3月15日 ― 2008/03/16 02:50
先ほど、一昨日のネタに対する鋭いツッコミに返答を付けた。やはり色んな意味で力量不足だ…色々説明が足らなかった。大反省。とはいえ、他にこんなコトやろうとする奴がいないことも事実。とりあえず書き散らかして、より「賢い」方々にこの問題について少しでも考えてもらうしかないんだろな…
実はここ数日、ちょっと気になっていたことがあった。どーでもいいことではあるんだけど、「気になると眠れない」んだよね…ってことでネットで調査した結果、明確にはわからなかったけど「どうやらチャンと研究が行われているようだ」ってことが確認できたので、調査を終了した。大事なのは答えそのものじゃなかったので。
その「気になっていたこと」とは…「ツンデレとツインテールの関係」である。あ、アホだ。でも、気になったんだよ。ここの読者を巻き込むつもりはないけど、少し解説を加えよう。
「ツンデレ」とは、明白な定義がある用語ではない。自然発生的に出てきた言葉なので。とりあえずは「普段ツンツンしてるけど、2人っきりの時にはデレデレ甘えてくる女の子」とでも言えばいいかな。なお、「知り合った当初ツンで、告白した(された)後にデレ」ではないかって説もあるんだけど、一般人にはどーでもいい違いでしょ。
「ツインテール」とは、グドンに食われた怪獣…ではない。アタマの両脇に髪を縛ってある髪型。正直、現実社会ではまず見かけない。秋葉原なら見かけるんじゃないかと思われるけど。マンガ・アニメ・ゲームに出てくる「珍妙な髪型」の1つだね。
一説によると、「ツンデレ」キャラは「金髪ツインテール」であることが多いそうな。少なくとも、最近複数のソースからそういう記述を見かけたのは事実。私自身の印象は「そうと言えるような、言えないような…」なんだけど。
そこで、本当かどうか気になったので調べてみました…と言ってしまえば話は早いし、これが間違っているワケでもない。ただ…より正確に言うと、「本当かどうか」そのものより、「真偽を調査可能なのかどうか」が気になった。この違い、わかってもらえるかなあ…微妙な違いに過ぎないので、「本当かどうか気になった」で片付けて何ら問題はないんだけど。
どんな言葉であれ、歴史的経緯ってモノが存在するはずだ。「言い出しっぺ」がいるはずだし、それが色々変化した結果として今現在使われている「定義」があるわけだ。その大半は由来がハッキリとはわからなくなっている(言葉なんて昔々から使われていて、必ずしも記録が残っているとは限らないので)けど、存在そのものまでが否定されるワケではない。
そう考えると、当然「ツンデレ」「ツインテール」にも語源はあるし、「ツンデレにはツインテールがよく似合う」なんて発言も、どっかにその根拠となった「何か」が存在するわけだ。果たして、それは調査可能なのか?
「ツンデレ」に関しては、かなーり最近になって出てきた言葉である。調査結果の一部を暴露すると、21世紀になってから登場した言葉らしい。この言葉で説明される「性格などの属性」は昔々からあるものの変形に過ぎないと思うけどね。
「ツインテール」の方は…あーゆー髪型のキャラ自体は、かなり昔もいたような気がする。誰もそう呼ばなかっただけで。用語としては「帰ってきたウルトラマン」に登場した怪獣に使われた方がずーっと早いはず。後ろで縛るのが「ポニーテール」だから…ってトコロから、「じゃあ、アレはツインテールか?(笑)」って連想があったとは思う。
こうやって考えてゆくと、実はこの言葉、実に「調べやすい」はずなのだ。誕生自体が最近の話だし、おそらくネットという「ベラボーに検索しやすい」場所で広まった言葉だから。少なくとも、「椅子」「机」「煙草」の正確な語源よりは調べやすいと思うぞ。こっちは国語学者が資料と格闘してやっと「確証があるわけではないけど、これらしい」とわかるシロモノなんだから。
そう思って色々検索してみたところ、どうやら一応「チャンとした結論」が出ているらしいし、研究書(笑)も存在しているらしいってコトが判明した。良かった良かった。そういう「アホウな研究」する奴がオレの他にもいて。日本の未来は明るいぜ。どういう方向にかはともかく。
ちなみに…あくまで私なりの印象で物事を語ると、「ツンデレは金髪ツインテールがよく似合う」って概念の起源を探ってゆくと、最終的にはどうも「セーラー○ーン」に行き着くらしい。月○うさぎと互換性の高いキャラを対象に「ツンデレ」ってくくりができて…って話のようだ。直接的起源は別のキャラだと特定されているんだけど、「同時発生的に似た容姿・似た性格のキャラが出て、この言葉で括られた」と認識されている点などを考えると、原点はこのキャラに求めた方が適切な気がする。なお、あくまで直接の起源自体は「互換機」にあるので、月野○さぎ自身が「ツンデレ」に該当するかどうかは全くの別問題。
ついでに言えば、私自身が必ずしも「ツインテール=ツンデレ」という認識を持っていない理由が明確になった。月野う○ぎは「ツンデレ」じゃないでしょ。少なくとも、私の認識ではそうなる。あれは(以下略)であり、あの世界におけるツンデレは(以下略)だからして。でも、ツインテール(と現在呼ばれている髪型をしてる奴)と言えば、代表はコイツでしょ。私は直接的起源である互換機と馴染みが薄い程度のヲタクでしかないので、こういう結論になるんだな。ううむ、そうだったのか…
とまあ、自分なりの「結論」が出たので、調査を中止した。実を言えばこの「セー○ームーン遠因説」は本来もっと深い深い検証が必要なんだろうけど、私がそこに踏み込む必要はない。別にこだわりがあるワケじゃないから。要は「気になって眠れない」状態が解除されればそれでいい。だいたい、そもそもツインテールはともかく金髪ってのは…(以下軍事機密)
3月17日 ― 2008/03/18 01:17
先日の記事にスパムコメントとおぼしきものが付けられたので、削除した。久々である。そーゆーもの付けられても言い訳できない内容だった気がするとはいえ、少しヘコむね。とりあえず、コメントの内容は公序良俗を守るようにしていただければと。
本日のネタは、先日またも破れた「30年戦争」…ではない。これには多大な反省を伴っているんだけど、現時点では詳細を語る価値がない。やっと「作戦研究できる段階に達した」だけなので。「メジャーな」ゲームならこの段階で詳細に語ってもいいんだろうけど、マイナーテーマのゲームだけに「解説だらけ」になりそうで…機会を設けてまたしつこくやる予定なので、もう少し研究が進んでから語ろう。
つーわけで、本日のネタは「ゲームのネタになりそうなものをピックアップ」とする。ゲーム後にメシ食ってる際、そーゆー話が出たので。その時の話では「百個ネタを出す」となっていた(毎週出すのか?)けど、さすがにそんなに思いつかないなあ。ま、粗製濫造ドンとこい、光るのが1個でもあればいいんだ…ってことで、お笑いネタ中心に思いつくまま挙げてみようかと。
ちらっと話が出ていた「蘇我と物部の戦い」。これは合戦って雰囲気ではないので、マトモなゲームじゃ駄目でしょ。むしろマルチ政治ゲームにして、各豪族が「自分の言うこと聞く奴を天皇にするコトを目指す」ゲームにするのはどうだろう。聖徳太子は「強すぎてコントロール不能」なので、味方にして使い潰す(天皇にはしない)のが一番ってことで。オススメのタイトルは「和をもって尊しと成す」(どこが)。
過去に良く出来たゲームがあるけど、「壬申の乱」はデザインにチャレンジしてみる価値がある。ただ、過去のゲームが良く出来ているだけに、「何故改めてデザインするのか、何を盛り込むのか」が難しい気がするね。同じコトは「遣唐使の戦い」にも言える(笑)。
かなりフザけた政治系マルチをデザインするなら、平安初期は面白いかもしれない。陰陽道を絡めるってワザが使えるから。娘を宮廷に押し込むとか、政敵をド田舎へ追放するといった「真面目なワザ」の裏側で、妖怪変化のたぐいに相手を襲わせたりするのだ。「今上帝をたぶらかす月から来た美女」VS「学問の神の手先である、空飛ぶ梅の花」という、よくわからん対決が楽しめる。タイトルはもちろん「陰陽師」(おい)。
平安初期と言えば、最初の征夷大将軍坂上田村麻呂の戦いを扱うってワザもあるね。カエサルの「ガリア遠征」を扱ったゲームをパクり、「クマソ遠征記」とでもすれば、そこそこの出来になるかも。
平安中期以降、武士が台頭してきてからは「マトモな」ウォーゲームのテーマになりそうな戦いも出てくる。平将門とか藤原純友を扱っても良いし、「前九年・後三年の役」なんてのも悪くない。
平安末期の一連の戦い、すなわち「源平の戦い」は、かなり興味深いテーマかな。もちろん戦略級にしてもいいし、合戦級でもいい。数的バランスの悪さは「騎馬武者は1人1ユニット、雑兵は三千人で1ユニット。ちなみにこれでも騎馬武者の方が強い」とでもすれば…
鎌倉時代と言えば、元寇。相手の実態は「実は朝鮮半島か中国本土の兵ばかり」って説もあるらしいけど、世界帝国モンゴルの手先に日本が「勝った」戦いであるのは確か。工夫次第では面白くなるかもね。
太平記の時代は、もう少し見直されてもいいかも。戦略級では好ゲームが既に存在するけど、合戦級のテーマとしても成立するのでは?オススメは「千早城攻防戦」(笑)これがデザインできれば、戦国時代の攻城戦も再現できる。システム?それこそ「ウグモン」(コマンド付録になった、ナポレオン時代の戦術級)の応用ってコトでいいじゃん(笑)。
名前は知れてるけど、状況がフクザツなのでゲームにしにくい「応仁の乱」。これをデザインしようと思ったら、カードドリブンしかなさそうな。状況的に近いのは「30年戦争」じゃないかな。30年戦争が再現できるんなら、応仁の乱も再現可能なのでは?最後は日本中が荒廃マーカーで埋め尽くされて…って感じにすれば、雰囲気は出せるような。
戦国時代はなあ…ゲームになりうる切り口が多すぎて、ここのネタとして面白くない(おい)。「妻女山に回り込んだ別働隊の編成を自分で決められる」第4次川中島の戦いが…とか書いても、面白くないでしょ?先日ネタとして出た「義輝無双」(足利義輝が雑兵を斬って斬って斬りまくる)・「本能寺の変」(信長の切腹を可能な限り遅らせて、信忠が生き延びるための時間を稼ぐ)なんかは笑えるかもしれないけれど…
いや、1ついいネタがあった。お手軽バカゲー「秀忠の戦い」ってのはどうだ?「ミルボーン」形式のゲームにして、中山道をただひたすら進んでゆくゲーム。もちろん、雨が降ったり兵のやる気が無くて進めなかったり、果ては真田が邪魔をしてくると。妨害してくるのが「真田親子」だけではなく、「真田十勇士」ってことにする(霧隠才蔵が霧を出したので進めません、とか)と、それなりに遊べるかも。間違って好評だったら、「秀忠の戦いⅡ・大阪の陣リベンジ編」も作れる。
江戸時代も忘れてはいけません。戦術級「忠臣蔵~決戦!吉良邸討ち入り」はいいんじゃないかなあ。事前計画をうまく絡めれば、面白くなるかもしれない。ミニゲーム「高田馬場の決闘」付き(笑)。ウケたら次は「鍵屋の辻」(コレも敵討ち。ただし遭遇戦)か?
江戸時代に山ほどあった「お家騒動」を題材とした政治ゲームってのもアリかな。ただ、ややマイナーで華がない。これだったら女の権力争いを描いた「大奥」の方がテーマとしてソソるかも。あえてリアルに作って「女同士のケンカって陰湿で怖いよね」ってゲームにするのが私の好み…って、もっと駄目じゃん(笑)。華を求めるなら、浮世絵出版元の競争を描く経済ゲームはどうかね?有望な絵師を見つけて、有望な題材(あえて花魁限定にしてもいいかも)をあてがって、売れ行きを競わせるのだ。
経済ゲーム路線で行くなら、「参勤交代」もテーマになる。たまに妨害カードを出したりしつつ黙々と江戸へ向かって進んでゆく…だけじゃ面白くない。そこで、最初に「引き連れてゆくお供」の内容を決めさせる。見栄え重視のド派手路線とか、地味だけど鍛えられた連中揃いとか、ただひたすら倹約しまくったとか。それによって準備費用や道中の経費が変わり、妨害への耐性も異なると。そんでもって、「行列の内容がどれだけ将軍の意向に沿っているか」で勝利を判定する。将軍が「派手好き」なら華美な行列が有利だし、倹約推進派なら「質素が一番」となるわけだ。そいつを探るのもプレイヤーの大事な仕事とする。
明治維新。まともなテーマはいくつもあります。ヒネると…あえて主役を「諸外国」として、いかに有利な「お付き合い」をしてゆくのかを争わせるのはどうだろう。幕府に肩入れするのか、外様大名に肩入れするのか、マトモな船を売るって「恩を売る」のか、クズ鉄押しつけて「大儲けする」のか…タイトルは「黒船」。芝ダート兼用の競走馬みたいだけど(笑)。
ま、とりあえずはこんなものかな。別に「ウォーシミュレイションゲーム」って枠組みにこだわらなければ、ゲームのネタにするのは簡単ってコトです。ただ、面白くなるかどうかは…
こういう「お手軽なバカゲー」というのは、実はデザインが難しいと思う。ウォーゲームの場合、実は題材そのものが「扱いやすい上に面白い」ものだと考えることが出来る。戦いってのは「燃える」し、状況を再現するだけで「史実はこうだったんだ」って感覚を味わうことが出来るから。それに対し、ウォーゲームではないバカゲーはこれらを頼れない。その分、ゲームとしての骨組みがしっかりしていないと、かなーりつまらんモノになってしまう。「バカゲーだから簡単にデザインできる」なんて考えているのなら、即時出直しをオススメしたいね。もちろん、ウォーゲームをデザインするのは難しいコトなので、現実逃避気味に「バカゲーでいいじゃん」みたいな話が出るのは当然だと思う。けど、ホントにソレをやるのは楽じゃないよ。バカゲー作りを甘く見ない方がいい。
とはいえ、チャレンジしてみるのは悪いコトじゃない。面白いモノが仕上がるかも知れないし、少なくとも経験を積めば「次は面白くできるかも」って期待値が上がる。どーせ駄目なら、何かやった結果駄目な方が「後に繋がる」んだから。バカゲー作りの難しさを理解した上でなら、バンバンチャレンジすべきだと思うね。そういうデザイナーが出ることを望みたい。なお、言うまでもないことではあるけど、私には期待しないように。こんな「いかにも駄目そうな」モノしか思いつかないんだから(笑)。
3月19日 ― 2008/03/20 05:03
本日は珍しく、タイムリーな話題でいこう。豪州の男性が「人生まるまる」オークションで売りに出したって話を取り上げる。
なんでもこやつ、離婚を機に旅に出て新しい人生を歩みたい…ってんで、何もかもセットで売り払うことにしたんだと。内訳には、家・仕事(店舗自営らしい)・家具及び趣味の品・友人が含まれるらしい。なお、セット販売オンリーでばら売りはしていないようだ。
まあ、普通に考えればアホな笑い話である。おまけにこいつ、「こんな決断をするに至った動機である」離婚の原因その他についてWeb上でカネ取って暴露してやがる。繊細なのか逞しいのかよくわからん奴だなあ。ま、チャッカリしてる奴ではあるんでしょ。
しかしだねえ。よくよく考えてみると、とてーも「深い」話じゃなかろうか。正直、私は笑えない…どころか、ものすごーく哀しい話だと思う。目立ちたがり屋でガメツイ、救いようのない奴だとは思う。こんな奴、同情に値しないとさえ思う。けど…それでも、いやそれだからこそ哀しい話だと思うんだな。
仮に、私がコイツを真似して「同じコトやった」としよう。この場合、ここの読者の皆さん全員も「売られちゃう」ってことになる。何もかも捨てる以上、このブログを通した人間関係も売却対象だから。それって結構ショック大きくないですか?少なくとも私は「売られる」のは寂しいな。しょせんその程度の関係だったのか…なんて考え出したら、相当ヘコむと思う。
まあ、人間色々事情はある。今までの友人関係含めた「全て」を捨てたくなることもあるかもしれない。友情なんて、永遠ではないわけで。けど、だったらせめてただ捨てて欲しいな。絶交するとか、単に「黙って勝手にどこかへ旅立つ」とか。この場合だって相当ヘコむだろうけど、あっさり売られちゃうよりはマシじゃないか?腹が立つというより、空しくなる。
普通に考えたら、友人なんてものは売り買いする対象じゃない。「そういうことができる」と思うこと自体が間違っている。けど、今まで一応友人だと思って付き合ってきた人間が、「売ることにした」なんて言い出したら…「相手が悪い」だけで片付けられる問題じゃないと思うな。そんな奴を友人だと思っていた自分は何なんだ?そもそも友人に「友情は売り買いできる性質のモノじゃない」という基本的なことさえ理解してもらえないとは…私ならひたすら落ち込むね。
実を言えば、私は友人を特別大切にしているワケでもない。「独りでいる時間」を大切にしている人間だからね。基本的には「どちらかと言えば希薄な関係しか築けていない」と思っている。ただまあ、多趣味なので友人知人の数は多めだとは思うけど。だから、私が友人知人から「お前との関係は売ることにした」と言われても、返す言葉がない。しょせんその程度の関係だと、受け入れるしかないのだ。激しく自己嫌悪するだろうけど。
ただまあ、私の友人知人は基本的に「良く出来た」方々ばかりであり、多少希薄な関係とはいえ、私との関係を売るような真似はしないと信じている。それが当たり前なんだし。いくら何でもその程度の関係は築けているんじゃないかな。そうでなけりゃ、私なんぞはとっくの昔に「斬られて」いるでしょ。正直、皆さんよく「F男」なるものを我慢していると感心するぐらいだ。
ところがだ。豪州のこの男性は、友人と称する連中と「そういう当たり前の関係」を築けてなかった。セットにして売り飛ばせる程度の関係でしかなかったわけだ。それじゃあ、何もかも捨てて旅に出たくなるわけだ。その気持ちはわかるかも。だからって「友人を売り飛ばす」のはオススメしないけどね。
言うまでもなく、友人とそんな関係しか築けなかったのは、当人の責任が大きい。まさに自業自得。離婚の理由はよくわからないけど、おそらくはこの性格が理由の一端じゃないかなあ。むしろ結婚できた方が不思議なくらいだ。そう考えれば、同情する必要はないだろう。でも、それがまた哀しいよね。先天的な性格なのかどこかで道を踏み外したのかはわからないけど、ごく普通にできるはずのことができてない。金儲けに関しては上手いかもしれないけれど、多分こいつはすごーく不幸だ。そして、おそらくはそれに気がついてない…
「売られて」しまった友人も友人である。友人が離婚のショックで、何もかも捨てて旅に出ようとしている…これを止められないまでは仕方ないかもしれない。でも、友情ってそれで「終わって」しまうものなのか?「二度と会えぬ今生の別れ」を交わしたとしても、それでも友人は友人じゃないのか。こんな基本的なことさえわかってもらえない関係なんて、売り飛ばされても文句を言えないと思うな。こいつらもまたすごーく不幸な奴ではないかと。
まあ、救いはこの男性が「何もかも売り払った後、旅に出る予定」ってことかな。旅に出れば、「友情って何なのか」考え直すキッカケになると思うので。私も旅先で色々あったからねえ。旅に出れば即わかるって性質のモノじゃないけれど、日常の中で見えなくなっていたモノを取り返すには、旅がいいのは確かでしょ。そこで是非とも「友情って何なのか」見直して欲しいものだ。
私には友人知人が多めである。単に趣味が多いからって話はあるけど。この関係を売り払うなんてコトは、私にはできないね。そりゃあ私は至らぬ人間であり、世の中色々ある。疎遠になる・絶交される…なんて哀しいコトも多そうだ。それでも、私は豪州の馬鹿野郎より幸せではないかな。少なくとも、このブログを見てくれる人がそれなりにいるんだから…って、みんなこれからも見てくれますよね?「下らない」からと見捨てられたあげく、ヤフオクで売られてたりして…そうなったら私も「何もかも捨てて旅に出る」か?(おい)
3月21日 ― 2008/03/22 03:19
昨日は祝日なのに更新無し。いやまあ、特に何かあったわけではないんだけど、細かく色々ありまして。
本日の話題は、携帯電話。買い換えなければヤバいんだけど、どうしよう…って話があるので。私にとっては深刻な話題なので、まあお付き合い下さい。
今の携帯は、色んな意味で「限界」が近い。電池がヘタってきてるので、通話時間はフル充電で10分程度(苦笑)。私の使い方ならこれでもかろうじて何とかなるけど、さすがに限界でしょ。おまけに、諸般の事情から「5月までに機種変更しないと、メール受信できなくなる」って警告まで届いている。どこをどう考えても買い換え時だ。
問題は、何に買い換えるか。これが結構悩ましいんですよ。第一希望はiPhone。香港で実物見かけて、ものすげー欲しくなったので。正直、衝動買いしたかった…でも、キャリアどーすんだよ。まさか香港のキャリアを使うワケにはいかんでしょ。使用料金どーやって支払うんだ(笑)。
iPhoneが日本上陸するのはほぼ間違いない。しかし、現時点ではキャリアがドコになるのか、確定していない。一応ドコモが有力だけど、あそこはコントロール不能なAppleを受け入れる度量がある会社か?それに、出すとしても3G対応を待って…って話になるかもしれない。
それともう1つ。iPhoneには「弱点」がある。国際ローミング対応機ではないのだ。これは痛い。やはり、携帯電話ってのは香港で使えてナンボだと思うんですよ!もちろん私限定の話だけど。
そうやって考えてゆくと、国際ローミング対応の携帯電話+iPod Touchって組み合わせの方が「私向き」かもしれない。ただなあ…電子デバイス2つ持ち歩くのはちょっと。最近の携帯電話にはラジオ機能が付いてるモノもあると聞くけど、まさか短波はついてないでしょ。ということは、今使っているラジオ(短波・AM・FM・TV音声対応)を手放せない。その他に2つ持ち歩くのは、私の感覚では「やりすぎ」だ。
国際ローミング対応も、どーするのか多少悩ましい。今使っているauは、欧州でのローミングに対応していなかった。これはどうかねえ…乗り換えようかなあ…と思っていたんだけど、今度GSMローミング対応機を出すとか。電話番号変わらないとはいえ、やはりキャリア乗り換えは得策ではないから、これでいいような気がするんだけど…問題は、いつまで経っても発売されないこと。沖縄では明日(21日)発売のようだけど、内地では「近日中」だとか。ナメてんのか。
auのGSMローミング対応機は、いわゆる「先進的な、何でも入っている」機種である。でも、iPod Touchと組み合わせることを考えると、かなりの機能が「いらん、使わん」ってなりそうな。そう考えると、他社の「ローミング以外はショボい」携帯を物色するって選択肢も濃厚。
いやいや、やはりiPhone欲しいでしょ…と考えたら、とりあえずドコモかソフトバンクに「乗り換えて」クソ安い携帯を買い、じっと待つ…って手もある。キャリアに関しては賭けになるけど、これなら外してもさほど被害を受けず再度乗り換えできる。この場合、国際ローミングについては多分「番号同じ別の携帯」を借りることになる。そんでもって、iPhoneは「iPod Touchとして使う」ことになるのでは。携帯ラジオは香港からだと日本の短波放送ロクに拾わない(短波のクセに)とわかっているので、これを置いていけば「手持ちの電子機器」が増えなくて済む。
とまあ、フツーは悩まないトコロで悩んでいるので、なかなか決断しにくいんですよ。なにしろ、レビューのたぐいがあまり参考にならない。要求するモノが違いすぎるから。なにしろ、カメラがどーだの画面・ワンセグがこーだのといった機能は「二の次」であり、まずローミング。とにかくローミング。何はなくともローミングである。何でローミングにこだわるのかと言えば、そりゃもう馬券が絡むから。「香港の馬券引き受けるよ!」って態勢を構築しておき、引き替えに私が不在の間日本で起こる様々な雑務を頼む必要があるんだよ。特に香港カップのある年末は。そうしないと、「朝日杯の馬券買っておいて」に始まり、「無料配布のカレンダー取ってきて」「本日発売の××引き取ってきて。特典の方が大事なので、忘れないように」ってなアホウな用事頼めないでしょ(笑)。
iPhoneに関しては、とりあえず導入する必然性はない(苦笑)。ただまあ、この手のモバイル電子機器を導入してみようかな~と思わせる「何か」があるのは確か。とりあえず、私のPCにある「心底ワケわからん音楽ライブラリ」を気楽に外へ持ち出せるのはいい。「普通のiPodでいいじゃん」って話はあるけど、どうせなら、ねえ。
私は「世間から隔離された時間」がないと生きてゆけない生物なので(苦笑)、正直携帯だのモバイル電子機器だのは、なきゃないで問題はない。でも、だからって「安っぽい品物を導入すればいい」とは思わない。いやまあ、本当はそれでいいのかもしれないけれど、「使いたくなる」時が相当特殊だからねえ。アホウな道を進もうと思ったら、それ相応の代償を支払う必要があるんだな。
つーわけで、まだ色々悩んでいるんですよ。どーしようかねえ。うーん…ところで、香港には「プリペイドiPhone」ってないのかね?これなら支払い悩まなくて済むし。普段iPod Touchとして使って、香港行った時だけ携帯電話ってのもオシャレなのでは。正式に対応しようとしてる日本じゃ絶対発売されないけど、香港なら可能性が…
3月22日 ― 2008/03/23 02:06
昨日に引き続き、この色の軽い話題。Amazonが「欲しい物リスト」を原則公開で再開したことについて。
私は、実はAmazonで買い物をしたことがない。検索目的でサイトにはたまに行くんだけどね。他では絶対手に入らないモノでない限り、通販で買うのはイヤなのだ。その方が値段が高くなっても、やはりリアル店舗で現金使って買いたいんだな。
何でそうなのか?まず、東京近郊在住ってのが大きい。私同様日本人である限り、「通販でしか手に入らない」モノが最も少ない環境でしょ。よって、通販で入手…という習慣が根付かなかったのは確か。もう1つは…私が案外優柔不断だからかなあ。とにかく手にとって、「これを買うんだな」ってことを触覚的にも実感させないと、どうも買う気になれなくて。あと、買うもののかなりの割合が「馬券当たった喜びで興奮してる状態での衝動買い」だったりするのも大きいかも(苦笑)。
そんなワケで、私の「欲しいものリスト」なるものは、Amazonを探しても出てこないハズだ。良かった良かった。私にとっては、百害あって一利ナシだからね。私への「プレゼントをAmazonで買おう」なんて奇特な奴はいるはずないでしょ。
そもそも、私はこの手の情報が漏れるのは嫌いだ。プライバシーうんぬん…ってのもあるけど、「こんなリストでF男をわかったつもりになられても」って気持ちがあるので。自分自身にとってもかなり謎の多い「私の物欲」が、Amazonごときの買い物リストでわかるとは…
そもそも私は、「買う店を意識的に散らす」って行動が多い。ポイントがどーたらこーたらを考えたら、これは本来「損の多い」行動だと思う。けど、それより優先される事項があるんだよ。それは、「衝動買いの機会」である。
私はそこそこ好奇心が強いので、「まだ見ぬ私の趣味に合う何か」を常日頃から求めている。その結果、買う雑誌が増えたり趣味が拡大したりするわけだ。もちろん「ハズしたぁ!」って吼えることも多いけど、だからどーした。もっとも、日常的にこんなコトやってるとサイフが持たないので、色々と「歯止め」かけてはいるんだけど。
仮に私の「買い物リスト」なるものがネット上にあったと仮定しよう。それで私の趣味が完全に把握できるのか?無理だろな。私には「立ち読み」という趣味があるので、買ったモノだけでは大事な部分が抜け落ちるはず。そんなリストに頼って「私の欲しいもの」探すくらいなら、このブログを丹念に読んだ方がよほど参考になるはずだ。
そもそも、買い物リストから「私が欲しいと思うもの」わかるのか?趣味が合わない人には、理解不能だと思うんだけど。たとえば競馬グッズ。私は「自分が好きな馬のグッズは欲しがるけど、そうじゃない馬のモノはさほど喜ばない」人だ。「競馬好きでしょ?」ってんでディープインパクトグッズ送られても、かなり困る。シミュレイションゲームは基本的に喜ぶだろうけど、どーせならチャンとそのゲームの相手して下さい。ヲタク系は私の「ツボ」次第であり、これは把握しにくいでしょ。PC系は普通「贈り物」にはしないでしょ。そりゃまあ、新型のPower Macなら喜んで受け取るけど…
少なくとも私に何か送ろうというのなら、素直にその人が「自分はこれが良いと思った」モノを送ってくれれば、それでいいと思うんですが。私に何か送ろうと考える以上、何かしら共通の趣味はあるわけで。その分野で「良いと思ったモノ」を見繕ってくれれば、まあ大ハズシはしないでしょ。過去の買い物リスト見て「こういう趣味だから…」と、送る当人が理解してないモノを送られても、正直ヒくだけじゃないか?
この「欲しい物リスト」に関しては、「趣味がバレる!」「住所が公開された!」といった悲喜劇が起きているようだ。文化的慣習が違う以上、日本でこの機能持たせる意味はないと思うけど…まあ、それはさておき、私には意味のない機能だと言っておこう。
ちなみにだ。この手の贈り物って、しばらくもらってないなあ…海外土産とかはもらうけどね。強いて一番近い例を探すと、去年の年末に「頼みもしないウチから大井の無料配布カレンダー確保してもらった」ことぐらいか?あれは有り難かったなあ。さすが私の趣味よくわかっている…って、ここの読者様なら誰だってわかると思うけど(笑)。
3月24日 ― 2008/03/25 00:23
えー、諸般の事情により、更新頻度が落ちます。原則火・水は更新しません。今までが少し特別だったので。ご了承下さい。
本日は良いネタが見つからなかったので、あえて今まで放置していた「ドトール値上げの衝撃」を扱おうかなと。
3月5日をもって、コーヒーチェーンストア「ドトール」が値上げに踏み切った。私にとっては、すさまじくダメージがでかい。やられた~!ってなものだ。
なにせこの私、おそらく1日1回平均ここを使用している。「カフェの馬(ドトールのオーナーの冠号)のタテガミ1本分ぐらいはオレの金」と豪語してるくらいだ。実際はそんなわきゃねえと思うけどね。煙草は1日1箱消費してない(3日に2箱程度)ことを考えれば、負担増はこちらの方が上。金額的には大したことがない(年七千円程度の負担増)とはいえ…
何でドトールなのか?まあ、気兼ねなく煙草吸える環境だから。この時点でスタバは自動的に「対象外」となる。私は「落ち着いた環境でニコチンとカフェインを同時に摂取し、活字を読む」必要があるんでね。
実は、他の環境も色々試したことがある。ファーストフード系の店なら、飲物代節約できるので。でも、正直「駄目」だ。どうも落ち着かない。強いて言うならモスが代用可能だけど、ここだとかえって料金高い。閉店時間が早めのドトールが「原則閉鎖」となった場合に使用するかな…って感じ。
まあ、こういった「落ち着ける環境」というのは難しい。理屈だけじゃ割り切れないからね。ドトールの場合、そこら中にあって内装などにある程度の統一性があるので、「安心して入れる」ってのが大きいような。落ち着けるから入り浸っているのか、入り浸っているうちに落ち着くようになったのか、自分でもよくわからないからなあ。
何故値上げしたのか?これは…正直、何かの陰謀じゃねえかと思いたくなる。円高はプラスに働く理屈(主力商品コーヒーは外国産でしょ)なので、円高は理由にならない。まあ、原油値上げによる輸送コスト増大が理由じゃないかとは思うけど…とはいえ、ガソリン・軽油の「暫定税率撤廃による値下げ」があったとしても、値段戻さないんだろうなあ…値上げってそーゆーものだからね。
味についても少し語ろう。ドトールでは、私は大抵アイスコーヒーを頼んでいる。何故?そりゃもう、ここの紅茶、特にアイスティーはあまり美味くないから。平均滞在時間が長めなので、ホットを頼むと確実に冷めてイマイチになる。よってアイスを頼むんだけど、アイスティーはイマイチで…私は本来「紅茶党」であり、フツーなら紅茶系を頼むんだけど。アイスコーヒーを頼む=「味はさほど重要じゃない」って意味があるんだな(苦笑)。ただ…時々無性に「美味い紅茶」が飲みたくなるのは事実だけど、その結果駆け込む先が「某メイド喫茶」なのは、我ながらどうかと。
紅茶・コーヒーの味に関して言えば、日本のモノはどーもイマイチだ。水の関係と思われるけど…コーヒーに関しては、ドバイで観光ツアー中に出された「本場のアラビアコーヒー」がすごーく美味かったなあ。コレには及ばないけど、フランスのコーヒーも美味かった。紅茶に関しては、確かに英国で飲むと美味い。「朝食が出てくる宿の中では最低ランクに近い」宿の紅茶が美味いからなあ。
円高だの原油高だのを理由に値上げが相次いでいる。私もしっかり被害は被ったわけだ。嗜好品とはいえ限りなく必需品に近いので、ちょっとヘコむね。これからは少し控えることになりそうだ。トホホ…いいオチが出てこないくらい、打撃でかいです(苦笑)。
3月27日 ― 2008/03/28 00:20
ふっ、これを発表するのは本日以降と決めていたのだよ。だって、文句付けてきそうな奴は日本にいないはずなので。わっはっは…あーくそ、羨ましいぞ!何でオレは日本なんぞにいるんだあぁぁ!
というわけで、ドバイワールドカップデーの展望。とはいえ、事実上語るのは1頭について。しかも日本馬じゃねえ。当たり前だ。私にとって「一番大事な馬」は日本馬じゃないもの。どの馬のことを言っているのかは、この色の話題に食いつく人ならわかるでしょ。
この話題を本日まで避けてきた理由はココにある。今週末ナドアルシバ競馬場に出没する日本人のうち、かなりの割合がこう思っているはずだ。「イイデケンシンは期待薄。南半球生まれの馬が強すぎる。ヴァーミリアンも相手が悪いし、アメリカンなダートも未知数。期待できるのはウオッカとアドマイヤオーラ。」…ふっふっふ、私の予想はこの見解に真っ向からケンカ売っている。この2頭が出走するドバイデューティーフリーを勝つのは、Floral Pegasusだ!
何故この馬?そりゃーアナタ、この馬はあまり名前が売れてない頃から、私が「きっと強くなる」と目を付けていた馬だもの。理屈の問題じゃない。相手が何で舞台がドコであろうと、勝つことを信じるのみ。それだけのタマだと、少なくとも私は思っている。
しかもだ。今回は大チャンスである。相手が弱いぜ!なにせ天才が乗るはずだったラモンティが回避したからなあ。この相手なら何とかなる。ウオッカとアドマイヤオーラが…って声が聞こえてきそうだけど、そんなものはこの際無視!それを言い出したらきりがない。去年の香港マイルで先着された馬だっているんだから。
そりゃあ不安要素は山ほどある。遠征って時点でかなり苦しいし、前走は勝ちきれずに2着まで。体調面は大いに気になる。ドバイへ行っていたら、公開調教に張り付いてチェックできたんだけど…現時点での私には、「とにかく良い状態であることを祈る」ことしかできない。
フローラルペガサスは、香港馬である。来日経験はない。でも、私は惚れた。「将来有望そうな香港馬を見つける」ことは、私の大切な課題だからして。目の前で「これは!」ってレースっぷりを見せた香港馬は、覚えておく価値があるんだよ。少なくとも私の中では。これは、香港馬が日本で活躍する前から、「香港馬は強い、香港馬を侮ってはイケナイ」と主張し続けてきた、私の義務だな。
まあ、一応「通用する根拠」はある。ナドアルシバと沙田の成績は、連動性が高いから。ナドアルシバで強ければ沙田で信用できるし、その逆も然り。日本馬ステイゴールドがこの両方を勝ったのは有名だし、香港馬はドバイワールドカップデーでかなり好成績を収めているし。おそらくは気候(ドッチも暑い)・芝の質(気候似ていれば芝も似ていそう)・コース形態(左回りと右回りの違いがあるけど、両方とも平坦大回り)などが理由ではないかな。
惜しいのは、使うレースがドバイデューティーフリーだってことか。ここは思い切ってワールドカップ使って欲しかったな。ダート適正高そうな馬なので。親父はフサイチペガサスだし、馬体も「ダート走りそうだな」って雰囲気受けたし。ジャパニーズダート適性は高いけど、ドバイのアメリカンなダートとの相性は未知数であるヴァーミリアンより、ある意味面白かったと思うんだけど…ただ、これだと鞍上が不安かな?今回の鞍上モッセは下手ではないけど、ダートがあまりない香港主戦のジョッキーなので、ダート競馬には多少不安があるからね。
今回、香港人の期待はむしろヴィヴァパタカに集まっていると予想される。確かにこの馬相当強い。おまけに、ヴェンジャンスオブレインに続く「ドバイシーマクラシック香港馬の連覇」がかかっているわけで。フローラルペガサスは応援しているだろうけど、どちらかと言えば消極的支持が多いのではあるまいか。それを考えれば、「Floral Pegasusに期待!」などとヌカしてる奴は、世界レベルでもすごーく少ないような…うーん、でも、綺麗に先行抜け出しを決めれば、勝ち目はあると思うんだけどなあ…
ここから先は単なる愚痴だ。何で私は今回ドバイに行かなかったのか?いや、それは…正直、間違った決断だとは思う。誰が何と言おうと、私は応援に行くべきでしょ。競馬マスコミ関係者も含めた全日本人の中でも、「ドバイワールドカップデーに日本にいちゃイケナイ奴」筆頭格だと勝手に思っている。でも…やっぱり色々あるんだよ。言い訳になってないけどさあ!
そもそも、去年からして「私は行くべき」だった。原居民の悲願であった「香港馬の海外クラシックディスタンスGⅠ勝利」を見逃した衝撃はデッカイよねえ…悔しくて歯ぎしりしたものよ。今年もこーゆー気分を味わう予定なんだよな…ああ、やっぱりドバイ行きたかった…
私は色々と奇特な人間ではあるけど、「自分と縁もゆかりもない外国所属の馬の応援のため、海外に遠征する」って行動が、最もブッ飛んだ趣味だと思う。競馬ファン・競馬マニアなんて世界中に腐るほどいるけど、コレを実行に移した馬鹿はさほど多くないと思うぞ。「自分の国の馬を応援する」とか、「大レースそのものを目的にする」なんて奴は昔からいたけど…
私が思うに、世界で最初に「そーゆーのもアリ」と示したのが、ドバイの殿下である。「ゴドルフィンの馬」は国境を越えて応援する甲斐があるし、実際応援している奴は世界中にいるでしょ。この着想は素晴らしいと思うな。
ただ、私は殿下にコレを教わったワケではない。フジヤマケンザンと、当時香港で走っていた地元の馬達に教わったのだ。私がコレを教わった当時は、第1回ドバイワールドカップが行われる直前。殿下が何を考えているのか、世界中が「よくわからなかった」時代である。だから、殿下は大いに尊敬してはいるけど、私の「師匠」ではない。殿下はあくまで私の「同志」なのだ。
そりゃあ確かに、本来ならば比べるのも畏れ多い。カネも身分も人徳もケタが違う。それでも、競馬に対するアツさは簡単には負けないぞと言いたい。私のようなビンボー人が、毎回どれだけ「魂を削る思いをして」海外に行っていると?それだけに、今週末は日本にいちゃいけなかった。殿下のお膝元で、「ウオッカ、差せ~!」と声をからして応援してる他の日本人を尻目に、「フローラルペガサス、そのままぁ~!」(この馬は先行馬だ)と叫び、ド顰蹙浴びるべきだった…
ドバイが無理でも、香港なら何とかなったかも…って気もする。何故香港?そりゃもう、馬券売っている。ブックメーカーも賭を受け付けてるけど、やはり「馬券」を買った気分を味わうのなら、香港でしょ。ドバイじゃ馬券売ってないし。惜しむらくは、香港で馬券買ってしまうとフローラルペガサスのオッズが低いことかな。消極的支持は大いに集めるはずなので。それでも行きたかったな…
あえて八つ当たりさせてもらうなら、何故馬券売らないJRA(苦笑)。ガツンと大儲けするチャンスではないか!JRAと私が。大方の日本人はどーせ日本馬中心に買うはずなので、フローラルペガサス単勝は相当の高配当だったはず。もらったも同然だと思うんだけどなあ…
まあ、こんな愚痴を言っても仕方ない。今回私は、Floral Pegasusの馬券を買うことも、目の前でレースを観ることも出来なかった。これはひとえに私の器の問題だ。惚れた存在のため、万難を排して地の果てまで駆けつける(文字通り地の果てである…)のが、漢ってモノでしょが。Floral Pegasusにはその価値があると思うぞ。いや、言い直そう。私にとっては、この馬はそーゆー馬だ。「馬券を買う」ってのはそーゆーことでしょ。
でもまあ、ここは「仕方ない」としておくか。ここでこの馬が勝てば、日本の安田記念に来日する可能性が高まる。どーせ地元香港で1回使うはずなので、かなりキツいローテーションになるけど、この馬ならやってくれると思いたい。その時はしこたま馬券買ってやる。でも、この時は人気背負うから儲からないってことになるんだよな…「オレ以外の日本人はこの馬の馬券買うな」って言いたいけど(苦笑)。とりあえず府中競馬場で待っているので、良い結果期待してるぞ、頑張ってくれ!
3月28日 ― 2008/03/29 01:05
ふと気がついたのだけど、この「F男の誰も付いていけない話」は、もうすぐ5周年を迎えるらしい。3ヶ月で終了すると思っていたのだけど、案外長く続いたなあ。だからって記念して何かやるつもりは無いんだけど(苦笑)。
まあ、ホントに何もないのは更新する私が寂しいので、久々に「このブログの今後の方針」について、少し語っておきますか。特別語るネタがあるワケじゃないけど、そんなところからワケわからん文章ひねくり出すのがこの私だからね。
5年近くこのブログを続けて、私の周囲も…本質的にはあまり変わってない気が(苦笑)。読者が増えたのか減ったのかも、実はよくわからん。アクセス解析したことないので。相当好き勝手なコト書いていながら「炎上」したことはないので、読者数は「その程度」なのだと思われる。元々「不特定多数が大量に読みに来る」ことを想定してないので、これは望ましい状態だとしておこう。
目的の1つである「私の文章力向上」については…あまり変わらないと思う。ま、そんなものでしょ。毎回もう少し緊張感を持って更新すべきでないかと思うんだけど、どうもねえ。これは反省点と言っていいかも。とはいえ、多少反省したからって向上の見込みがあるわけでもない。更新意欲維持が最優先なので。
正直言えば、ここの存在には何度も疑問を覚えた。ダラダラと「下らないネタ」を書き続けることに、意味はあるのかと。ただまあ、私自身が「更新していて楽しい」のは動かしようのない事実であり、世間へのウケを狙っているワケではない以上、これでいいと思っている。かなーり「病んだ」「自己中心的」発想のような気もするけどね。ま、世の中なんてそんなものでは?「人は、哀しいほど己に生きるもの」(by「哭きの竜」)なんだし。たかがブログに意味を求めるなんて、それこそ「背中が煤けている」(同上)ぜ。
とはいえ、「ブログで修行して同人誌を出す」って野望が達成されてないのは、多少気にはしている。同人誌出版計画については、「計画はあるけど無期延期中」なのでね。今年計画している海外遠征はどれも「ネタになりそうなレベル」(英国なら野球観戦、仏国ならおチョコ様購入、韓国は言うに及ばず)なので、旅行同人誌作るかぁ?って気もしているんだけど…どーせ浅くしか掘り下げられないので、「普通のブログでやるべきネタだよなあ…」と盛り下がっている。なんかいいネタないものかね?
なお、先日「ここのネタをまとめて同人誌にしたりしないのか?」という趣旨の質問を受けたけど、それはしないつもり。一応ここのネタは「再加工可能なように、私の手元でも保管してある」けど、単にこれらをまとめただけじゃ、やはり同人誌としては弱く、はっきり言って売れないでしょ。なにかウリになるか、あるいは私が強く「とにかく世に問いかけたい」と強く望むネタでもない限り、「売れないとわかっている」同人誌売ってもねえ。同人誌ってのは、やはり志はブログより少しは高いところに置きたいと思うんだな。カネ取るんだから。その手の加工をするとしたら、頁増やすための「穴埋め記事」としてでしょ。ま、共著者がいれば話は少し別かも知れないけど。
更新意欲に関しては、今現在やや減退中。理由はスパムコメント。以前からトラックバックはスパムだらけなので「原則非公開」にしているけど、最近はコメントにもスパムが入り込み始めた。見つける度に退治しているけど、こーゆー作業はげんなりするね。ただ、現状「削除が追いつかない」分量ではないので、とりあえずは我慢してゆくつもり。
スパムコメントは本当に困る。どこだって困るんだろうけど、ウチは特に困る。「原則として広告排除」って運用方針があるので。広告だろうと何だろうと、とにかく「本文を薄めるような性質のモノ」は置きたくないのだ。私の哲学では、ブログ用各種ギミックもコレに属する。こうしたものが置かれているブログを否定する気はない…どころか、私が訪問するならこれはこれで楽しい…とさえ思う。けど、ここは「アホネタだからこそ、ブログ本文の魅力でガチ勝負」したいので排除しているのだ。体裁を結局変えなかった(変えようって計画はあった)のも、これが理由だ。
とまあ、少し暗めの話題が多くなってしまったけど、今後も更新は続ける予定である。コメントなどから推定する限りでは、私が思っているよりは読まれているようだし。いくら「読者置き去りが基本」などというトンデモブログでも、これは嬉しいモノですよ。これからもいい意味で「読者の期待を裏切る」よう精進しますので、悪い方に裏切ったからって見捨てないで(苦笑)。
3月29日 ― 2008/03/29 23:32
いやあ、やっぱり香港ジョッキークラブの「海外レースオッズ」は楽しい。Duty Freeでは日本のAdmire Auraが単勝8.0倍なのに、Vodkaは32倍もつけやがる。World CupのVermilionは8.8倍で3番人気。しかし、一番笑えるのはやはりSheema Classic。Viva Patacaに何と1.6倍!色んな意味でやりすぎだろ。このオッズなら、香港ヴァーズに続いてQuijano狙いが面白いのでは…
ちなみに、「漢字馬名」が気になったので中文表記に切り換えたところ、素晴らしいネタを見つけた。日本のVermilion、中文表記「赤兎馬」だそうな…マジですか。スゴい名前もらったものだなあ。「三国志演義」で呂布及び関羽が騎乗した、中国文学に登場する屈指の名馬ですがな。3番人気の理由はコレか?
ついでなので、耳が腐る話をしよう。「三国志演義」に出てくる呂布は、「女の色気に血迷ったあげく、義父にあたる董卓(悪役だけど)をブチ殺し、その後も好き放題暴れたあげく曹操にクビ斬られた」奴である。性格は単純かつワガママ、だけど一騎打ちは死ぬほど強い。そーゆーキャラに設定されている。
その呂布、実在した人物である。「三国志演義」には、創作キャラも山ほどいたりするんだけど、正史である「三国志」にも登場するから、実在はしたようだ。実際は…やっぱり似たようなことやらかしている(笑)。やはり、「とにかく強くて馬鹿」な奴だったらしい。
この呂布だけど、「西方騎馬民族の血が入っていた」人物だと言われている。馬に乗るのが上手かったのは、それが理由だと。まあ中国西方の「馬が乗るのが上手かった民族」なんて色々いたので、多少(どころじゃなく)不正確な表現になるのを承知であえて言えば、モンゴルの血を引いていたわけだな。
モンゴルの血?まあ、色々思い出す人物はいると思うけど、代表は朝青龍か。性格は…だけど強い。おまけにあの体格。ちなみに、「三国志演義」に出てくる呂布の体格は、あんな感じだそうな…
するってえとだ。「赤兎馬に乗った呂布」ってのは、ズバリ「ヴァーミリアンに跨った朝青龍」ってことに…うわ、なまじ競馬に詳しいだけに、生々しい姿が脳裏に思い浮かぶ!そんなものがフルギャロップ(競馬で馬が走るやり方。この走り方が最速。)で突っ込んできたら、誰だって逃げるでしょ。その上、性格もアレだとしたら…いやあ、やっぱスゴかっんだな呂布は(苦笑)。
何故ヴァーミリアンが「赤兎馬」なのか?これはよくわからん。「赤系統の色」であることは間違いないんだけど。ひょっとしたら「三国志演義・英訳版」(一応あることは間違いないでしょ)では赤兎馬のこと「Vermilion」って訳しているのかも知れないけど…可能性が高いのは、「香港ジョッキークラブの馬名翻訳担当者が調子に乗っただけ」ではあるんだけど。
香港の漢字表記馬名は、実に楽しい。音あわせたり、意味あわせたり、時に暴走気味に「超訳」したりする。実際は大変なんだろうけど、正直「すごく楽しそうな」仕事の1つだね。私が競馬マスコミ関係者なら、取材してみたいんだけどな…この辺が日本の競馬マスコミの問題点だね!(違うと思う…)
本日はこれから忙しいので、これまでとしよう。応援の電波を送信しなくてはならないから(笑)。向こうで受信できるとはとても思えないんだけど、そんなものは知ったことか。いけ、頑張れFloral Pegasus!今度は強気で行くんだぞモッセ!
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