8月29日2008/08/30 03:32

 まだ煮詰まっているんですけど。ブツブツブツ…つーわけで、今回は軽く。
 
 検索サイトのGoogleが打ち出した新サービス、「Google Street View」(以下「ストビュー」)を試してみた。いやあ、色んな意味でなんか後味悪いわあ…
 
 いやね、私はこのサービス自体に反対でも賛成でもない。色々意見があるのは聞いているけど、「まあ、地図の一種としては悪くないんじゃない?」ぐらいに考えていた。
 
 ただまあ、実際「細かく」使ってみると…見えすぎてプライバシーがどうこうってんでなく、なんか独特の違和感がある。たとえて言うなら、縄張りを荒らされたって感じかねえ。
 
 TVやら新聞・雑誌なんかで「自分が良く知ってる場所」が紹介されたりすると、なんか意味もなく嬉しかったりするもの。最初は似たような感覚が味わえる。けどねえ。しばらく使っていると、逆にイヤ~な感じがしてくるんですよ。「ここまで写すか」って感じで。まさに「縄張りを荒らされている」感覚かな。見ててげっそりしてきた。でも、ついつい色々見ちゃったけど…
 
 Google曰く、「現代社会にプライバシーなんてない」そうだけど、理屈はともかく、感覚的になんか納得しがたい気が。理屈じゃなく、自分の中の「ホモサピエンスって動物が持つ感覚」にケンカ売られているような感じがする。自分が写って無くても、なんか「見張られている」気がして仕方ない。ものすごーくイライラしてきます。まあ、これはあくまで私の感想であり、使い方によっては便利なのかなって気もするけど。
 
 ちなみにだ。ピンポイントで「この辺」って選んで見ただけなら、まだ我慢できる。知っている通りをドンドン進むような感じで見てゆくと、だんだんイヤ~な感覚が強まってくるようだ。太い道なら「明らかに車道から見た風景」(クルマ使って撮影しているようなので)なのでまだ落ち着いていられるけど、細い道だと露骨に「いつも見ている風景」に近いだけに、イライラ感が強まります。
 
 具体的にドコ見たのかって?まあ色々と。まずWINS後楽園~秋葉原(私の主要散歩道)と観察してゲッソリしたので、つい気になって色々見ちゃいました。なんか、「あっちもコッチも荒らされてる」のを確認したような気が…
 
 この感覚は、もうどーしよーもないんだろうなあ。別に我慢できないほどじゃないからいいけどさあ。ピンポイントでどうこうって話じゃないので、サービス停止以外に解決策はない。Googleって会社のことだから、多分サービス停止なんてしない。ま、この先範囲をどれだけ広げても、今以上に「困る」場所が増えるワケじゃないからいいんだけど。
 
 東京及びその近郊にお住まいの方、及びその他サービス範囲に入っている方(思ったより範囲が広い)、ためしに自分の家から最寄り駅まで連続して確認してみな。自宅ピンポイントも問題かもしれないけど、それとはちょっと違った「イヤな感じ」が味わえると思うんだけど。それとも、こう感じるのは私だけ?

コメント

_ asasin ― 2008/08/30 04:57

見ました見ました!
ビックリしましたよ。こんな田舎道でもあるのかと・・・
ばっちり家から駅まで行けましたです。
いつの間にどうやって撮ってるんだか、その労力に半ば呆れました。
車乗りには既にしてNシステムなる、凶悪な監視システムがあるので慣れているとは言え・・・やっぱりなんだかなぁ〜な気分にはなりますね。一億総シュタージ時代到来か!なんて。

_ F男 ― 2008/08/31 00:54

正確には監視されてるワケじゃないんですけど、なんか「監視されてるのと同じようなイヤな感じ」がしますよね。

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