2月1日2010/02/01 23:45

 PAK-FA映像キター!ラプターとフランカーを足して2で割ったようなデザイン。詳細は航空関連雑誌に掲載される専門家の分析待ちだけど、グッときますね。うむうむ、やはり東側の飛行機はハッタリ効いてていい…
 
 本日のネタは、「トンデモ必勝法」について。「しゅみのしみゅれーしょん」で触れていて、私も色々述べたくなったから。これって笑い事じゃ済まない話だと思う…
 
 トンデモ必勝法とは?色んな意味での「常識」に真っ向から喧嘩を売るような手段でありながら、ものすご~く高い勝率を叩き出す戦法を指す。広い意味で考えれば、現実の世界でもごくたまにそーゆーコトが発生する。「アレは常識にケンカ売っているわけではなくて…」って話はさておき。
 
 ウォーゲームの世界においては、この「トンデモ必勝法」が時々話題になる。この遊びは抽象化が低い関係上、「史実・現実とのリンク」が問われる。それに従っていないように見える戦法は、「アリかナシか」って議論が生じるのだ。「日本機動部隊」(EP/国際)の「全艦隊本物作戦」とかが代表かなあ。
 
 こういうトンデモ必勝法がアリかナシなのかって議論は、あまり意味がない。個別に判断するしかないから。考えようによっては「デザイナーが意図して付けたトンデモ必勝法」と呼べるモノまで存在するからなあ。コマンド誌84号「モスクワ'41」のヴォロネジ攻略作戦は、史実の独軍が軽視していた(理由はあるんだけど)ヴォロネジ占領が独軍の主目的になりうるって点で「トンデモ」ではあるけど、これはデザイナーが意図的にそうしたものだ。
 
 ただまあ、世の中には「タチの悪い」トンデモ必勝法もある。現実にそんなコトやったら、「有利どころか何かが根本から瓦解する」ような手段を使ってどうこう…ってモノが平気で存在するからなあ。抽象度の高いゲームならともかく、具象性の高いシミュレーションゲームにおいて、こういう手段が脚光を浴びるのは、正直好ましくはないと思う。
 
 何でそんなトンデモ必勝法が登場するのか?一番ありがちなのは、「現実の戦争をゲームって形にする際に省略される部分を、最初から存在しないモノとして考えるから」かな。いちいちゲームにする以上、盛り上がる部分だけ取り出してどうこうって形にした方が良い。けど、現実はいわゆる「つまらん日常的業務」を無視することは出来ない…どころか、下手すれば盛り上がる部分よりも重要だ。にもかかわらず、「つまらん日常業務に備える必要など無い」って思想に基づいて怪しげな手を編み出せば、そりゃあ「盛り上がる」局面においては有利でしょ。
 
 この手の「ゲーム的な必勝法」は、取り扱いが難しい。こういう要素を全部排除するのだ!なんてやらかすと、「史実をただ後追いするだけ」になってしまい、史実検証ツールとしてはともかくゲームとしてはつまらなくなりがち。かといって「何でもアリアリだ!」とすると、「イッタイナニヲシミュレートシテイルノデスカ!」と怒られる。要はバランス問題だ。どの辺が「ほどよいバランスなのか」は、プレイヤーの好みにより微妙に異なる。それゆえ、ゲームデザイナーは「どういうバランスにするとウケがいいのか」と悩む必要があるわけだ。
 
 もっとも…私が思うに、この問題に一番悩まされるのは、ゲームデザイナーではなくてデヴェロッパーやテストプレイヤーではないかと。デザイナーは「オレはこういうゲームが作りたい」と決め、その方向に向けて突っ走ればいい。それに対し、デヴェロッパーやテストプレイヤーは、「このルールに従うと、本当にそーゆー方向に進むことになるのか」を検証し、そうならないのであれば「マズいルールを潰す」必要がある。つーか、誰かがコレをやらないと穴だらけのゲームになりかねない。
 
 シミュレーションゲームにおける「トンデモ必勝法」ってのは、実を言えばコンシューマーゲームにおける「バグ技」に近い。全部が全部そうじゃないけど、割合から言えば多いんだよ。デバッカーにあたる奴(デヴェロッパーとテストプレイヤー)がいい仕事をすれば、こういうものはほとんど無くせるはず…理論上はだけど。でも、現実問題としてこの業界の「デバッカー」達が優秀かどうかと言えば…個人個人の努力と才覚には頭が下がるけど、シミュレーションゲームという「複雑怪奇なシロモノ」のバグをきちんと潰すには、それじゃ足らないんだよね。残念なことに。
 
 この手のバグ取りを「おかしいところが見つかった、じゃあ直しましょう」の連続だと思わないで欲しい。オカシイところが見つかった場合、まずは「コレはバグと呼ぶべきモノなのか、それとも仕様の1つと見なすのか」を、侃々諤々の議論で決める必要がある。ここでバグと見なすべきと決まれば、どう手直しするのかまた議論が始まる。ソレが決まると、今度は「その改訂の影響がゲーム全体に及ぼす影響」を徹底検証し、新たなバグを生んでいないか確かめる必要がある。理想としては、あらゆるプレイヤーが編み出す全ての手について、「それはあくまでコチラの想定内だ」と言えるようにしなくちゃイケナイのだ。やってられるか。普通の神経なら逃げ出したくなる。
 
 聖書によると、その昔ダヴィデって奴がゴリアテって巨人と戦い、投石機を使って勝利を収めたそうな。周囲の観客や戦いの当事者にとっては「ダヴィデ強い、ゴリアテ弱い」で済む問題かも知れない。ただ、その裏には「ルール上、投石機使うのはアリなのかナシなのか」でアタマを抱えた奴がいるような。「瞬殺じゃねえか!だから投石機は禁止しろとあれほど…」「いや、この場合投石機を使わなかったゴリアテが馬鹿なだけじゃね?」「投石機使えばいつでも瞬殺で決まっちゃうんだから、禁止しなきゃイカン」「いやいや、投石機使った戦いに適応してこそ、新時代の強者なのでは」「投石機がアリなら、後ろからの不意打ちもアリか?」「馬鹿、ソレとコレとは話が別」「とりあえず、今後はナシだな」「いや、前例出来ちゃったんだからアリでしょ」ってな議論(1人で自問自答して悶絶しているだけかもしれないけど)があったんじゃないかなあ…
 
 私も怪しげな裏技を見つけるのは嫌いじゃないし、ソレを使って勝ったこともある。節度みたいなモノは必要だとしても、この手の「トンデモ必勝法」を禁止しろとは言わない。けど、「こういう手で勝ったら、デザイナーやデヴェロッパーはどう思うのかな?」ってコトを、ほんのちょっとでいいから考えて欲しいな。エラッタで訂正するのだって楽な作業じゃないんだからさあ。はあ、「武田騎馬軍団」どーすんだよ…

2月4日2010/02/05 00:04

 いかん、2月最初のネタと決めていたモノを書きそびれた。ちょっと反省。つーわけでそいつをお届けします。つまらんネタではありますが。
 
 2月といえば、「最初にカレンダーをめくる月」である。色々慣れないのでめくり損ないも多発するんだよな。特に私の場合は。それはさておき、私の目から見て「奇抜な」カレンダーを発見したので、ちょっと語ってみたい。
 
 奇抜なカレンダーとは?ディズニーのミッキーマウスカレンダーである。経緯は知らないけど、我が家に導入されていた。めくる必要のない通年カレンダーで、イラストを背景に日付を書き込でいるのでちょっと見にくいけど、問題のあるデザインではない。一般人にしてみれば、私の部屋にあるカレンダー群のどれよりも「フツーのカレンダーじゃん」と思うだろう。
 
 このカレンダーが奇抜なのは、祝日である。全くないのだ。正月も成人の日も建国記念日も「フツーの日」扱い。多少日付が見にくいのでしばらくスルーしていたんだけど、よく見たらそーゆーシロモノだった。
 
 何故祝日がないのか?おそらくは「世界中で同じデザイン」だからでは。カレンダーの日付は基本的に全世界共通だけど、祝日だけは「国ごとに違う」からね。にもかかわらず全世界共通のデザインにするのならば、祝日を省くしかない。「異国の祝日がわかって楽しいなあ」などと考えるヘンタイはほとんどいない(私がいるからゼロじゃない)からなあ。
 
 しかしだねえ。私以外の大多数にとって、「祝日が掲載されてない(あるいはオカシイ)カレンダー」というのは、「立派な欠陥商品」ではないかと。「それしかカレンダー飾っていない」場合は結構困りそうなものだ。いくら私でも、部屋の中が香港・韓国カレンダーだけで埋め尽くされたら困ると思う。実際はそんなコトはあり得ない(国産を山ほど買うから)けど。
 
 しかし、こんなモノが存在しているってコトは、全世界を見渡しても、「カレンダーなんてものは、とにかく飾ってあればいい」ってな層が山ほど存在する…ってコトなんだろうな。逆に言えば、カレンダーマニアである自分がいかに少数民族なのか、思い知らされたような気が…
 
 このカレンダー、「祝日配置がおかしなカレンダー」として、私の部屋に飾られる分には「正しい」。正直、分捕って私の部屋に持って来なかったことを後悔したくらいだ。ディズニーのロゴしかないので、「余計なロゴが!」とイラつくこともないし。ディズニーのイラストがアリなのかどうかについては、あまり気にしない。ディズニーの関係者やファンが「そんなカレンダーと一緒に飾るな!」と激怒するかも知れないが、知ったコトじゃねえ。
 
 カレンダーってのは、イラスト・写真と言った「遊びの部分」と、日付という「実用部分」をどう混在させるか…って部分が面白い。そりゃまあ「題材」も重要ではあるけれど、それが全てじゃねえ。そんな意味不明なこだわりを持つからこそ、私はカレンダーマニアを自称しているのだ。そんなヘンタイのお眼鏡に適うような品をディズニーが出していたってのは、それはそれで面白いかも。
 
 フツーに考えるなら、祝日抜きのカレンダーなんてのは手抜き商品であり、「傲慢な」品ではないかと。ディズニーマニアやカレンダーにこだわりのない奴は山ほどいるから、問題にならないと言うだけで。ただ、その傲慢さ故に、カレンダーマニアの私の目にとまったというのは面白いかも。
 
 ただなあ。だからって「来年はディズニーカレンダー買うか」って話になるかどうかはビミョー。通年カレンダーはあまり趣味じゃないんだよな。やはり「めくる」って面倒くささがあってこそのカレンダーだと思うので。かといって、いくらディズニーでも「月めくり」「2月めくり」のカレンダーから祝日を追放するほど傲慢なのかは…一般にはコッチの方が個々の日付が目立つので、「祝日がない」って欠陥が目立つような気がするんだよね。それでもあえて「そーゆーカレンダーを出している」のなら、年末近くに浦安までカレンダー買いに行ってもいいかも。コミケよりは楽なんだし。
 
 というわけで、ディズニーカレンダーの情報求めてます。1)ディズニー以外のロゴ等が入っていない、2)通年モノ・日めくりモノでない、の2点を満たしているカレンダーって、祝日配置どーなっていますか?フツーに赤くなっているのなら、残念だけど興味はありません。建国記念日が黒くなっているのなら、今年の年末は浦安行き…いや、この際「香港競馬のついでに香港ディズニー」でもいいな(笑)。

2月6日2010/02/07 02:27

 なんか私の中の「ヘンなスイッチ」入った気がするんですけど…確か「戦国大名」再版作業の時にこのスイッチが入って、タイヘンなコトになったような。しばらく私の精神状態が極めて悪化するかも知れません。ご注意下さい。
 
 本日のネタは何となく「本能寺の変が起きた理由」なんぞ語ってみようかと。いやね、以前からボンヤリ考えていたコトなので、まとめやすいから。なお、私は別に専門家ってワケじゃないので、細かい点は見逃して下さい(苦笑)。
 
 本能寺の変。明智光秀が主君の織田信長を襲った事件だ。有名なので、細かい解説はいらないと思う。「何故光秀はあんなコトやらかしたのか?」ってのは、今でもよくわかっていない。今更証拠が見つかる可能性はかなり低いので、おそらくは「永遠の謎」だろう。
 
 明智光秀があんなコトやらかした理由については、色んな推理がされている。代表例としては「秀吉がそそのかした」「朝廷がそそのかした」「足利義昭が…」といった、黒幕説か。ただ、私はこれに対しては否定的。話としては面白いと思うけど、その後の光秀の動きを見ていると、黒幕がいたようには見えない。
 
 光秀が相当の馬鹿でない限り、黒幕がいたとしたら、「その黒幕を味方に付けるよう」何かしら工作するはずだ。少なくとも、細川藤孝あたりを味方に付けようと説得する際、「実は黒幕にこういう奴がいて…」って話をすると考えた方が自然だ。なのに、その形跡はない。秀吉が引き返してくるという「大ピンチ」にもかかわらず黙っている以上、そーゆー存在はいなかったと考える方が自然だと思う。
 
 するってえと、やっぱり光秀が不満持ったり天下取りの野望を持ったりして…というのが「今の主流説」だけど、コレも少しばかりヘンだ。どこが?部下の重臣が誰1人裏切っていないのがオカシイ。部下が上司に従うのは当たり前…と考えがちではあるけれど、実はコレ、相当ヘンな話なのだ。
 
 江戸時代に朱子学(儒教の1つ)が盛んに教えられた関係からか、日本でも一応「馬鹿な君主でも、ついて行くのが忠義」だと考えられている。けど、その江戸時代でさえ、「アホな君主はぶっ殺してしまう」ってな事例がいくつかあったりする。日本では、忠義の対象ってのは「家」であり、「個人」ではない…という考えの方が主流であり、ましてや戦国時代ではそれが「常識」だった。今現在でも、「家」を「会社」に置き換えて考えてみればわかるでしょ。朱子学に従えば、「会社存続の危機」であっても「お世話になったアホ社長」に従うべきとなる。フツーそうは考えないよなあ。
 
 その常識に従って考えると、「信長を討つ」などという馬鹿を言い出した君主なんてものは、「乱心しました」と言って排除してしまい、家の存続を図る…ってのが「戦国時代の忠臣像」ではないかと。にもかかわらず重臣達も光秀に従っているんだから、少なくとも光秀個人の野望や恨みが原因とは思いにくいのだ。
 
 じゃあ、何が理由なのか?考えてみて欲しい。人間がこういった「トンデモネーこと」やらかす時に多いのは、「ヤバいコトを隠しきれなくなり、ヤケクソになって」ってパターンだ。光秀個人が切腹しても詫びきれないような「何か」があったとしたら、配下の家臣も腹くくって反逆する可能性が高い。いや、むしろ「直接的にやらかした」のは重臣の方かも。監督責任ってモノが生じるから、光秀が「部下がやりました」で許してもらえるとは限らない。
 
 そーゆーコトがあったとしたら…って目で見てゆくと、怪しいのは「四国遠征」だ。明智家と長宗我部家が比較的親しかったというのは、それなりに知られている。このため、「黒幕説」の1つに長宗我部家が挙げられるくらいだ。ただ、黒幕にしては「なんでそこまでして長宗我部家を守らなきゃいけなかったのか」が明確になってない。でも、長宗我部家も知らなかったようなことが問題になった可能性はあるのでは?
 
 たとえばだ。光秀なり配下の重臣なりが長宗我部家に「偽造した信長の公式書類」渡していたらどうだ?長宗我部家は偽造だなんて思ってもいないから、「この書類があるから」と強気に出る。信長はそんな書類の存在知らないから、やはり強気に出る。その結果として四国遠征が行われたのだとしたら…光秀としてみれば、かなり困ったことになる。
 
 信長の四国遠征軍が敗北し、長宗我部有利な和睦が結ばれたならば表に出ないで済むかも知れない。でも、そんなコト期待できるか?多少苦戦したとしても、最後に勝つのはどう考えても信長だ。その結果滅亡しそうになった長宗我部家としては、「話が違うじゃないか!」と全てをブチまけてお目こぼしを期待するだろう。その結果として偽造された信長の公式文書が表に出てきたら…これで長宗我部家が生き延びる可能性はごくごくわずかながらあるけれど、その偽造書類を作った明智家がオシマイなのは確実だ。
 
 明智家にしてみれば、長宗我部家に対して「アレは偽造書類だから、絶対表に出すな」とは言えない。長宗我部家にしてみれば、「わかった」と承知するよりも、信長にぶちまけて「悪いのは明智家だ、オレは騙されただけだ」と訴えた方が助かりやすいんだから。せめて四国遠征軍を明智家が指揮していれば誤魔化せたかもしれないけど、命じられたのは毛利遠征の援軍。この期に及んでどーにかしようと考えたら、信長殺して全てをうやむやにするしかない…そう考えたのかも知れない。
 
 四国遠征がその理由かどうかはともかく、「何かをうやむやにするため」あんなコトやらかしたのだとすれば、「信長殺害以後」のビジョンが不明確なのも、明智家自体は一枚岩の結束を保ったのに細川藤孝や筒井順慶が「聞いてねえ」状態だったのもわかる。「追い詰められたから、やらかしちゃいました」って人間に、その後を考える余裕があるとは思えないし。「野武士に討ち取られる」という怪しい最期を遂げたのも、「裏を知る奴に消された」のではなく、「負けたらどーするってビジョンがなかったので、右往左往しているところをやられた」だけに過ぎないのでは。
 
 最初に述べたように、光秀が何故あんなコトをやらかしたのかって証拠は今のところない。それゆえ、この説が正しいって証拠もドコにもない。ただ、この説が正しいのだとすると、「そういう証拠が出てこない」って時点で、光秀がやらかしたことは一応成功していることになる。「何故こんなことやったのか」がばれちゃ困るからこそ、「敵は本能寺にあり!」と宣言したのだから。その後滅ぼされて裏切り者という悪名背負ったんじゃ意味がないのかもしれないけど、現代でこんなコトやらかせば「裁判という公の場で全て明らかにされたあげく処刑」なんだから、多少はマシなのかも(苦笑)。
 
 面白いのは、こういう説を主張している「歴史家」が見あたらないこと。歴史関係の本はそれなりに目を通しているけど、直接・間接を問わず「何かを誤魔化すためにやったのでは」という出張は聞いたことがない。しょーもない説だからか、盲点となっているのか、その辺はわからないけど。ただ、人間心理を考えれば「追い詰められたのでやっちゃいました」って話はむしろ自然(つまらんこと誤魔化すためトンデモナイことやらかしたって話は今も昔も山ほどある)にもかかわらず、「本能寺の変もそれだったのでは…」って説がないのは、何か理由でもあるのかね?
 
 本能寺の変は「日本史に残る謎の事件」だ。それゆえ、色んな説がある。私の説がもっともらしいなんて言うつもりはないけれど、そーゆーヨタ話がいっぱいあるのも面白いんじゃないかと。ワイドショー感覚なのは認めるけどね。皆様もこういう謎に対してしょーもない方向から探ってみては如何?何かの間違いでズバリ正解を出せるかも知れないんだし。

2月9日2010/02/10 00:36

 考えるトコロあって、Firefox3.5xをアンインストール。代わりにWebkit系のブラウザをインストールしてみたんだけど、どうも完成度が低い。扱いに困るシロモノを導入しちゃったなあ…
 
 本日の話題は、「私がTwitterをやらないワケ」としよう。最近流行しつつあるようなので、そのうち始める可能性はある。けど、現状じゃ全くその気はないからなあ。一応理由ぐらい説明しておこうと思って。
 
 Twitterとは?ものすげー短いブログみたいなもの…となるのかなあ。登場当時から「説明がちょっと難しい」と言われていたシロモノだから、私が上手く説明できないのも、ある程度は仕方ない。とりあえず、「いまなにしてる?」ってコトを、特定の誰か(友人知人中心だけど、赤の他人もあり得る)に対してブツブツつぶやくようなモノだ。
 
 システム的な特徴は、「基本的には友人知人向けのメッセージだけど、赤の他人もそれを読むことが可能」って部分か。私のような「ごくごくフツーの人」(F男のドコがフツーなのか…って話はさておき)がどうこうって話題は、友人知人でもなきゃ関心持たれない。けど、有名人だと「へー」って話にはなる。また、検索を上手く使えばニュースソースとしても使えるようだ。詳しいことは、各自調べてみて下さい。
 
 最近は私の身近でも「Twitter始めました」って人間が増えた。私もその流れに乗ることを考えたんだけど、結局は「やはり必要ない」って見解に。一般マスコミでさえ採り上げるようになった流行のモノを否定する以上、一応は理由を述べておこう。
 
 私のブログ、つまりココは「評論系」に分類されるモノだと思う。私があーしたとかこーしたって話は、あまり出てこない。コレはブログ(正確には前身のテキストサイト)開設当時からそうだった…ような気がするけど、実は最初からそうなると計画していたワケではない。「こーゆーサイト作ったらどうだろう」と考えていた頃は、もっと日記風のモノ(当時流行っていた)になるハズだったのだ。いわゆる「話題ごとの色分け」も、最初は「この単語は、○○分野で使うものです」といった注釈の代わりとして思いついたものだったりする。
 
 にもかかわらず、実際運用してみたら別物に育った。結局私は「自分が何したか」って話題を書くのは、さほど好きじゃないようだ。昔から宿題の日記に対し「何でこんなつまんないモノ書かすんだ」とか思っていた気がするし。「自分が書きたいモノ」が日記風のモノでない以上、今から思えばこうなるのは必然だったようだ。それに、「話題ごとの色分け」ってシステムが「よろず評論サイト」(ここは現状コレに近い)と相性が良くてねえ…
 
 それに、私は基本的に「長文の人」である。たくさん書いて、推敲してから世に出すってスタイルが好きだ。あるアイデアを思いついたら、それを一度思いっきり膨らませ、その後である程度まとめてスッキリさせる…って作業を行いたくなる。その過程を細かく分けてこまめに発表したら、多分まとまりの無さに自分が呆れる。そんなものは私自身が読みたくない。
 
 そんなわけで、現状私の性分に最もシックリくる「発表の場」は、ココだ。ゲーム関連の話は商業誌に書くこともある(コミケレポートとか)し、いずれ私の同人誌を作ることも考慮していたりするけれど、これらは「自分の書きたいことを、自分の好き勝手に書き殴れる」ワケじゃない(ソコが良いところではあるんだけど)以上、ここを閉鎖してまでそれに打ち込むとは考えにくい。何かの間違いで「時間的に余裕がない」って状態に追い込まれない限り。
 
 書かないまでも、フォロー(友人知人有名人の書いたモノを読むこと)ぐらいしたら?コレは私も考えた。けど、最終的にヤメることに。Twitterって、「書き込んだら即フォローしている相手に伝わる」のが利点とされている。私にとっては、悪いけどコレは害悪だ。多趣味な人間である私の場合、「アタマのスイッチ」切り替えるのがタイヘンだからだ。競馬の最中にゲーム関連の話題が来たって「邪魔だ!」と思うし、その逆もしかり。アタマの中身が「その話題を読みたいと思う」ってモードにならないと、どんな話題振られたってウザいだけだ。フツーの人間でも、「仕事中に遊び関連の話題がやってきた」「遊んでいる最中に仕事の連絡飛び込んできた」場合は「ウザ!」とか思うでしょ?本質的にはそれと同じだ。
 
 まあ、私なりにTwitterを使いこなそうと考えれば、それは無理ではない。そのうち始めるような気はする。けど、現状だといらないかな。重要なニュースがTwitter経由じゃないと極めて入手しにくい…って状態にならない限り、始めないと思う。そのうちそんな時代が来るかもしれないけど、それは今じゃない。1年後にはわからないけど。とりあえず始めるのは最後でいいでしょ。
 
 こういう「流行りモノ」は、単に「流行っているから」で始める人間が必ずいる。ソレが悪いとは言わないけど、私は「自分にとってソレはどーなのか」を重視する傾向が強めだ。よって、こういう「自分向きじゃないモノ」に手を出すのは、後回しでイイ。向き不向きは人それぞれなので、向いていると思う人間はどんどんやればいい。その結果として私が始める必要性が生じるかも知れない。その時に始めればいい。焦る必要なんて無い。これが「私がTwitterをやらない理由」である。
 
 実を言えばもう1つ、「やりたくない」理由があるんですけどね。ほら、ココの冒頭って、「話のマクラ」入れてるじゃないですか。Twitter始めると、ネタが被って枯渇する怖れが…

2月15日2010/02/15 23:42

 このブログは一応「文字が読みやすいように」レイアウトをちょっとだけ工夫してあるので、かなりの長文を掲載しても全く心は痛まない。そんなモノに慣れ親しんでいる関係上、「圧倒的なまでの長文」を書き込みにくい場所は、ちょっとイライラするんですけど。悪い癖だとは思うんだけどさあ…なお、この話が何故この色なのかは、一応秘密。
 
 五輪に話題を奪われがちだけど、スワローズのキャンプは半ばに達した。つーわけで、今季の展望を語ってみようかと。一部の方には待望されていたようだし。
 
 はあ…今季はちょっと厳しいです。現時点での順位予想は、去年より下の4位。ちょっとどころじゃなく、苦しいってのが私の意見です。
 
 何故弱気なのか?そりゃもう、課題の先発投手が…若手や新加入の外国人が「期待外れとまでは言わないけれど…」って状態にもかかわらず、館山に昨シーズンの疲労が残っているようでは…先発投手がある程度安定してくれないと、とても困る。
 
 問題点は比較的ハッキリしている。ブルペンじゃいい球投げているのに、実戦形式になると腕が縮こまる奴ばかりで…メンタル面に問題アリってのは困る。「打たれてもいいから、思い切って投げてこい」と言いたいんだけど、監督が「勝負の年」とか言ってるからなあ。先発に関しては、去年以上に苦労しそうです。
 
 中継ぎ・抑えも問題アリ。どうやら石井弘が復活気配だけど、だからっていきなり「盤石の信頼」というわけには…いくら何でも五十嵐が出て行った影響はありますがな。先発が安定してきたのなら「まあやってくれるのでは」と言えるけど、先発が不安定な有様では、色々と不安だ。
 
 一応、打線はやってくれそうな感じではある。青木は去年よりはいい調整できているみたいだし、川島慶が離脱して手薄になりそうだった内野も、川端・鬼崎・荒木(新人)が良い感じなので何とかなりそう。ただなあ…本当なら「前半若手を我慢して使って、後半でのブレイクを期待」したいんだけど、なまじソコソコ計算できる奴(藤本のこと)を獲得しちゃったモノだから、「ずっと藤本使ってソコソコにまとめました」ってなりそうな…チーム状態考えれば、今年は結果出す年じゃないと思うんだけどなあ。
 
 とにかく問題は先発投手だ。エース格の石川はいいとして、館山に不安アリ、由規はイマイチ、ユウキと高木は二軍行き、元気なのは実績が無くて信用しきれない(公式戦でビビりました…ってのはカンベンして欲しい)連中ばかり。新外国人はノーコン疑惑アリ。これで強気になれるとは…
 
 まあ、まだキャンプは中盤。これから色々変わってくるとは思う。主力が実戦に登場するのはもう少し先の話だし。でも、現時点では色々苦しいよ。とにかく投手だ。先発投手だ。計算できる奴がもう1人欲しい。正直言って、FAで選手持ってくるなら藤本じゃなくて藤井だったような…いやまあ、藤井についてはよ~くわかっているんだけどさあ。アレでも「一応計算できる先発左腕」だったんだよ?今更文句言っても仕方ないんだけどさあ。
 
 とにかく、現時点ではずご~く弱気です。去年の末にこちらが(勝手に)期待した構想が瓦解しているからなあ。後は私が「計算してなかった」先発候補がどこまでやってくれるかだけど…こう言っては何だけど、去年末に私が「計算してなかった」だけの理由がある連中だけに、不安は大きいですよ。
 
 とはいえ、オープン戦が始まれば色々妄想が広がるような気がする。その辺を見極めた末、改めて順位予想をしてみたいな。当たり前だけど、シーズンはまだまだ先が長いのだからして。いくら何でも、来年斎藤君が加入して…なんてコトを妄想するには早すぎるでしょ(苦笑)。

2月18日2010/02/19 00:29

 昨日、コマンド誌最新号が届いた。わーい。私の原稿が載っていた。わーい。ここのオフィシャルブログ「ゲーマーいちねんせい が ゆく」に私の記事の紹介が載っていた。わーい…って、私のコミケレポートは「恒例になりつつある」のか…夏も忙しそうだなあ(涙)。
 
 本日はネタと言うより、純粋なテスト。Google日本語入力に開発者版(また不安定なものを…)なるバージョンが登場し、ローマ字カスタマイズが出来るようになったので、本日はこれを使って入力してみる。話題は一応「Google日本語入力は使えるかどうか」としておく。テストだからして。
 
 元々私はATOKユーザーである。毎回最新ってのもアレなので、今使っているのは2008だけど。これに不満はない…というより、これに慣れてしまったので、他のIMEは「ほぼ自動的にクソ扱い」する。慣れとはそーゆーモノでしょ。
 
 そんなわけで、Google日本語入力も「おそらくは、私にとってクソ」である。慣れの問題はどーしよーもないからして。正直、早くもイライラしてきつつある。キーコマンドはATOK風を選択したけど、細かい部分は当然異なる。これがイラつく。お話にならない。アンインストールはしないでおくけど、使わないような気がするな。
 
 とはいえ、いい面はあるんじゃないかと思いたい…のだけど、今のところ発見されていない。まあ、ある程度鍛えられた変換辞書とそうでない変換辞書じゃ、勝負になるわきゃねー。流行りの言葉に強い?だからどーした。私にとっては、各種専門用語を的確に変換する方がよほど有り難い。
 
 ただ、案外専門用語には強いようだ。「難しそうだ」ってモノも一発変換してくれる。とはいえ、どーせそんなものはATOKに叩き込んであるので、せいぜい五分って感じだけど。強いて言うなら、アルファベット変換が弱い。得意そうなPC系の用語でさえダメダメだった。仕方ないとは思うけど。
 
 長文変換はどうか?私はこまめに変換するクセが抜けていないので、長文一括変換は嫌いだしやらない。そもそも信用していないし。ソレを承知の上で試してみた感触は…まあ悪くはないけど、だからどーしたかな。長文一括変換そのものが苦痛レベルって人間なので、ある意味心底どーでもいい。
 
 というわけで、試してみた結果は「合格点ではあるけれど、おそらく使わない」で終わり。まあ、ATOKがない環境(マンガ喫茶など)で使用することはあるかもしれない。OS純正のアレ(私は大嫌いである)よりはずっとマシだから。でも、しょせん代用品レベルだな。「使い慣れた道具」を手放すには至らない。「文章屋」をナメんなよ。
 
 なお、この「開発者版」は、必ず使用統計データや障害レポートをGoogleに自動送信する。この機能をオフに出来ない。だからどーしたって話はあるんだけど、どちらかと言えば気分は良くないな。プライバシーうんぬんより、私が作成する日本語変換のクセを「逐一報告されている」のは、大切なノウハウをのぞき見されているようで落ち着かない。
 
 私は文章書くことを趣味としていて、なおかつ文具マニアだ。それゆえ、フツーこだわらないコトにもこだわりがある。それゆえ、このIMEと私の相性は悪い。ある程度わかっていたことだけど、使ってみて改めてその思いが強くなった。やっぱり、「出来が良い他所の子供よりも、出来が悪くても自分が育てた子供」の方がいいものですよ。何?そう思わないって?それはアナタ、IMEの育て方に問題があるからじゃ…って、問題があるのは私の「IME育成方針」の方か(苦笑)。

2月22日2010/02/23 00:31

 諸般の事情により、精神的に追い込まれています。先日「現実逃避」してリフレッシュしたばかりだというのに。ブツブツブツ…
 
 現実逃避を続けるため、その楽しかった「先日」のことを語ろうかと。私にしては珍しく、日記的な内容です。関係者以外は読んでも楽しくないと思うけど、ご容赦を。
 
 土曜日に飲み会があった。「あっぱれ倶楽部」同窓会モドキ?ってメンツで。「久々に集まって飲まないか?」って話があったので、集結したわけだ。単にそれだけの話なんだけどね。
 
 「あっぱれ倶楽部」とは?かな~り昔に消滅した競馬雑誌の投稿コーナーである。そこの主催者&常連の一部が集結したわけだ。こう書くと何やらスゴい友情…と思うかも知れないけど、何のことはない、フツーに競馬友達が集まって飲んだだけである。
 
 ただまあ、メンツはどう考えても「フツー」じゃねえ。ある意味では相当ブッ飛んだ人間の集まりである。ギャグ系投稿コーナーの常連だもの、本人も面白い(で片付けて良いのか?)人間ばかり。このメンツに入れば、私もさほどブッ飛んでない…ってのは言い過ぎですね。ただまあ、ブッチギリじゃねえのは事実だと思うぞ。
 
 集まったメンツは10人。懐かしい顔、普段から見ている顔など色々。とりあえず全員がお互いのことを「面白オカシイ奴だ」と思っているのは間違いない。実際相当面白オカシイ集団だと思う。だからこそ、雑誌消滅から10年以上経つのにまだ付き合いが続いているわけだ。
 
 話題はまあ、「不惑付近のオッサン・オバチャンが集まれば良く出る話題」が中心かな。競馬の話題も当然出たけど。体系絡みでは私が「一番変わってない」と言われたけど…実際は「普通は心配しない方向」に変化が生じているはずだったりして。何やっても目標体重にならねえって点では、あまり他人と変わらないハズなんだけどなあ(苦笑)。
 
 普段からそうなのか、この日が特別なのかはともかく、色んな意味で「ダメダメ」な人間が多かったことは認めよう。「すでに飲んできた」って奴が大勢いたし。まあ、かく言う私も、この色の欲求満たすために色々うろつき回ったあげくの参加だったりする。そのあげく終電無くなるまで解散しないんだから…良くある話と言えば良くある話だけど、ダメダメだよね。
 
 何故こんな集まりが開かれたのか?うーん…やはり「みんなノリがいいから」かな。ノリが良い連中だからこそ「ギャグ系統稿コーナーで常連」になれたって話はあるので、そのノリが現在に至るまで持続しているんだと思う。いいトシこいた人間が今でもペンネームで呼び合う(つか、本名知らない人間もいる。昔私はそのおかげで…)って時点で、この集団の壮絶さがある程度わかってもらえるのでは。
 
 あと、大幹部の人徳ってのもあるかな。人徳ってのは褒めすぎかも知れないけれど、他に何て言ったらいいのかわからん。今回の幹事を務めた大幹部の1人は、色んな意味で「任せておけば安心」ってトコロがあるからなあ。ただ単にブッ飛んでてオカシイ人間の集団ってワケでもないんですよ。
 
 世の中には、会社の肩書き外した付き合いがほとんどないって人間がいるそうな。私は幸か不幸か、そーゆー友人知人が山ほどいる。競馬関係に限らず。社会人としてそれはどーよ!って思う面も山ほどあるけれど、一応は幸せな人間なのでないかな。まあ、とりあえず「つまんない」人間ではないと思う。こういう付き合いは大切にしていかなくちゃね。
 
 ただしだ。いくらこういう付き合いが大事だからって、いいトシしたオッサンが「終電無視、サウナはカネがもったいないからマンガ喫茶で夜明かし」って行動を取るのはどうかと。私としては、新宿のアソコはアレが読めるのか…ってことを発見できて満足していたりするけどさあ。まあ、そーゆーアホだからこそ、ギャグ系投稿コーナーでそれなりの地位に上り詰めたって話はあるけどね。

2月23日2010/02/24 00:53

 なんつーか…色んな意味でアタマの痛いモノを見つけたので、紹介して私の意見を述べてみようかと。そうでないと、ただでさえ悪化している私の精神衛生が…
 
 まずはここを参照して下さい。紹介先は毎度おなじみのサイト「しゅみのしみゅれーしょんげーむ」。(リンクあります)紹介先の方が詳しく紹介されている理由?私の価値観に従えば、これが正しい。
 
 この記事、ドコをどう見ても一般人向けに書かれていて、「二次元専門男子」(以下普通にヲタクと表記)の理屈は完璧に無視されている。まあ、一般人及びそれに向けた記事が好き勝手なコトぬかすのは昔からあった話だ。それ自体は腹も立たない。
 
 ただ…ここで勧めているコトって、私のような存在にとっては「実にアタマの痛い問題」だったりする。理由は簡単。「ヲタクの居場所」に一般人が踏み込んでくるのは、カンベンして欲しいからだ。ハッキリ言って迷惑である。
 
 何故迷惑なのか?いくら心の狭い私でも、ヲタクの場所に一般人が踏み込んできたってだけなら、腹は立てない。けど、こんな奴に限って「場の空気」読まず、「ヲタクが長年かかって構築した常識」を無視し、「一般人の考える常識」を押しつけてきたりするんだよ。「郷に入りては郷に従え」ってことわざ知らねーのか。「一般人の常識、ヲタクの非常識」ってことは多いんだよ。それをわきまえてくれる奴はともかく、そうじゃない奴が多すぎる。
 
 特に女性はよぉ…先日の宴会に出席した女性(10名中2名)みたいに、「平等に扱っている分には文句言わない」方々ならともかく、特別扱いを当然だと思っている輩の割合が多いからなあ。周囲が男ばかりってコトが多いから、なんかカン違いしやすいんだろうな。ハッキリ言ってお互い不幸になるだけだから、そーゆーカン違いは止めて欲しい。止められないのなら、踏み込んでくるな。
 
 ただ…ある意味では、この記事が言っていることは間違っていない。まあ、間違っていないだけで役には立たないと思うけど。まず、「ヲタクは狙い目になりうる」って点。これは決して間違ってはいない。ヲタクに限らず、私の友人知人(大抵が「何かしらに対してディープな人間」だ)は「貴族率」(独身率とも言う)が高く、正直言って「どう考えても優良物件だろ」って方も含まれる。あくまで同性である私の目から見たらだけどな。私個人の利益だけ考えるなら、一緒に遊ぶ時間が減るので、そういう方々に「平民落ち」(貴族じゃなくなること)して欲しくはない(苦笑)。でもまあ、「婚活とヤラにいそしんでいる連中は、ドコに目を付けていやがるんだか」と感じるし、そこそこ出来の良い伴侶見つけて幸せになってくれる分には、少し寂しいけれど仕方ないかな…とは思っている。
 
 ヲタク連中相手に「性的アピールがあまり効果がない」ってのも、そんなに間違ってはいない気がする。ただ、これは「ヲタクは性的アピールに鈍感だから」ではない。つーか、間違ってもヲタクにそんな話を振ってはイケナイ。最低でも小一時間ほど「ワケのわからないこだわり」聞かされる羽目になる。そうじゃない。ヲタクは一般人よりも鈍感で非情なので、女性側の「アタシはこんなに頑張ってアピールしているのよ!」ってオーラをほとんど評価しないのだ。まあ、これは一般人男性が「そーゆーコトを評価しておくと、後々オイシイ思いが出来るかも」ってなスケベ根性に満ちているから(ヲタクはそんな話とは縁遠い)だって話はあるけど(笑)。
 
 「二次元キャラと友達になれ」なるワケわからんアドバイスも、実はさほど間違っていないような。だって、要はコレ「相手と話題を合わせろ」ってことでしょ?「自分が語りたいことだけ語りまくって、相手が引いてることにさえ気がつかない」なんて輩に比べれば、曲がりなりにも相手に合わせようって努力している分だけ偉い。こんなの人間関係の基本であり、こんな形で言われるまで気がつかないのはどうかと思うんだけど…
 
 これらを守りさえすれば、すぐにでもヲタクがポンポン落ちるような調子になっているのも、そう間違ってはいない。だって、これあくまで「総論」だもの。総論部分で楽観させ、難しい部分は各論部分のせい…としておけば、チャレンジしてみようかって意欲が湧きやすい。何事も「挑戦しなけりゃ何も始まらない」のだから、総論部分の話はイケイケドンドンであって問題はない。上手くいかない時の言い訳なんて、どーせ山ほど出てくるんだから。
 
 ただねえ…繰り返しにはなるけど、確かに間違ったことは言ってない。でも、こんな「初歩的な話」が実戦(あえてこの字)の役に立つのか?確かに「ヲタクだからガン無視」「相手の好みなど考えずに努力したとしても、評価してくれる」「相手と話題を合わせようって発想がない」って段階に比べればずっとマシだ。でも、だからどーした。必要なレベルにはどう考えてもほど遠い。「村人A」から「勇者1レベル」に進歩したところで、大魔王には勝てませんよ。
 
 とはいえ、「村人A」のままならどーしよーもないけど、「勇者1レベル」なら、そのうちレベルアップして大魔王に勝てるようになるかもしれない。その意味では大切なアドバイスではないかな。それを踏まえて参考にする分にはいいと思う。そーやって「人間力」を鍛えてゆけば、そのうち「いい女」になるんじゃねえか?けどまあ、こんな記事読んでいるような奴の大半は、そんなことわからんと思うけど。
 
 けどなあ。改めて言わせてもらう。人間力鍛えるため、修行するのはよいことだ。そのための場として「ヲタクとつき合うことを目指してみる」のも、まあ許そう。ただ、最低限「ヲタクでも人間扱いできる」「可愛くなる努力したからって、褒められるワケじゃないのが当然」「相手と話を合わせる努力はする」って段階はクリアしてからチャレンジしてくれ。そうじゃないと、ターゲットの周囲にいる人間は色んな意味で地獄を見るんだよ。それがわからんような輩は、せめて私の友人知人に近寄ってくるな!そんな輩のおかげで友人知人と私が一緒に遊ぶ時間が減るのは、迷惑だ!

2月27日2010/02/28 04:25

 愛用の?麻雀ソフトが更新された。以前のモノはプレイしすぎて、「アガった役一覧」がまるで役に立たなくなっていた(リーチ・平和・タンヤオなどがカンスト)ので、更新した意味は大きい。地味にヘンな処理(九種九牌が流局扱いされる)が訂正されたのも嬉しい。カンの不正処理(ポン・チーした直後にカンできてしまう)は相変わらずだけど、CPU側はそんなことやらないので、私が自重すれば済むこと。全体的な出来は悪くないと思う。なお、コレを「麻雀ソフト」と断言するのはどうかと思う…ってシロモノだけどな。
 
 本日のネタは、先日の続き。あえて書かなかった部分があったんだけど、諸般の事情から「やっぱり書くか」って気分になったので。題して、「婚活女子は気持ち悪いのを承知の上でヲタクを堕とす(どの字を使うか悩んだ末、これにしてみました)価値があるか」。半分はギャグだと思って下さい。
 
 一般人の認識からすれば、ヲタクはキモい。それは認めよう。ただ、「生理的にヲタクは絶対駄目」なんて奴は、むしろ少数派だと思う。「二次元大好き」だからって他はフツーの奴もいるし、ヲタクじゃなくてもキモい奴なんている。「ヲタクはキモい奴の確率が高い」ぐらいは言えても、例外は山ほどいると思うな。
 
 それを考えれば、婚活を実践している女性が、「コレは!」と目を付けた存在が、実はたまたまヲタクだった…って可能性はある。ヲタクなんて普段は「猫被っている」ことが多いので、アタックして週末の予定を聞き出すまで「そんな奴」だとわからないってケースはあり得るのでは。それがわかった時点で「なんだ、ヲタクか」でトンズラ決め込む奴もいるとは思うけど、それを承知の上で何とかならないか…と考える奴もいるんじゃないかな。
 
 この時問題になるのは、ターゲットとなる男性ではない。ソイツが見た目や普段の態度からしてキモければ、最初っからターゲットにならないと思う。「でも、カネ持っていそうなんだよね」ってな理由でアタックする価値はあるのかも知れないけど、ソコまで割り切っている女性って流石に少数派じゃないかな。
 
 問題になるのは、ターゲットの友人である。ヲタクの友人である以上、ヲタクである可能性は高い。そんでもって、ヲタクは確率で言ったら「心底キモい」奴である可能性が高いわけだ。そんな連中と親しくつき合っている時点で「コイツも同罪」と考えるのか、それとも「デカい欠陥はあるけれど、全体としてはそんなに悪くない」と考えるのかは、ケースバイケースだろうな。
 
 理想を言えば、そーゆー面も含めて「ターゲットの人格」である以上、キモい友人との付き合いも含めて「愛せる」ようになって初めてどうこう…なんだと思う。人間誰しも何かしら欠陥はある。かなり親しい人間であっても、文句言いたい部分の1つや2つはある方が自然だ。そんなことは人間関係の基本だと思うけどね。
 
 ここで婚活女性側が「ヲタクとの付き合いを絶っちゃえばいいのよ」などと考えると…まあ、フツーはうまくいかない。ターゲットは今まで「ヲタク人生」を謳歌してきた存在だ。「ヲタクはキモい。許せない」などと公言している人間と親しくなるなんて、まず考えにくい。世間一般の人間がどう考えているのかは知らないけれど、大半のヲタクは「そういうモノが心底好きだから」ヲタクなのであって、「生身の女性が相手してくれないから、仕方なしに」やっているワケじゃねえ。
 
 ここで色んな意味で諦めてくれる(ヲタクとの付き合いを許容するか、ターゲットを諦めるのかは知らないけど)のなら、問題はない。問題は女性側が「策謀」練った場合である。すなわち、ターゲットと話題が合う程度には、ヲタク関連の知識は仕入れる。そうやってターゲットを取り込んだ後、何かと理由を付けて「キモい人間との関係」を断ち切るように仕向ける…ってものだ。「そんな小賢しい策が通用するワケない」と断言できりゃあ、世話ないんだけどね…
 
 こう言っては何だけど、ヲタクは「女性との付き合い」の経験が薄い。いわゆる腐女子ってのは、この場合「女性」扱いできない。ヲタク男子に対して「女性である前に、ヲタクである」って姿勢で接していることが多いので、フツーに「友人知人関係」が成立しちゃうのだ。余談にはなるけれど、「男と女の間に友情は成立するか」と聞かれ、「何故成立しないなんて意見があるのか、それすらよくわからん」と考えているヲタクは多い。少なくとも私はよくわからん。数こそ少ないけど「女性の友人知人」はいるからなあ。
 
 閑話休題。とにかくヲタクは女性関係の経験が薄いので、「耐性」も低いことがある。そりゃあね、「下らない女の小賢しい策謀に引っかかるほど、甘っちょろい存在じゃねえ」と推測できる友人知人の方が多いことは認めよう。ただ、全員が全員そんな「剛の者」ばかりとは言い切れないな。何を隠そう、実は私自身に対して「下らない存在には引っかからない」などと断言できない。だってそーでしょーが。脱衣麻雀ソフトをきっかけに某メーカーのエ○ゲーを(値段の高い音楽CDとしてだけど)買うようになったような奴のドコが「つまらんきっかけでつまらんモノにハマることはねえ」などと断言できると?
 
 正直言って、普段から「オレは生身のオンナなんぞに引っかかりはしない」と言っている奴こそ信用できない。たとえは悪いけど、詐欺に引っかかりやすいのは「引っかかっちゃうかも」と怯えて警戒している奴より、「絶対引っかからない」と思っている奴だって言われるでしょ?「そもそもオレなんかがターゲットにならない」「生身のオンナに興味なんて無い」なんて理屈を付けて、大丈夫だと思っている奴は結構いるんだよ。本当に大丈夫そうな奴もいるけど、「実は怪しいな」なんて奴もいる。
 
 下らない女の小賢しい策謀にハマってしまった男がどうなるのかは、まあ一般男性と何も変わらない。ヲタクの場合、当人が色んな意味で経験不足ってだけでなく、周囲の友人知人もアドバイスできるだけの経験がなかったりするので、泥沼化しやすいんじゃないかなあ。私も、自分が誰かに対して「あのオンナは止めとけ」ってアドバイスしたとしても、説得力を感じてもらえるとは思えないです。
 
 男女との付き合いもヲタク同士の付き合いも、要は同じ「人間関係」だ。違いはたくさんあるんだろうけど、共通部分も多い。人間関係の基本をしっかり踏まえていれば、限度はあるだろうけど両立できるはず(家族持ちのヲタクだって結構いる)なのに、何故かソレを踏み外すようなことをやらかす奴がいるんだよ。そんでもって、ソレを強要する馬鹿も。そんな輩が、度量の小さい私のような人間と遭遇すればどうなるのか…まあ、多くは語るまい。語りたくない。
 
 私は、人間ってのは「ヲタクか一般人か」より、「人間としてキチンとしている奴なのか、そうじゃない奴なのか」の方がよほど重要だと思う。ついでに言えば「美人かそうでないか」「カネ持っているかどうか」よりもだ。そんなコトは常識だ?実は常識じゃないからこそ、「下らないオンナに騙された」だの、「ワケわからん家庭内トラブル引き起こした」だのといった話が絶えないんじゃねえのか。ドラマ・小説・マンガにゲームといった世界に留まっている分には面白いかも知れないけれど、現実の中でそんなモノに遭遇するのは、正直ゴメンだね。
 
 私が思うに、「下らないオンナの怪しい手管」に対する耐性は、一般人とヲタクの間でさほど変わらないと思う。経験不足を考慮すれば、むしろ低いんじゃないかな。ただ単にターゲットにされにくいってだけだ。昨今の婚活事情とやらを考えれば、「オレはターゲットにされない」などと油断していると危険じゃないか?まあ、そんなオンナに引っかかってどうこう…ってのも、「当人の自由」ではある。けど、頼むから外部の人間、特に私を巻き込むのは止めて欲しい。
 
 まあ、偉そうなコト言ってるこの私からして、「下らないオンナに騙されて周囲を迷惑の渦に叩き込む」可能性はあるけど。一応は「周囲に不要な迷惑は掛けない」よう配慮したいなと思っているけど、いざそうなったら迷惑かけまくりだろうな…ってな気はする。なので、私の周囲の皆様は「F男は大丈夫」などと油断せず、私が下らないオンナに引っかかりそうだと思ったら、深入りする前に「アレはヤメロ」と忠告して下さいませ。いくら何でも皆様の真摯なアドバイスに耳を傾けないほど、私は落ちぶれたりはしない…と思いたい…
 
 最後に、重要な注を。最初の話題が話題であり、私が男性であり、私の友人知人には男性が多いので、「オンナがオトコを騙す」ことばかり語ってきましたが、原則としてオンナとオトコを入れ替えても当てはまる話をしてきたつもりです。「女性差別だ!」などと騒がないで下さいね。