9月4日2011/09/05 00:53

 本日は何故か大阪にいて、同人誌即売会「こみっく☆トレジャー」に参加していました。報告したいことがあるので、そのレポートを。なお、この手の記事の常として、サークルの敬称は略させていただきます。
 
 東京近郊在住の私が、何故大阪の即売会に行かねばならないのか。正直、聞かないで欲しい。自分でもワケわからん。一応のお目当ては「いちあさ企画」(L-27a)ってトコロの取材。ゲームマーケットで国際通信社に「まどか☆マギカ」のカードゲームを委託したトコロ。一体何を考えてそんなコトしたのか、気になって。
 
 でまあ、朝イチ真っ先に駆けつけたのが「いちあさ企画」。単に入り口の近くだから(苦笑)。実はカタログ見た時点で「予感」はあったんですよ。こみトレのカタログにはサークル名だけではなく、出展者のペンネームでサークル探す索引が付いているんだけど、そこにあったペンネームが「いちねんせい」だからなあ。そんでもって、当然のように「どっかで見た顔」が…どう考えても「一応プライベート」だよね?「自社製品」オチてたし。ふ~ん、ああそう。事情はわかった。これからは一応「そーゆー人」に分類させてもらおうかな(笑)。
 
 てなわけで「仕事」は終わった…と会場内をぶらついていたところ、面白いコトが判明。これはビックリ珍記録。なんと「まどか☆マギカ」ネタのテーブルゲーム(カードゲーム・ボードゲーム)が5つも販売していました。これはスゴい。真面目に感心しました。
 
 同人誌即売会&同人ゲームに詳しくない方には、ドコがスゴいのかわからないと思うので、色々述べてみる。まず、コミケとゲームマーケットという、「そーゆーモノを扱っている即売会であるとかなり広く認知されている即売会」以外で、テーブルゲームを見ることはかなり希。ネタ問わず5つあったって時点で記録モノ。もっとも、私が行かない即売会なんて山ほどあるので、この程度なら他の即売会でもありえるのかも。
 
 やはり着目すべきは「まどマギ」ネタが5個って部分。そもそも、同人だけでなく商業モノ含めて、「5個もテーブルゲームがある」アニメ作品からしてあまりない。バルジの戦いじゃないんだから。ガンダムとヤマトは確実。マクロスもあると思う。ダンバインは同人サークル「TDF」(注:9/11誤記を訂正しました)が頑張って出しているので5個あるかな。銀英伝もあるはず。けど、これぐらい。ボトムズやダグラム、エルガイム辺りで早くも怪しい。これらは一応「コンシューマー機が貧弱だった時代に、ある程度受けたアニメ」なんだけどね。近年の作品になるともう駄目。私が知らないだけかも知れないけれど、エヴァは全く思いつかない。なのははいくつかある(1つ持っている。空戦ゲームだけど)のは知っているけれど、5個はなかったような。「一般ウケした」作品だろーが「ヲタクには絶大な支持を受けた」作品だろーが、5個出たってのはそれだけでスゴい。
 
 しかも、新作・準新作(他の即売会で出したけれど、その即売会では初売りの品)だけで5個。これは「似たような時期にまとめて出た」ってことを意味する。これは…コミケ・ゲームマーケット含め、版権作品では初めて見たかも。仮に過去に例があったとしても、ガンダムとヤマト(版権モノ同人ゲームでは2強)だけではないかな。版権モノ以外を含めて考えても、多分戦国時代モノと空戦モノが入ってくる程度。実は同人では少なめって話がある(投稿に回っているのだと思われる)「WWⅡ陸戦モノ」だと、「1即売会で新作5個」って例は無かったのでは…って話になる。
 
 何故こんなに?よくわからん。確かに「ゲームにしたくなるような」話ではあると思う。だからって…同人ゲームって「作るのが凄くタイヘン」なので、ウケたからってそのネタのゲームがホイホイ出てくるようなモノじゃない。にもかかわらず5個。どーゆーコト?しかも、「同人ゲーム市場がまだあまり成熟していない」と推定される関西で。うーむ、謎だ。
 
 ラインナップを挙げておこう。いちあさ企画からはゲームマーケットでも委託販売していた「魔法少女まどか☆マギカ カードゲーム」に加え、半分オマケ(単品販売もしていたけれど、カードゲームを買うとオマケとして無料配布)の「さやかちゃんを救え!ボードゲーム」が。なお、「何故か」ハガキゲームだった(笑)。
 
 今回色々お世話になった「不穏当屋」(L-20b)では、「まどか☆戦記」が。コレはゲームマーケットで入手済みだったので、流石に購入はしなかったけれど。いやあ、やはり「顔見知り」のサークルがあると気分的に楽ですね…って、何でオレは関西の同人誌即売会に「顔見知り」がいるんだろ。ついでに言うと、こーゆーサークルがあると「挨拶しに行かなきゃ」とその即売会に入り浸るコトになりがちなんだよな…オレはなんか色々間違ってないか?
 
 「まどマギ」のゲームであるとアタリはついていたけれど、カタログチェックの時点じゃ詳細不明だったのが「K-DT」(R-33b)ってサークルの品「インキュベーターゲーム」。「トランプの柄変えました」ってだけじゃなあ…と警戒しつつ見に行くと、なんかチャンとしたゲームっぽい。でも、どんなゲームなのかよくわからん。説明用に配布していたチラシ読んでも良くわからん。あげく「どんなゲームなんですか?」と聞いてみても良くわからん(苦笑)。「元にしたゲームは何かあるんですか?」と聞いて初めて「電力会社」ってゲーム(プレイしたこと無いけれど、名前は聞いたことある)のまどマギ版だとわかる。「こーゆーモノに食いついてくる奴の9割はゲームに詳しいに決まっているんだから、チラシにそう書けよな」とアドバイスしてきました。もちろん、買ってから。
 
 以上の品は、カタログを詳細にチェックすれば入手可能な品。しかし、最後の1つはそうじゃねえ!カタログにはゲームのことは一言も書いて無いねえ。しかも、置いてあったジャンルがヒドい。いちあさ企画・不穏当屋のジャンルは「まどマギ」、K-DTのジャンルは「ゲーム(その他)」だけど、ココは「ラノベ系」にいやがった。思いっきり畑違い。不穏当屋のイッシー殿が「見逃した」のも当然って品。ソコが掲げていた大型POPを「裏から眺めた時」限定で発見できるときたもんだ。私が発見したのも偶然である。オマケにこのゲーム、コミケでも売っていたらしいんだけど、やっぱり「まどマギ」とは無関係な上、私が「ココの品はどーせ秋葉原で売っているから」って理由からスルーする場所…カンベンしてくれ。おかげで頒布サークル不明。制作は「翠屋本舗」。タイトルは「まど☆マギオン」。元ネタゲームは「花火と生け花」だそうな。もうカンベンして。
 
 ちなみに、初出の内訳はゲームマーケット2、夏のコミケ1、今回が2と推定される。まどか☆戦記はコミケでも売っていた(イッシーサークル)ので、ゲームマーケットで2つ、コミケで2つ、こみトレで5つの「まどマギ」のゲームが販売されていた様子。ヘイ、どーゆーことだい。色々事情はありそうだけど、こと「まどマギゲーム」に関する限り、ゲームマーケット・コミケという「2強」差し置いてこみトレの勝ちですか。
 
 なお、今回はもう1つサプライズアタックを喰らった。不穏当屋のトコロで色々話し込んでいた時のことだ。ふいに声を掛けられ、反射的に振り向いたら「どっかで見た」顔が。ああ、HAさんお久しぶり…って、アナタ東京近郊在住でしょーが!何故に「東京近郊在住のゲーマー」とこんなトコロで遭遇せにゃならんのだ。流石に計算してなかった…ちなみに、インキュベーターゲームの存在を教え、「某同人誌に『まどマギ同人ゲーム対決』って記事を載せたら?」と提案しておきました(苦笑)。心残りがあるとすれば、この時点ではこちらもまど☆マギオンの存在に気づいてなかったので、オススメできなかった点かな。
 
 ゲーム以外?便せんは発見できなかったけれど、メモ帳は入手できた。ネタは東方。今まであえて考えないようにしていたんだけど、このジャンルにも便せんもしくは類似アイテム(カレンダー含む)作っている奴がいそうだなあ…うう、このジャンルには可能な限り関わりたくなかったんだけど、そうも言ってられなくなった気が…またもや「うんちく商事」の東方アレンジCDとか買っているし。
 
 私は以前から「関西にも同人ゲーム(非ウォーゲーム含む)発表の場が欲しい」と考えていて、こみっく☆トレジャーがそうなってくれるといいなあ、と淡い期待を掛けていた。それは事実だ。でも、いきなり「コミケ・ゲームマーケットでもなかなかお目にかかれない珍記録」叩き出し、あげく遠方からゲーム求めて遠征してくる奴が2人も来場する…などというアホな成果が出るとは、どーゆーこと?ひょっとしてこの即売会、私が思っていた以上に見込みあるんですか?これは、少なくとも今後も定期的に観測する価値が…って、関西の同人誌即売会相手にソレやったら、カネがもたないってばさ!
 
追記:サークル名に間違いがありました(コメント参照)ので、9/11訂正しました

9月11日2011/09/12 00:53

 色々あって久々の更新。まいったね。誤記訂正とか放置しちゃってたし。色々あるんですよ私にも。はあ。
 
 本日のネタは、放置しまくっていた凱旋門賞ネタ。流石になかなか書く気になれなくて…結論から言います。今年の凱旋門賞行きはキャンセルしました。理由は、ヴィクトワールピサが回避したから。普通だったら色々悩んでどうするのか決めると思うんですけど、今回は全く悩みませんでした。
 
 悩まなかった理由?朝起きて、「よし、今日は仏旅行の申し込みを…」と思ったその日に「ヴィクトワールピサ回避」ってニュースが飛び込んできたから。これは「何か」が私に行くなと言っている…そう判断しました。
 
 これは、私にしては珍しい行為である。今までの私は「それでも行く」ってコトをやらかしてきたのだ。元も顕著な例は…あれはいつだったかなあ。口蹄疫騒ぎのおかげで日本馬が香港行きを残らずキャンセルした時のことだ。にもかかわらず、私は香港に行った。「香港馬が見られればそれでいい」って言って。他にも、原居民様が行く「かも」ってだけでバーデン大賞を観に行ったこともあるなあ。本来の私は、そーゆー人だ。
 
 海外遠征応援旅行には、この手のリスクがつきまとう。それはよーく知っている。応援している対象の馬が実際パドックを歩いている姿を見ただけで受ける感動は、今も昔も変わらない。「万難を排してココに来てくれたんだ」ってコトは、自分がソコにたどり着くまでの苦労(当然、色々ある)を思い出しただけで想像できる。にもかかわらず、いつもと同じ姿を見せてくれる競走馬の頼もしいことと言ったら…私がフジヤマケンザンを尊敬しているのは、香港国際カップ(当時表記)を勝ったからではない。あの当時の海外遠征にもかかわらず、勝ち負け出来る姿をパドックで見せてくれたからである。
 
 そうやって考えてゆくと、本来ならば今回も私は凱旋門賞に行くべきだったかも知れない。そりゃあヴィクトワールピサ不在は哀しい。現地に行っても、「何でこんなトコロまで…」って思いをするのは間違いない。けれど、スタッフはもっと口惜しい思いをしているのだ。その気持ちを万分の一でも味わうため、遠征に行く…というのも、1つの考え方だと思うな。少なくとも、今まで私はそうしてきた。これからも基本的にはそうするつもりだ。
 
 なのに今回日本に残ったのは、「無事に戻ってこい」って気持ちが強かったから。初の取り消しだったら、今まで通りにしたような気がする。香港に続いて二度目だからなあ。無事を祈ることの方が優先だ…ってワケじゃないな。変な話だけど、「オレが危ない橋を渡るワケにはいかない」って意識が働いた気がする。
 
 今年の中山記念の日、私は中山の馬頭観音に「ヴィクトワールピサが無事戻ってきて、再び日本で元気に走る姿を拝めますように」と願を掛けていた。そりゃあ勝って欲しい。けれど、まず最初に心配すべきはこの点だ。私と似たような競馬歴を持つ人なら、その思いは強いんじゃないかな。ホクトベガの件をリアルタイムで知っているから。まずは無事にレースを終えて欲しい。勝ち負けはその次の話。海外遠征が今以上に冒険だった昔を知る身としては、こういう想いが強い。
 
 そんなこちらの想いをどう受け取ったのか、ヴィクトワールピサはドバイで勝った。にもかかわらず、香港で取り消し・凱旋門賞も取り消し…無事な姿を見て安心したい、ってのが本音としてある。勝ち負けも大切だ。リスクを避けて安全策をとることが、競走馬として正しい姿とは思えない。けれど、ここは無理しないで欲しい、とにかく日本の競馬場に元気な姿を見せてもらいたい。そう思うのは自然なことではないかと。
 
 にもかかわらずだ。私自身が海外遠征などと言う「無茶」ぶちかまして、ヴィクトワールピサが戻ってきた姿を見られなくなったらどうする。「生涯の悔い」とはこのことでしょ。死んでも死にきれない。カッコ悪くてあの世になんて行けねーぜ…てなもんだ。たかが仏旅行で大袈裟な?あのね、競走馬が故障を知らずにレース使ったら、どうなるものかわかったものじゃないんだよ?そう考えると、今回ヴィクトワールピサは2度も「命を落としかねない」領域に脚を踏み入れていたと言える。それを思い知らされていながら、「自分は大丈夫」なんて言えるか?
 
 私は日本人だからして、義理ってのは大切にしている。そりゃまあ色々限度はあるけれど、出来る限りは大切にしたい。たとえ向こうが何とも思っていなくても。義理ってのはそーゆーモノじゃないか?しょせん人ではなくて畜生かもしれないけれど、競走馬相手だからって義理は欠きたくない。私はヴィクトワールピサが日本のレースを使う時、その姿を拝むという「義理」がある。少なくとも私はそう思っている。だから、その時に私は万難を排して競馬場に駆けつけなくてはならない。墓場に入っているなんてのは論外だ。そりゃあ日本にいたって、私が無事だとは限らない。限らないけれど、余計なリスクは排除しておきたいよね。普段はそう思うから、応援している馬が回避しても遠征する。今回は、遠征しない方が義理を守ることになる…そう判断した。
 
 正直、この決断は辛かった…行くも地獄・行かぬも地獄とはこのことだ。ただ、角居調教師を筆頭とする関係者は、もっとやりきれない想いをしているわけだ。そういう想いも共有できてこそ、「惚れた馬」じゃないかな。勝っている時に一緒になって喜ぶだけなら、誰でも出来る。負けた時、苦しい時、口惜しい時にも想いを共有しなくては。それが、ハーツクライがキングジョージ負けた後、ホントにカネが無くなって貧しい食事をする羽目に陥り、安宿のベッドで「この借りは必ずや返す!アイシャルリターンだ!」と涙した私の意見だ(苦笑)。
 
 つーわけで、私は今年凱旋門賞に行きません。本当に口惜しいけれど。「ヴィクトワールピサが元気に日本で走る姿を見る」って義理を果たすためには、仕方ありません。実を言えばまだ割り切れてるワケじゃないんだけど、もう流石に色々タイムオーバーだろ。今からじゃ、まず休みからして確保できそうにない。
 
 しかしだねえ。ヴィクトワールピサの次走はおそらくJC。毎年観ているレースだから別に問題はない…と言いたい所だけど、今年もゲームマーケット(秋)と重なっているんだよな…こちらにも義理が山ほどあるので、まさかすっぽかすワケにはいかない。連闘決定。まあレース自体に義理があるってレベル(私がナマで見た最初の大レースがコレで、以降必ず観ている。コレがいかにトンデモネーのか、知ってる人は知っている)だから、連闘は当たり前なんだけど…ああ、何故私の体にはスペアがないのでしょーか。あればロンシャン競馬場に送り込むんだけどなあ…

9月22日2011/09/23 05:40

 季節の変わり目に伴う体調不良(単に疲れが取れにくいだけ)などなどありまして更新が滞っていました。申し訳ない。やっぱり長期間休むと勘が戻らないなあ。
 
 本日のネタは、ゲームマーケット大阪開催について。つい先日ゲームマーケット公式サイトにて発表があった。開催期日は2012年3月4日。詳細は公式サイトを参照下さい。待望の関西地区開催である。やったね!嬉しいよ私は。ちょっとヤケクソ入っているけどな!
 
 先日こみっく☆トレジャー遠征の話を書いた際、〆の部分に「関西にも同人ゲーム(非ウォーゲーム含む)発表の場が欲しい」と書いたくらいだ。このニュースは嬉しいに決まっている。ド本命がいきなり関西にやってくるのだから。ただ、いざそれが現実になってしまうと、関東在住の私としてはアタマが痛い。理由?他の誰が何と言おうと、私自身は「F男がその場にいない」なんてコトは許せない。このイベントを盛り上げるため、参加した同人サークルを激励するため、関西まですっ飛んでいくしかない。なお、このイベントの前日はチューリップ賞。早くも「阪神競馬場で競馬観てからどっかに宿泊し、翌日ゲームマーケット」という計画が…アホですな。
 
 しかもだ。私としては、こみトレのウオッチングも継続してゆかなければならない。ゲームマーケットという「ゲーム専門イベント」開催が決定したというのに?いや、だからこそ。このニュースを受け、こみトレでゲームを売ろうとするサークルが減るのか、それともあまり影響を受けないのか、観察しなくては。関東ではゲームマーケットが定着しているにもかかわらず、コミケの重要性は相変わらずだ。その意味では、こみトレも「ゲームマーケットがやってきたからと言って、相変わらずゲーム関連同人発表の場として重要であって欲しい。そんな贅沢な希望を持つ以上、私が直接こみトレに出向いて、ゲーム頒布しているサークルに「ゲームマーケット大阪でお会いできたら幸いです、でも、今後もこみトレでもお会いしたいです。」と言ってこなくてはイケナイ。たとえ1人1人の声は小さくても、「オレがやらなくても誰かがやってくれるさ」などと考えるのは間違いだ。ただ、そのためにイチイチ遠征しなくちゃイケナイんだけど…
 
 加えて、関東においても「やりたいこと」がある。この秋のゲームマーケットに参加するサークルの中に「関西に遠征して、同人ゲーム頒布してみよう」と決断してくれるトコロが出てくれるよう、失礼に当たらない範囲で鼓舞しまくるのだ。実際そんなサークルがあるのかどうかはともかく、委託って方式含めて視野に入れてくれると嬉しい。関東である程度の評判を築いたサークルの作品が入手できるってなれば、ソレを目当てに人が集まるのでは…と期待できるわけで。
 
 それどころか…現段階では「単なる構想段階」だけど、私がサークル作って、ゲームマーケット大阪で委託販売してきます…って計画まである。賛同して作品を委託してくれるサークルがあればって話だけどな。継続参戦はちょっと…と思うけど、各サークルが「本格参戦する価値があるのか」を判断するためのデータ収集を目的とした、単発参戦なら悪くない。早くもサンセットゲームズが「代理販売の受付を予定」しているので、ソチラに任せた方が適切って気はするのだけど…ただ、私に任せると、「どんな人がどんな感じで買っていったのか」ってなレポートが届きますよ。あと、必要なら面と向かって交渉しやすい(私は関東在住だから)ってのもメリットかな。
 
 とまあ、言葉で書くとそうタイヘンでは無さそうだけど、実際は…この手の「交渉」の基本は、誰が何と言おうと「面と向かってするもの」だ。メールを出したり、SNS上で呼びかけたりではない。ましてやブログで語った程度では(苦笑)。そのため、おそらく…ではなく確実に「即売会の会場を飛び回り、サークルの方々と色々話をする」ことになる。これはものすごく楽しいことではあるけれど、同時に凄く疲れる。あまり気楽にやるわけにもいかないわけで。正直、「何てオレがこんな面倒なことを…」と思うこともあるけれど、オレがやらなきゃ誰がやる…って理屈に従い、私がやるしかない。なにせ、「そーゆーコトをやる奴は必要だよね」と思っている人間からして、私しかいそうにないからなあ。
 
 現時点では、このゲームマーケット大阪が「どのようなイベントになるのか」ハッキリしない。当たり前だ。まだ実績ないんだから。ある程度は関東で行われているモノが参考になるのは確かだ。特に企業中心の大型スペースはそうなると思う。しかし、同人は正直未知数だ。特にウォーゲーム関連は、どーなるのかサッパリ。関西に同人ゲーム発表している有名サークルがあるのは当然私も知っているけれど、現時点では「参加するか未定」だそうな。下手をすると、「ウォーゲーム系の参加はゼロ」なんてコトにもなりかねない。
 
 私個人としては、できればそうなって欲しくない。この手のイベントは、やはり「ウォーゲームを求める一般参加者がいる」→「それを目当てにサークルが参加する」→「参加したサークルを目当てに一般参加者が増える」…ってサイクルを起こしてナンボだと思う。最初にサークル参加が少ないと、この手の循環を発生させるのが難しくなる。もちろん、一般参加者が少なくても困る。「関西では同人ゲームは売れないなあ」なんてなったら、サークルが離れていくことになるからなあ。
 
 仮にゲームマーケット大阪でウォーゲーム系同人が盛り上がらなくても、それは関西ウォーゲーム界の問題であって、関東在住の人間には関係ない…実を言えば、私もそう思う。いくら外部が盛り上げようとテコ入れした所で、肝心の関西在住ウォーゲーマーが冷めていたならば、どーしよーもないから。大切なのは「地元の人間の熱意」であって、しょせん主力たり得ない他の地域の人間、特に関東在住の人間が何を言うかなんて、枝葉に過ぎないからだ。
 
 ただ、私は関西在住のゲーマーを「信じて」いる。条件さえ整えてやれば、必ずや火が付くと。関東の現状を考えれば、むしろその方が自然だし。ただまあ、点火の仕方を間違えると、上手く火が付かないこともあり得る。そうならないよう、この手のイベントの経験が豊富な人間が手伝うことには意義があるんじゃないかと。だから、私は叫ぶのだ。「ゲームマーケット大阪を盛り上げようぜ!」と。
 
 今回のニュースは私の取っ手はかなり唐突で、正直混乱もしている。けれど、それを承知で「アツい」今の気持ちを書いておかないと…と思ったので、あえて完成させました。もう色々難産で苦労させられたけど。このアツさが一部でも伝わって、少しでも「ゲームマーケット大阪を盛り上げよう」って気持ちになってくれれば幸いです。はい。