2月19日 ― 2008/02/20 02:16
某ミッション系大学の法科大学院、サイトショボすぎ。シンポジウム開催のお知らせとして、バカでけーポスター配るカネがあるんだったら、サイトに情報載せろよな。入試情報以外は放置情報(ほとんど更新する必要がないモノ)たあ、どーゆーことだ。
本日の話題は、競馬新聞「ホースニュース・馬」休刊について。いやまあ、どーしたって寂しいよねえ…とはいえ、哀惜に浸りたくなる気持ちを少し堪えて、シビアにいってみようかなと。
私は競馬新聞を買わない人である。スポーツ新聞と夕刊タブロイド紙で用が足りてしまうので。例外は福島旅行の時ぐらいかなあ。なにせあの旅行は「朝が弱い」参加者が多い(私もその1人)ので、我々が飯坂温泉駅に付いた頃にはスポーツ新聞が「絶滅」してることが多いので。あの季節に飯坂温泉行く奴は、かなりの割合で競馬狙いだし。
確かに以前からずーっとそーゆースタイルで馬券買っていたんだけど、ある意味「決定打」になったのは、海外競馬覚えてから。なにせ向こうの新聞は情報が少ない。いや、掲載はされているんだろうけど、こちらの解読能力が低いのでワケわからん。それでも予想を展開できる自分を発見してしまったので、「スポーツ新聞程度の情報があれば、後はいらん」って状態になったのだ。
競馬新聞ってのは、正直「衰退が約束された」メディアである。スポーツ新聞や夕刊タブロイド紙などが「負けないだけの」競馬情報を掲載するようになり、さらにはネットで予想してネットで馬券買う…ってスタイルが広まりつつある現在、とにかく旧態依然としていて値段が高い競馬新聞に、未来はなかったのは確か。これから先も減り続けるのは間違いなさそうだ。
ただ…実は、競馬新聞が「旧態依然としている」ことは、ある程度仕方のないことではないかって気がするのも確か。競馬新聞最大の強みは何か。それはデータ量(確かに多い)でも的中率・回収率(スポーツ新聞より高いとされている)でもなく、「歴史が古いので、見慣れている奴が多い」ことではないか。私は真剣にそう思いますね。
普段使い慣れてないメディアで予想を展開するのは、ものすごーく疲れる。この際意味不明な言葉の羅列であっても、「見慣れている」モノにすがりたくなる。なにせこの私、香港には立派な「愛用してる競馬新聞」があったりするのだ。広東語で書かれているので、内容は基本的にわからん。具体的に何かしら役に立っているのか、我ながら多いに疑問だったりする。けど、コレがないと不安なんだよ。「お守り」の一種だな。
たまに国内遠征をしている人なんかは、「オレはいつもの新聞じゃなくても…」と思うかも知れない。そりゃあ日本語で書いてあるからだ。内容読み取れるのなら、何となく「コレでいいか」って気になる。外国語で書かれているものだと、内容ロクにわからんだけに余計「全体のレイアウト」だの「使っているフォント」だのが気になるんだよ。普段自分がどれだけこういうモノに依存してるのか、よ-くわかる。
そりゃあね、実際は競馬新聞も色々変化してきた。昔と違って開催全場の馬券売るようになったし、馬券の種類も増えた。その度に細かい変化が要求されてきたことになる。でも、「全体の雰囲気」を替えないように努力してきたのは間違いない。だって、競馬新聞買う奴が求めているのは、「手にしたときの安心感」だから。
安心感が売り物…って商品は、とにかく変化させにくい。うかつなことやると、常連筋が全部逃げ出す。そうなったら新規読者獲得にも悪影響でまくりでしょ。せめて価格で対抗できたのならともかく、競馬に興味ない層も買うスポーツ新聞などが相手では…
競馬新聞というのは、実はアイデア自体は悪くなかったのではと思う。競馬に特化した紙面。広告なんてロクにありゃしない。ただただ「情報の質」がウリ。その代わり値段は高い。これは「広告収入に依存し、結果として広く浅く路線を歩まざるを得ず、焦点がぼやけがち」なスポーツ新聞などに対し、ある種のアドバンテージがあるのでは。
ただ…競馬新聞側がそのアドバンテージを全く活かせてない。「質の良い競馬情報とは?」という問いかけに対し、結局的中率・回収率以外の答えを見いだせていない気がする。調教時計・調教評価はスポーツ新聞より…と言われるけど、平日の競馬面で蕩々と語ることが出来るスポーツ新聞相手にこのジャンルで勝負したって、大きな差を感じ取ってもらうのは難しかったような…
その点を考えれば、むしろ競馬新聞は頑張っているのではないかな。ネットの普及に伴い、紙の新聞は全部そのうちヤバい…などと言われる世の中だってのに、未だ生き延びてきたんだから。ただ、その理由が「ギャンブラーが本質的に持つ安定志向」に過ぎないんだとしたら、これから先相当厳しいでしょ。競馬マスコミがこの先どーなってゆくのかは、実に興味深いね。どっかのバカが「Web2.0時代における競馬報道とは」を本気で研究してくれないものかね?(笑)
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