのシリアルNOが確認できない(おそらく死亡した)ので、本当ならネット接続は危険ときてる。完全復旧はかなり先の話だろうね。
 
 なお、旧PCであるFKP改は、この後再度復旧作業を行う予定である。今回、「予備のPC」の必要性を思い知らされたので。最低限の機能さえ取り戻せば、後は「こんなこともあろうかと!」要員にはなるでしょう。光学ドライブだけ流用する(不可能ではないはず)案もあるけど。
 
 なお、今回の件は色々と身にしみたので、教訓とより詳しい技術データを後日お届けしたい。今日はさすがに疲れた…

11月10日2008/11/11 03:12

 新PCは、徐々に使えるようになってきた。なにしろ昨日まではセキュリティソフトすら導入できてなかったからなあ。旧システムが「何もかも吹っ飛んだ」関係上、ユーザーIDその他諸々が不明だったからね。仕方ないので、先にネット接続を回復し、メールで各種問い合わせを送信して復活。このソフトが「諸悪の発端」だったので、別のソフトに乗り換えようかとも考えたけど、カネかけずに復旧できたから良しとしよう。
 
 ここで大事な連絡事項を。データサルベージの結果、前にもらった電子メールのデータが「壊滅」してることが判明しました。痛いなあ…おかげで、こちらから電子メールで連絡を送れない(メアドがわからない)状態です。返答保留してたメールなどはなかったはずなので、現時点で緊急対応する必要はないはずですが。私の返答をお待ちの方は、念のため再度メールしていただければ幸いです。
 
 本日は、昨日より多少詳しい「Windowsの吹っ飛び方」と、そこから得られた教訓を少し語っておきたい。こーゆーことは滅多に遭遇しないと思うけど、遭遇したらタイヘンだからねえ。皆様の参考にはなるんじゃないかなあ。
 
 そもそも旧システムが吹っ飛んだ理由だけど、現時点では詳細は不明。セキュリティソフト付属のシステムチューナーが発端となったのは間違いなさそうだけど、より具体的に何をやらかしたのかは全く不明。どうもシステムの奥底からいじくって問題を引き起こし、それに気づかぬまましばらく使用していたようだ。
 
 最終的にトドメを刺したWindowsXP SP3導入だけど、これ自体が原因ではなさそう。むしろ「以前からおかしかった部分が表面化しただけ」のように思われる。ただ、証拠はない。何となくそう感じるだけ。動作がおかしかったのは、前々からの話だからねえ。
 
 理由はよくわからないけど、症状としては「Windowsの奥深いところで問題が生じた」のは間違いない。SAFEモードですら起動しないんだもの。後の再インストール作業に支障が出ているトコロを見ると、おそらく誰がやっても復旧の望みはなかったのでは。
 
 ちなみに、この時点で起動ドライブ内のデータは「失われるかもしれない」と覚悟した。もちろん救える限りは救うんだけど、駄目なものも多いだろうと。実は、この時点でPC復旧ではなくデータサルベージを優先していれば、より多くのデータが救えたはず。ただ、ロクなサブPCがない状態では、データサルベージもへったくれもない。
 
 余談だけど、Windowsが緊急時に実行できるコマンドってのは、昔懐かしいDOSレベルである。これの何が困るって、ロングファイルネームに対応できないのだ。つまりはまあ、Windowsが死んだら、回復コマンドでファイルの待避はできないと思った方がいい。
 
 仕方なく再インストール作業に取りかかったわけだけど、うまく再インストールしない。これまた原因が特定できているワケではないけど、怪しいのはやはりシステムチューナー。こいつがWindows起動を早めるため、あるファイルの数値を書き換えたようなのだ。
 
 私がUSBメモリ買ってまで書き換えようとしたのは、この数値である。ここを直せば起動すると決まったワケではないけど、ネット上の情報によると「とりあえずその数値を書き換えろ」って指示があった。フロッピー死亡だのUSBメモリ認識問題だのといった無意味な過程を経た末とはいえ、私もこの数値を書き換えることには成功した。
 
 問題は、何故かその数値が「必ず再度マズい数値に置き換わる」ことである…何でだ。これは心底わからん。何度か試行錯誤した結論はこうだ。肝心の数値以外の部分については、上書きの結果を反映している。にもかかわらず、肝心の部分だけは上書きの結果を反映しない。これはおそらく、別の何かが「そこの数値はこれである」と記憶していて、かなり強引に数値を(よりによってマズいものに)修正しているようなのだ。
 
 この「別の何か」については、特定できてない。OS無しモデルを買って同じディスクでインストールした現行マシンが「マトモな数値」でインストールされていた(いちいち確認した)トコロを見ると、「WindowsインストールCDにあるファイル」は無罪だろう。でも、いわゆる「Windowsを動かすために必要なファイル」は、大半が再インストールの際に消去もしくは上書きされるはず。私の能力では、ここから先はわからなかった。
 
 この時点で打てる手は2つ。データサルベージを完全放棄してHDDをフォーマットしてしまうか、データサルベージを優先して新しいPC購入するかである。結論としては後者を選んだわけだ。PCの性能が陳腐化しつつあったこと、ファイル全滅は可能ならば避けたかったことを考えれば、まあそうなるだろう。機器が新しく、なおかつごく最近バックアップを取っていれば、別の決断になったと思うけど。
 
 正直言って、今回の私は不味い決断をしたと思う。ハードを見切るのが遅すぎた。確かに、動作が不安定なだけで「即時使用停止、機器移行手続き開始」って決断は取りにくかった(本当ならばそうすべきだった)とは思う。問題は、Windows死亡直後だ。ここで復旧を試みたのは、ちょっと余計だったかも。この作業の過程で死亡したと思われるデータは多いので。多分メールもこの時点でヤラれた。他に壁紙とスクリーンセーバーも完全に失われている。これらはWindowsがクラッシュした時点で「すでに死亡していた」可能性もあり、事態が事態なだけに諦めざるを得ないデータではあるんだけど…
 
 そんなわけで、今回の教訓。PCがヤバくなったら、まずデータサルベージ用のPCを用意すること。常時2台以上PCを所有しているのが望ましいくらいだ。Windowsの場合、「非常時にできること」は全く期待できない。Windowsがマトモに動いていないとできないことが多すぎるのだ。そのため、「死ぬ時は何もかも道連れ」にしようとする。救えるものは救おうと思ったら、サブマシンをどっかから持ってくるしかない。もっとも、「サブマシンにHDD付け替え、データサルベージできるだけの知識がある」ことが前提だけど。
 
 教訓その2。バックアップは大切です。今回、ちょっと前にUSB接続のHDD導入したのが大いに助けとなった。「現時点で心底大事なデータ」はこっちにあったからねえ。マシン買い換えが近いからと、データ移行にとりかかっていたのが幸いした。ただ、日常的に更新されそうなモノ(メールはその代表)は直前になってからバックアップするつもりだった(ある意味当たり前ではあるけど)のが…
 
 まあ、ある意味わかりきった教訓なのかもしれないけれど、それでも折に触れて思い出す価値はあるんじゃないかな。PCに障害発生なんて、誰にでも起こりうることだからして。

11月13日2008/11/13 23:51

 PC死亡のゴタゴタで遅くなってしまったけど、野球の総括をしておこう。一応順位予想なんぞもしたことだし。なお、この順位予想は「やたらスパムがつけられる」という理由で削除してます。今回はその反省に鑑み、チーム名は少しボカすことにしました。ご了承ください。
 
 順位予想の結果だけど、大外れでした。ま、順位予想なんてそんなものだよね…とはいえ、少し細かく振り返ってみたい。なお、私の順位予想はきちんと過去のモノ(保存してあって、生きていた)を参照しています。
 
 まずはパから。6位は何と首位予想した鷹。あの投手陣でこの成績とは…やはり監督絡みのダメージが大きかったのか?この成績は唖然呆然ですね。正直、敗因は分析し切れてません。
 
 5位は予想通り黄金鷲。正直、私の予想より頑張ったような。岩隈完全復活が最大の要因でしょう。ただまあ、ここから上に行くには、まだ足らないモノが多いような。かなり良くなってきているけど、上位進出にはもう少し時間がかかると予想しておきます。
 
 4位はガム。2位と予想したのに。中継ぎ・抑えが予想よりは良くなかったかな。ただまあ、来年は相変わらず上位争いできる力はありそうです。
 
 3位は予想と同じ北海道。投打ともに「あと一押し」足らなかった印象。良い意味でも悪い意味でも私の予想通りだった気が。
 
 2位は最下位と予想した牛。監督交代前は予想通りだったのに、いきなり浮上してきた。何があったのか、私もよく把握できてない。強いて言うなら、若手投手が台頭してきた印象がある。来期はどうなるのか、現時点ではよくわからないチーム。
 
 1位は、4位と予想した獅子。あれほどとは…打線は一発に頼り気味ってトコロまで予想通りだったにもかかわらず、結果は予想と大きく食い違った。難しく考えなかったのが、かえっって良かったのか?あと、強いて言うなら石井加入を甘く見すぎたかも。石井は「四球多いくせに投球テンポがやたら良い」投手で、味方打線を活性化する傾向がある。これが吉と出たのかもね。織り込んだつもりではあったんだけど…
 
 セに行こう。6位は5位予想の星。投手も打線も元気がなかった…期待の新戦力はいるけど、総合的にああ弱体化してはねえ。しばらくは戦力回復に努めるしかないでしょう。
 
 5位に4位と予想した我らが燕。若手投手に期待しすぎたかな?ただまあ、来期はもっと良くなってくれるでしょう。問題は打線。いくら何でも迫力なさすぎ。とはいえ、前年最下位のチームから打線の核と最多勝投手が抜けてコレだから、来期はさらなる向上を期待してもいいのでは?4位ぐらいに(苦笑)。
 
 4位は最下位予想した鯉。4番とエースが抜けてこれだからねえ。何だかんだ言ってしぶといなあ。来期はホーム球場刷新がどう出るか、かな。
 
 3位。2位と予想した竜。このチーム自体がどうこうではなく、上に1チームじゃなく2チームいたってことではないかと。来期は新戦力が台頭しないと、ちょっと厳しいかもね。
 
 2位。3位と予想した虎。先発がかなり踏ん張ったからなあ。しかしまあ、何で優勝できなかったのかは、正直よくわからない。未だ理解に苦しんでいる。おまけに監督交代だからなあ。来期どうなるのか、現時点ではよくわからない。
 
 1位は予想通りジャイ。生え抜きはだらしなさが目立った気もするけど、移籍組があれだけ活躍したらねえ…少なくとも今期に限っては、「大補強が大正解」だったと思う。
 
 予想を離れて今期を総括してみると、「監督の大切さ」がクローズアップされた年だった気がする。いやまあ、結果が全て監督のせいってワケではないけど。鷹は監督の「体調不良」が響いた気がするし、獅子や牛は監督交代が大きく吉と出た。虎はシーズンの結果はともかく、CSの結果は監督人事と無縁じゃなさそうだし。ま、ある意味たまたまだとは思うけど。
 
 我が燕に関して言えば、まあこんなものでしょう。もう少しやれたとは思うけど、ジャイにあの成績ではねえ…今にして思えば、開幕三連勝がむしろ余計だったか。あのおかげでムキになってかかってこられた印象がある。2勝1敗ぐらいにしておき、「ただじゃやられないけど、やっぱりかないませんな」って印象を与えて油断させておけば良かったのでは(苦笑)。は、そーゆー青臭さが、良くも悪くも原監督らしい。
 
 今年は野球でも色々あったけど、終わるとやっぱり寂しいね。ま、野球ってのはそーゆーものだ。来期は明るいことを信じて、しばらくはオフシーズンを楽しみますかね。え?アジアシリーズ?WBC?ああ、そんなものもありましたねえ(苦笑)。

11月14日2008/11/15 04:09

 新PCの設定は、とりあえず8割方完了した。もっとも問題はここから後。必要なCD・DVDやコードを「発掘」しなきゃならないものが中心になるので。ある意味馬鹿馬鹿しい作業ではあるんだけど…
 
 本日の話題は、またもPC関連。いや、最近では一番関心の深いコトですから。新PCの素性について、少し細かく語ってみようかと。一応名前付けたことだし。
 
 今回購入したPCは、ショップブランド品。OSは手元にあったので、OS無しモデルを選択。コレを選択できるのがショップブランドのいいところ。値段は安い。高級品は手が出ないっす。ただ、最安値の品ではない。メモリとHDD容量には余裕を持たせたかったので。
 
 CPUはAMD製のAthron 64 X2 5000+って型。マザーボード(以下マザボ)はVGA一体型(トータル価格は安くなるけど、性能は落ちる)のAMD780G。VGAはRadeon HD3200相当。同価格のIntel系と比べた場合、CPU性能はほぼ五分でVGA性能がやや高いはず。なお、サウンド系も多少上らしい。ヘッドホン使用してる私の場合、あまり関係ないかもしれないけど。
 
 別にIntelには恩も恨みもない(FKP改死亡はソフト側のせいだと信じている)けど、何故か私はIntelのマザボを使ったことがない。他社製にすると、似たような価格で少し上の性能が入手できることが多いから。わかりやすく表現すると、「面白みがない」となるかな。ただまあ、PCに面白みを求めてどーすんだって話はある。今回は事情が事情なのでIntel製でもいいかなと思っていたんだけど、CPU含めてAMDの品選んじゃったわけだ。
 
 もっとも、私はAMDは「あまり信用してない」かもしれないけど、ATI(VGAメーカー。AMDに吸収合併した)にはこだわりがある。というより、ライバルのNVIDIAってメーカーのVGAが好きになれなくて。昔々のRIVA TNT(懐かしいなあ)時代の味付けがどうこうって印象で語っているので、最近は似たようなモノなのかもしれないけど。今回の選択も、「AMDのCPU&マザボは信用できないけど、ATIのグラフィックは魅力的」だった。
 
 性能は良好…なんだと思う。旧PCのベンチマーク(性能比較ソフト)数値が片っ端から吹っ飛んだ関係上、比較できないんだけど。もっとも、私が持っていたベンチマークはお遊びレベルの品ばかりでねえ。ファイルサイズがデカいので、定番である「3DMark06」すらインストールする気になれず。
 
 体感速度?今のところ良好かな。ただまあ、ちょっと前に「不具合抱えた遅いマシンに慣れた」ところだったので、あんまり参考にはならないかも。そもそも、クソ重いアプリはあまり運用してないし。理屈の上ではVistaを運用してもさほどストレスを感じないはずではあるんだけど。これに関しては、「実はVista SP2?」ことWindows7を待って乗り換える予定。
 
 HDDは現状3台接続している。サルベージした旧データをどこにどう保存するのか、まだ方針が決まってないので。一応近日中にどこかへ丸ごとデータを移し、フォーマットして旧PC復元用に使おうと思ってはいるんだけど。ただ、旧PC復元を急ぐ理由は何もないので、このままデータバックアップ用として運用してもいいかなと思い始めている。なお、理由不明だけど旧PCのHDDが一番静か(USB接続のディスクはともかく、新PCのHDDが案外五月蠅い)なのは愛嬌か。データ転送速度は遅いはずだけど。
 
 ショップブランドPCってのは、要は「店が組み立てた自作PC」みたいなモノである。よって、中身をいじるのはメーカー製PCより簡単なはず。つーか、もう一度増設作業しているし。CPUとメモリはしばらくこれでいいけど、VGA(追加できる)は取り付けたいかなあ。メモリをメインと共有しているので、多少なりともメモリ増強効果があるし。グラフィックがクソ重い最新の洋ゲー(海外のゲーム)なんぞやるつもりはないけど、ある程度は速いほうが気分いいし。一応は「いじり甲斐がある」ことも考えてあるんだな。
 
 なお、買ってから少し後悔したトコロが1つある。色だ。深く考えず「じゃあ、これ下さい」で購入決めたら、店員が何も聞かず展示品と同じブラックの品を出してきた。別にどーでも良かったので文句言わなかったけど、よく考えたら旧PC(色は白)から光学メディアドライブを転用すると、みっともなくなる。おかげで転用する気が失せてしまった。ホワイトモデルもあったはずなのに。
 
 とまあ、わからない人にはわからない話ばかりしてきたので、最後は比較的わかりやすい話で〆ましょう。PCの名前は、悩んだ末にFloral Pegasusにしました。先代がFairy King Prawnでその前がフジヤマケンザンと、「Fがつく馬」だったので、今後私のPCは「F男と同じFがつく競走馬」で統一することにしました。Frozen Fireも有力候補だったんだけど、エプソムダービー大惨敗、愛ダービー圧勝といったド派手かつ不安定な馬ではなく、成績が安定している馬を見習ってほしいかなと思って。本当なら大金おごってくれた馬なんだけど、今それで命名すると「金返せカルナバリート」号(武蔵野Sで負けたからではなく、ダイワエンパイアにしこたま張り込んでしまったのである)になりそうで…(苦笑)

11月16日2008/11/17 01:43

 ポルトフィーノ、やるなあ。さすがエアグルーヴの娘。カラ馬のくせに真面目に走った時点でタダ者じゃないけど、4角で大きくふくらんで他馬に抜かれた後も、いちいち差し返してくるところが何とも…よっぽど「他の馬が前にいる」のが気にくわないんだろうなあ。その勝負根性は褒めていいと思うけど、あんな気性で道中折り合えるのかは何とも。
 
 でも、本日は馬券買わずに同人誌即売会行っていました。つーわけで、コミティアのレポートを。カレンダーの季節だけに、気合いは入っていました。
 
 カレンダーと便せんなんて売り切れるモノじゃないので、ややゆっくり家を出ました。寝坊したとも言うけど。入場証代わりのカタログ買って(実は危うく売り切れるところ)、会場に潜り込み、物色開始。今回はテーマが明快なだけに、気分は楽でしたね。
 
 本日は何となく「ハードルが高い」気分だった。場合によると「買い占めじゃあ!」なんて気分になり、便せん・カレンダーを片っ端から購入しちゃうんだけど、本日は悩んだ末に見送った品が続出。
 
 これはおそらく、かなり最初の方に「買いたかった品」を入手できたのが理由だろう。去年買った同人カレンダーの2009年版を入手できたのだ。同人だとこれはそれなりに難しいこと。毎年作っているとは限らないからねえ。ここで大きく満足感を覚えたので、その後の吟味が厳しくなったようだ。
 
 悔しいのは、今年も「同人版週末集約カレンダー」を探し出せなかったことか。何でみんな「日曜に始まり、土曜に終わる」カレンダーばかり作るかなあ。一般的な配置が悪いとまでは言わないけれど、同人なんだから「他と違う」品を作ってもいいと思うんだけど。誰にも理解されない思想ではあるんだろうけど、ここではあえて文句を付けておこうかな。
 
 同人カレンダーも本番は年末のコミケなので、本日は4つ「しか」購入していない。個人的見解ではもう少し多くても良かった。しかも、うち3つは「卓上版2月めくり」である。月めくりもいくつか見かけたんだけど、正直気に入らなかった。動物モノ中心だったので。私はいわゆる「動物モノ」の点は辛いんだよ。ましてやカレンダー、馬と魚の導入がデフォルトなので、よほどの出来じゃなければ動物モノには手を出さない。
 
 ただ、残る1つが「壁掛け半年めくり」という、珍しい品であるのは良かった。このデザインだと、通年カレンダーとほとんど同じではあるんだけど。こういう、「機能性を損なわない範囲で珍奇なデザイン」をしてるカレンダーってのは、私の評価が高い。ヲタク絵柄だけでカレンダー評価してるワケじゃないからね。
 
 カレンダーのデザインは、結構難しいと思う。絵柄と日付部分のバランスをどうするって問題があるので。更に、凝った品はタテヨコの比率もいじることが可能。ま、そこまでの品はあまり見ない(紙の特注は大変だ)けどね。最近多いのは、2つ折りタイプか。A3~B4の紙の半分にイラスト・残り半分に日付が入り、2つに折って売っているものだ。絵に折り目を付けず畳んで販売できるのが、ウケてる理由か。これだと絵柄:日付が1:1になるので、バランスは悪くない。ただ、私に言わせるとやや面白味に欠ける。かといって「大半が絵柄、日付はストレートタイプ」ってタイプも考えモノかな。
 
 じゃあ、どーゆーものがいいのか?少し考えてみた。規格のたぐいを無視して考えるのなら、紙のタテヨコ比と絵柄:日付比を黄金比(安定していて美しいと定評がある。細かいことは検索して下さい)にすることかな。これだと絵柄部分は正方形、日付部分はまた黄金比長方形になる。もっとも、これだけ凝った品は印刷するのが大変(だから紙の特注は…)だろう。紙サイズはよくある白銀比のもの(2つ折りしても形が変わらないもの。A4やらB4やら)として、絵柄:日付比率を黄金比とするってのが限界かな。
 
 絵ではなく写真を使うのなら、こういう考え方もできる。写真ってのは大抵四六判の紙に焼き付けされる。これは単辺:長辺の比率が5:6だ。これを一切切り取らずに、縦置きした普通サイズの紙に横置きしたものを「絵柄」とする。こうすると6割弱が絵柄、残りが日付部分になる。案外この手法が一番バランスが良いのかも。なお、PCの画面サイズによくある比率、つまり4:3(800×600とか)だの5:4(1280×1024とか)だのを基準にしてこの考えを採用すると、絵柄:日付が1:1に近づく(比率計算すればわかる)ことになる。ヲタク系絵柄、特にエ○ゲーメーカーのカレンダーに2つ折りタイプが多い理由はコレじゃないかな。切り取る範囲が少ない割にメリットがでっかいので。
 
 便せんもカレンダーも、お互い無関係な絵柄と文字情報(便せんなら本文欄、カレンダーなら日付)をどう混在させるか…って課題に共通点がある。つまりはまあ、私はそーゆーモノが好きなんでしょ。そうやって考えれば、別に卑下するような趣味ではないはず。ただ、現実問題として便せん&カレンダー集めまくっている男(女性にはいるらしい)は他に聞かない。まあ、世の中なんてそんなものだ。
 
 今回は数の面では不作だったけど、どーせ本番は年末だ。今から飛ばしすぎて燃え尽きるよりは、余裕残しが正解でしょう。来年も良い年を迎えられるよう、頑張って吟味しないとね!

11月18日2008/11/18 23:56

 昨日は「ヒトラー電撃戦」の作戦研究にハマってしまい、更新できなかった。次号掲載予定の原稿はほぼ完成しているんだけど、その次のための研究が…基本方針についてはともかく、細部はまだ悩む余地が多くて。
 
 本日の話題は、来年以降の競馬について。JRAから2009年の日程が出たからねえ。不可思議なモノも含んでいるので、その辺も含めて感想を述べてみようかと。
 
 来年の日程には、見慣れないモノが存在する。「グレード表記のない重賞」だ。3回新潟4日目(8/23)にレパードS(3歳限定、1800ダート、馬齢重量)って重賞が新設されたんだけど、この競争にはグレード表記がない。Gうんたらでも、Jpnうんたらでもないのだ。なんだそりゃ。
 
 理屈は単純。このレースは国際競走なので、日本側が勝手に設定した基準でレースの格を決めることはできない。国際基準に従えば、このレースは格を定めるに値しない競走(過去の実績がないので、決めようがない)扱いになる。そんなレースを重賞と呼んでいいのかは考えモノだけど、年間予定表に掲載する必要がある以上は、「重賞」として扱うしかないんでしょ。
 
 このレースの扱いについては、色々あったと推測される。JRAにしてみれば「国際的にはともかく、国内的にはJpnⅢ」ってコトにしたかったんだと思われるけど、そーゆー二重表記は駄目だと、どっか(JRA内部か外国なのかは知らないけど)で決められたようだ。一応外国の競馬にも関心が深い私にしてみれば「ふーん」で終わりだけど、アタマの堅いヲヤジ連中は文句言いそうだな。日刊ゲンダイ名物?「止まり木ブルース」(競馬予想連動小説)で、「何だこりゃ」って文句付ける登場人物が出ると予言しておこう(笑)。
 
 その一方で、時期と距離を変えて復活したフェアリーSはGⅢになっている。まあ、どうもJpnうんたらは国際解放すると自動的に「数字そのままでJpnをGに変換していい」らしいので、「新設じゃないよ、復活だよ」と主張すれば通るのかもしれないけど…暮れの2歳戦を年明けの3歳戦にして、距離も伸ばして「新設じゃない」と主張するのは、かなーり強引だとは思うけど。
 
 国際競走については、2010年に全重賞を解放するそうな。つまり、Jpnうんたらって表記はその使命を終えることになる。国際化推進…と言えば聞こえはいいけど、実は「日本ダービーは、国内ではJpnⅠだけど国際的にはGⅡ」という心配が払拭されたからかもしれない(苦笑)。ま、紛らわしい表記が減るのは歓迎としておこう。私はカゲキなまでの国際解放推進論者だからして。
 
 その一方で、混合競走の割合は劇的に増えたりしない(かなり増えてはいるけれど)ようだ。つまり、マルガイへの差別はまだ続くと。国内馬産農家保護を考えたら、こういう方向で妥協するしかないとは思うけどね。とはいえ、米国経済はかなり弱っていて、日本経済はそれよりは多少マシになりそうなので、来年~再来年ぐらいには「強いマルガイ」が入ってくるかも。海外のセリの結果まで見てないから、断言はしにくいけど。
 
 これと時を同じくして、もう1つビッグニュースが発表された。外国人馬主の承認だ。これでついにゴドルフィンが日本へ上陸…とはいかない。どんな議論の末だか知らないけど、個人馬主限定で認められることになったのだ。ゴドルフィンは個人ではない(ドバイの殿下方が共同で運営)ので、この名前で日本馬を持つことはできないわけだ。でも、だからどーした?シェイク・モハメド殿下(ドバイの首長)名義で申請すりゃあ、実質ゴドルフィンだ。
 
 ゴドルフィンが日本に本格上陸してくると、どうなるのか?とりあえず、影響は大きそうだ。なにせ馬産に関してはすでに上陸済みで、派手に牧場買っているからなあ。ちょっと前には、西山牧場(この世界じゃ名門の1つ)が買われてニュースになったくらいだ。つまり、「送り込む馬」は内国産含めて山ほど用意できる。「実質的に専属厩舎」なんてモノが登場する可能性はある…どころか、むしろ「ドコがそうなるのか」って問題かもね。
 
 ま、だからって天才デットーリが乗りに来るとは考えにくい(本家の方で忙しいでしょ)けど、気持ちだけは殿下の走狗であるこの私、必要とあればシャルジャ(アラブの民族衣装)かぶって応援に行きますよ!だって殿下だもの。こと競馬とチョコレートに関する限り、私と趣味が似ている方だもの。国防大臣経験者なので、軍事絡みでも話ができるかもね。さすがに便せんとカレンダーを愛でるって話は聞かないが(笑)。
 
 競馬も色々と様変わりした。私が競馬始めた頃には考えられもしなかった話が、今じゃ当たり前になってきているし。これから先も色々変わっていくんだろうけど、「競馬は楽しい」って部分だけは不変かな。今週末もGⅠだし、思い切って勝負しますかね!ただし、堅いところ(現状では素直にスーパーホーネット狙い)になりそうだけど…

11月19日2008/11/19 23:32

 明日を考えると本日は「更新しない方が無難」なんだけど、こんな面白いネタを見つけてしまっては、黙って眠れそうもないですね。つーわけで、「コマンド誌の同人ゲーム募集」について、思うところを語ってみようかと。
 
 この企画、採用されればその同人ゲームを紹介してくれるんだそうな。しかもレビュー付き。仮にボロクソに貶されても(やらないとは思うけど)宣伝になることは間違いない。悪くないアイデアだと評価していいだろう。
 
 ただまあ、これを実行に移すとなると、「勇気あるというか、無謀というか…」って評価になる気が(苦笑)。そこでまあ、私なりに多少ツッコミを入れてみようかと。私は間違いなくオンターゲット(コマンド誌を読んでいて、なおかつコミケに出入りしてる奴だから)なので、一応その権利があるんじゃないかなあ。
 
 引っかかるのは、募集しているゲームの対象が狭いこと。「シミュレーションゲーム」「歴史的なテーマ」が対象らしいんだけど、これじゃ「これは対象になるの?」ってゲームが山ほど出てくるし、明らかに対象とならないものに「むしろ採り上げてほしかった」って作品が続出する可能性があると思うんだな。
 
 たとえばだ。HJの「タンクハンター」「タンクバスター」は、シミュレーションゲームだと断言しにくい。作り手が「コレはシミュレーションゲームだ!」と主張する(当時のHJはそーゆー会社だった)のならともかく、「別にシミュレーションゲームじゃないから…」と思われてしまったら、応募してこない。そもそもシミュレーションゲーム業界は、より手軽なゲーム業界と比べて市場が小さく、そこにアピールする意味なんてほとんどないんだから。この手の「ミリタリーものを扱った、ライトなゲーム」を排除するような募集要項は、むしろコマンド誌側の損失になるんじゃなかろーか。
 
 「歴史的なテーマ」ってのも、ある意味余計かもしれない。昔ツクダが出していた、「ガンダム」系も「銀河英雄伝説」系も全滅ですよ。SFモノも駄目ってことになる。仮想戦(たとえば第三次世界大戦モノとか)は歴史物の一環だとしても、まさか「インペリウム」(GDW/HJ/国際通信社)を歴史的テーマと言い切る奴はいないでしょ。ファンタジー系も駄目ですね。「War of the Ring」(FFG)脱落だ。ついでに言えば、スポーツシミュレーションゲームも対象外。「APBA」(HJ)「パワーベースボール」(エポック)みたいなゲームは、応募してくるなってコトになる。
 
 かといって、明らかに「ソレを採り上げるのはどうかと…」ってモノも山ほど考えられる。代表例は「クイーンズブレイド」(HJ)かなあ。あれを「個人戦闘をシミュレートした作品」(昔はそーゆーゲームだったんだよ!そもそも原型は第一次大戦時の空中戦ゲームなんだから)と主張されてもだなあ…って気がするのは確かだ。
 
 これはあくまで個人的私見だけど、今あえて同人ゲームを採り上げる以上、「典型的シミュレーションゲーム」に限定するのはマイナスだと思う。確かに、こういうものを採り上げ、読者に良質な同人ゲームを紹介し、あわよくばデザイナーなりライターなり…といった形で誌面に協力してもらうってだけで、一定の効果はあると思う。だけど、この狭い業界の話だ。典型的シミュレーションゲームのデザイナーなんて、同人といえど「この世界じゃ名前の通っている」人間の割合が多いのは間違いない。だから、新規デザイナー開拓効果はさほど期待できないのでは。
 
 ならば、むしろ「コマンド誌に掲載するかどうか、ちょっと悩む」モノこそ、あえてコマンド誌で採り上げる価値があるのでは?シミュレーションゲームとは呼べないけど、ミリタリー・歴史関連を扱っているゲームだの、シミュレーションゲームの手法を使ったSF・アニメ等をテーマとした作品だの(代表的なモノは上で紹介した)も排除せずに採り上げる。そこまでやってこそ、色々先の展望が開けるのでは。
 
 そもそもだ。コミケの「真価」の1つは、「商業誌じゃドコも扱ってくれない」品を扱えるトコロにある。ジャンル分けに苦悩するようなゲームなんてのは、その典型だ。それを取り扱わないなんて姿勢では、オリジナルゲーム投稿募集とあんまり変わらない効果しか得られない気がする。どうせ同人ゲームを扱うのなら、こういう「同人ならでは」ってモノから目を背けて欲しくないね。
 
 そんなこと言ったって、どっかで線を引く必要はあるのは確かだ。でも、それを「実際に作品を見る前に」判断できるか?私は「それはコマンド誌にとって損失の大きい考え方」だと思う。確かに、一番応募して欲しいのは「典型的なモノ」、つまり歴史的テーマを扱った、コマンド読者の大半がシミュレーションゲームだと認めるようなゲームかもしれない。けど、だからって「境界に位置するようなゲーム群」を最初から排除すると、良い作品を見落とす可能性が高まる。コミケという市場の性質を考えれば、むしろこういったモノから「採り上げる価値のある」作品を見つけようとする姿勢の方が重要じゃないかなあ。
 
 そもそもだ。コマンド編集部が「掲載すべきか悩む」って段階のゲームは、正直全部紹介してもいいくらいだと思う。理由は単純、コマンド誌の全読者が「こんなもの載せるなあ!」と叫ぶような品ならば、「掲載しようかどうか悩む」ワケないから。一部読者からの反発を承知の上で、「でも、いいゲームだと思うし、一部の読者には喜んでもらえそう…」と感じる何かがあるからこそ、掲載すべきか悩ましいワケだ。何もそんなゲームばかり紹介しろと言ってるワケじゃない。典型的シミュレーションゲーム5個紹介するのと同時に、1個ぐらいそーゆーゲームを紹介してもいいんじゃない?って話なんだから。
 
 もしコマンド編集部が、「それは誤解だ!そういう作品も積極的に採り上げる準備がある!」と主張したいのなら、即刻募集要項を改訂するべきでしょ。コマンドって雑誌の方向性と、あの投稿規定を見て「SFゲームもアリなんだ」と思う奴はいないと思う。少なくとも私はそう感じなかった。あの雑誌の読者には、少なからず「SFゲームを採り上げるのは、反対だなあ」と感じている人間がいることを考えれば、「そんなつもりはない」と解釈するのが普通であり、ある意味マトモな返事だろう。正直言おう。今回の私は、マトモなコトを主張しているつもりはない。ヘンな奴がヘンな主張をしているだけだ。
 
 私なりに難点を挙げるとするならば、レビュアーが裸足で逃げ出す危険性があることか。誰がレビューするのか知らないけれど、典型的シミュレーションゲームと典型的ギャルゲーを同時にレビューしろって言われて、対応可能な人物がそうそういるとは思えない(私は対応不可としておいてください)。とはいえ、この業界には「ウルトラマン」(バンダイ)を傑作だと言ってるゲームデザイナーもいることだし、コマンド編集部の努力次第では、対応可能だと思われる。「レビューの内容どころか、掲載すべきかどうかでレビュアーがガンガンやり合う」って状態を許容しさえすればいい(苦笑)。
 
 そこで提言。応募規定は思い切って、「コミケで売ってる、ゲームと称するモノは全部送ってこい!」にする。ただし、採用されるかどうかは内容次第。そもそもコマンド誌なんてマイナーな雑誌(世間的にはそうなる)がこう吼えたからって、実際にゲーム送る奴はあまりいないはず。よって、ドコをどう考えても採用される可能性がないモノ(コミケには山ほどある)が送られて困る…って可能性は絶無に近い。ここまでやって初めて「重要な欠落をほんの少し防げる」のでは?それにだ。もし「面白いけど、コマンド誌で採用するのは問題あり」って作品が本当に送られてきちゃったら、「コマンドいちねんせい」ブログで紹介するってワザも使えるじゃないか(苦笑)。
 
 本当を言えば、「コミケに来て、そこで足使って作品探して、面と向かって作者に採用許可求めろ」と言いたいくらいなんだけど、コマンド編集部にコミケでコレをやれと言うのは酷でしょ。コミケってのは「生き地獄」だからねえ。とはいえ、そこをヒイヒイ言いながら徘徊している私としては、「コミケで売られている典型的シミュレーションゲームをレビュー付きで紹介するって言えば、それなりの応募が見込める」などという考え方には、少しだけカチンとくるものがあるけどね。同人ってのは、カタログチェック(すごく大変)と足で探すモノだと信じているから。
 
 しかしだなあ、こうやって商業誌に同人ゲームの宣伝が掲載されると、また売り切れが早くなるような…なにせゲームは大量生産にあまり向かないので、ジャンルはマイナーだから…と油断していると、周囲にいる同ジャンルの売り子が買いまくった結果、「一般で入場したり、他を回ってから買いに行こうと考えたら買えなかった」ってコトもある。それを考えたら、この企画はポシャった方が私の利益になるような(苦笑)。私はコミケではゲームのことだけ考えていればいいワケじゃない(配置にもよるけど、「毎日西と東を飛び回る」のがデフォルトと覚悟している)からなあ…
 
 とまあ、色々文句を付けてきたわけだけど、基本的には「いいトコロに目を付けた」と褒めるべきでしょう。同人ゲームは「対戦相手を見つけるのがやや難しい」って欠陥があるので、それが多少解消されそうなのは大きい。ただ…手放しで褒めるほど、私は素直にできてはいません。つーわけで、色々吼えさせてもらいました。ま、「こんな意見もあるんだ」ぐらいに思っていただければ。私の推測では「同人ゲームなんて…」「典型的シミュレーションならともかく…」って意見の方が主流だろうからねえ。