7月29日2010/07/30 01:14

 コミケ関連情報その2。今回は色々愚痴りたいことが多いので、第2弾を設けてみました。なお、悩んだけど「お仕事関連情報」なのでこの色で。
 
 前回書いたように、カタログチェックの段階では、「ゲーム(電源不要)」のウォーシミュレーションゲーム関連(マルチ等含む)に関しては、やや不作気味と判断している。なお、これはあくまで「ライターF男」って立場のモノ。書きやすさを考えたら、同人誌より同人ゲームだし、傑作1つより佳作3つの方が有り難い。「コミケに出入りするゲーマーF男」の評価とはちょっと異なります。その点はご了承下さい。
 
 いずれにせよ、不作が予想されるってのは厳しい。私は一応「良い物だけをじっくり紹介するのではなく、幅広く数多く紹介する」ってスタイルで原稿書いているので、点数不足はちょっと痛い。変にスタイル変えると墓穴掘りそうなので、できればやりたくないんだよね。もちろん、現時点ではアンテナに引っかかりにくいカードゲームやドイツゲーム系から「掘り出し物」や「ネタ系」のもの探してきて…ってコトをやる予定なので、蓋を開けたら「それなりに品数揃いました」となるかもしれないんだけどさあ。
 
 ただ、こうした「不作」は、想定の範囲内でなければイケナイ。質・量にバラツキがあるなんて、私はよ~く知っているんだから。なにせ私は「コミケ出入り歴よりゲーマー歴の方がちと長い」ので、コミケに初参加した時からずっと「ゲーム関連の何か」を吟味してきているのだ。「どうしよう…」などと狼狽えるようじゃ、自分で自分に「コミケ取材」なんて仕事を命令しない。
 
 そのための対策その1は、「不作である」って愚痴…いやまあ、呆れる気持ちはわかるけど、これも結構大切だと思う。同人ってのは、どーしてもバラツキが多いのだ。ましてや「落選」がシャレにならないほど現実的なコミケ。折角無理矢理有給使ってスケジュール空けたにもかかわらず、「不作なんですけど」って事態はあり得る。そんな時に備え、事前に「覚悟しておけ」って警告を出し、どうやって気を紛らわすのか…ってなコトを簡単に指南するのも、「読者目線の実践記事」なるものを書いていることになっている、私の努めだと思うので。
 
 もちろん、これだけで終わっては連載が消滅してしまう(苦笑)。そこで、今回は「こんなこともあろうかと!」ってネタを発動する予定だ。それは何かって?ゲーム以外でコマンド誌読者が興味を持ちそうなジャンル、すなわち「歴史」と「メカ・ミリタリー・旅行」(コミケジャンル上セットになっている)を丹念に取材し、ここら辺で何かしら紹介しよう…って手だ。
 
 これらのジャンルについては、以前から「機会を設けてキチンと紹介したいなあ」とは思っていた。ただ、取材がタイヘン(説明が難しいでしょ)だとか、下手に「アレも紹介したい、コレも紹介したい」となると紙面が足らなくなるとかいった事情により、深くは触れずに誤魔化していた。今回はコレに手を付けようというわけだ。
 
 そりゃあね、コマンド誌はゲーム雑誌なんだから、毎回こーゆーモノが紹介され続けるのはどうかと思う。そもそも私は、歴史に詳しいわけでも、メカにこだわりがあるわけでもない…「その方面に五月蠅い」ゲーマーに比べれば、って話だけど。だから、ゲーム関連のネタが豊富にあるなと感じたら、「まあいいか」と省略してきた。ただ、今回はどうもゲーム関連のネタが少し不足しそう。だったらたまには紹介してみるか!というわけだ。
 
 そんなわけで現在この方面もカタログチェックしているんだけど…正直苦戦してます。理由は簡単。同人ゲームと違い、「何をネタにしているか」だけじゃ、紹介する価値があるかどうかサッパリわからんから。考えてみれば当たり前なんだけど、これらのジャンルは「ゲーマーの視点から見てどうこう」なんてコト気にして本作っているワケじゃないので、ゲーマーにしてみれば「どーでもいいコト」を延々と語るだけ…なんて本がゴロゴロしてるのだ。いくらネタがグデーリアン(独の名将)だからって、「部下とのやおい関係」(腐女子の妄想上では誰でも登場しうる)とか、「ヒトラーとのリアルファイト」(怒鳴り合いはしたらしい)扱われても、ゲーマーとしては困る。まあ、ココまで吹っ飛んだ品なら「ネタ系」として紹介したくなるけど(笑)。
 
 カタログで見分け付かなくても、現地で取材するんだから現物見て判断すれば…ってのはある。もちろんそうするつもりなんだけど…それでも、「ゲーマーが喜びそうなモノ」ってだけじゃあ、「ドレがセーフでドレがアウトか」決めるのは簡単じゃないんですけど。最後は開き直って「その価値があるかどうかは、F男の独断と偏見で決める」ことになるんだろうけど、そこまで開き直るのは楽じゃないよ。そもそも、「労多くして実り少なし」って話になるのがわかりきっていたからこそ、ネタがある程度豊富な時は省略していたんだから。
 
 ついでに愚痴ると、サークル数がやたら多い「戦国モノ」はまるで信用できない。ゲーマーの間では評判が悪かった大河ドラマ「直○兼継」を「面白かった、あれで歴史が好きになりました」などとヌカす人間が作った本が、ゲーマーの役に立つか?かといって省略も出来ない。このジャンルで「ゲーマーの鑑賞に堪え得る」モノは需要が多そうだし。「三国志モノ」も同様…というか、「ゲーマー的にはクズ比率」は戦国モノより上かも。ゲームって形しているんならともかく、同人誌だと採点辛いよ私は。
 
 メカ系だと…正直言おう、戦車・装甲車はいい。飛行機もまだいい。私は艦船あんまり詳しくないんですけど。戦艦レベルでさえ同型艦の識別からして出来ないし、副砲や対空砲の数で「第○次改装後ですね」なんて話もついて行けない。ましてや巡洋艦や駆逐艦レベルに至っては。そのため、どの辺が「ゲーマーが興味を持つ話」で、どこからが「ゲーマーでさえ引く話」なのか、よくわからん。けど、フネって人気アイテムなんだよね…
 
 というわけで、なんか辛い戦いを強いられそうな気もしているんだけど、だからって今更引くわけには…先日正式に「コミケ取材許可」もらっちゃったし。「コマンド誌の一読者F男」としては「コミケレポートあると嬉しいよね」と思う以上、同じ気持ちの奴はどっかにいると信じて、期待に応えたい。ただまあ、私の取材力&文章力でそれが出来るかは…つーか、マジに誰か他にいないのか。

コメント

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