1月2日2010/01/03 01:20

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。とまあ、松の内の挨拶はこれぐらいにして、いつも通り下らない話をしますか。
 
 とはいえ…実は今、とてーも忙しい。コミケレポート執筆中だから。コマンド誌の「一応の〆切」はとっくに過ぎているハズだからして。コミケの日程から「〆切オーバー」は当然としか言いようがないんだけど、やはり仕事始めまでには原稿届けないと…現時点で何とか8割方完成させたけど、この先の推敲こそがタイヘンなんだよな。今のところ、キチンと予定通り完成できそうな気がするけど、油断は出来ない。
 
 そーゆーわけで、アタマの中が「コミケのこと」で一杯だ。となれば、本日のネタはやはり「コミケ回顧」でしょ。コマンド誌に送るレポートには掲載できないネタを中心にお届けしようかと。
 
 まずは26日の話から。この日にやっと「コミケの予定」が確定したので。体力・気力の限界に挑戦するような「地獄のスケジュール」も覚悟していたんだけど、諸般の事情により多少余裕のあるモノになると判明した。ほっと一息。私ぐらいコミケ参加が長いと、義理人情といった「しがらみ」が生じるんだよ。自分の物欲だけがどうこうってだけじゃなく。まあ、物欲の優先順位が高いことは否定しないけど。
 
 そんでもって迎えたコミケ初日・29日。当初の予想では企業ブースへの列に延々並ぶハズだったんだけど、諸般の事情により朝に飛び回る余裕が出来た。そのため、「取材」予定のゲーム(電源不要)関連サークルに挨拶を。最初に向かったのは、最悪の場合は私に代わって「コマンド誌の取材とやらで、F男とかいう奴が顔を見せる予定です」とサークルに挨拶してもらうつもりで「取材協力」をお願いした、千葉会のyagi殿。この方のサークルが受かっていたことは、とっても心強かったです。ある意味では私以上に「コミケ取材」に適任だと思うけど、無理強いするような話じゃないからなあ。
 
 なお、ここでyagi殿の名前を出したのは、ささやかな「復讐」だったりする。だって、yagi殿が出した同人誌「クラブ千葉会#11」に、私の名前が何故か掲載されているんだもの(苦笑)。光栄な話ではあるけど、「やられっぱなし」は良くない。こちらもあえて名前を出して「お世話になりました」と感謝を捧げてしまおうかと。いわゆる「人間関係」ってものは、こうやって構築してゆくモノだと思うな。yagi殿の本の中に人間関係絡みの話があっただけに、なおさらそう思います。
 
 この日は買い物に店番に取材に…と、東館と西館を何度も往復。正直疲れました。体力にモノを言わせた無茶をするのはもうやめようと、いつもいつも思っているんだけど、なかなか止められないんだよね。コミケ取材にはこの手の苦労がつきまとうので、私も気軽に「他の人に取材してもらえばいい」とは言いにくいです。志願してくるような人間がいるっていうのなら、喜んで代わってもらうけど。
 
 店番先は…あえてサークル名などは出さないけど、ドール関連(苦笑)。私の趣味から外れているジャンルなのは否定しないけど、「そんなジャンル、興味ありませんから」で断れるような関係じゃないのだ。約1/3という巨大サイズのドール用の武器を扱っているんだけど、大きさに圧倒される。周囲がオネーチャンだらけなのは事実だけど、だからどーした。どーせ同じ「ヲタク」だと思えば、全く気にならない。とっくの昔に慣れた。
 
 狂乱の初日を終え、2日目へ。この日はまず企業ブース中心に。「企業は2日目以降が狙い目」とは聞いていたけど、印象以上に空いていたかな。ただまあ、楽ってほどじゃないけどな!他にも色々と回って、忘年会に参加して…って、翌日もあるのに呑むかオレ。でも、人間関係って奴は…(以下略)。
 
 最終日。大晦日。不健全な?男性は大忙しの日であるけど、間違った方向に不健全な私は「スポーツ・ギャンブル」「評論」といったジャンル中心に回り、楽をする。それに…この日は何と言っても、「中山グランプリ」殿コミケ引退の日。14年間にわたり「有馬記念&宝塚記念ファン投票結果を詳細に発表する」ことを続けてきたサークルである。当人の目が届かないのをいいことに、「競馬同人界の至宝」だ何だと褒め殺し?しまくってきたサークルが引退するってんだから、何よりも優先するのは当然でしょ。
 
 最終回の新刊は、過去の記録集。できれば「完全総集編」が見たかったけど、「そんな分厚いモノは一部の常連しか買わない」という理由で、原則500位までのものに。そりゃまあ、私なら買ったけど(笑)。この総集編を読んで、「300位までのリスト」だったのは最初の1回だけだったことを思い出した。この時に「できれば全部掲載して下さい!」ってワガママをほざいた記憶があるので、やはり最初の活動からず~っと「追いかけて」いたわけだ…この14年、「それでもコミケに行く理由」のトップクラスに「中山グランプリ殿がいるから」を掲げ、「作者の心が折れたから」って理由でリスト作りを止めることだけはあっちゃならねえ!と応援し続けてきた日々に、終止符が打たれたわけだ。諸行無常の世の中において、14年の活動とそれを応援する日々がいかに重たいモノであったのかは、筆舌に尽くしがたい。今まで本当に、本当に有り難うございました。もし今後別サークル名義で活躍なさるのであれば、何を差し置いても飛んでゆきます。
 
 なお、実はこの時、このブログが実は「中山グランプリ」殿にチェックされていたらしいことが発覚。ひっそりと褒めまくっていたことがバレた(苦笑)でもまあ、全部正直な感想ですから。実質無効票」を「単なる死票」に変換することの大切さについては、正直この本から教わった気がする。これは民主主義とは、投票とは…という、政治の世界でも大切な理屈じゃないかな。たとえ誰が何を言おうとも、私は中山グランプリ殿を応援し続けてきた日々を、誇りに思います。
 
 コミケ終了後は、「いつもの」年越しイベント、HPL例会へ。年に1回しか活動しないけど。今回はドクターウォンが1度も登場しないという、ミョーなコトに。そーゆー年なのかぁ?このハシゴもタイヘンだったけど、そーゆー無茶をするのが人間関係ってモノで…
 
 実は毎回思っていることだったりするけど、実はコミケってのは、「人間関係の絆」を確認する場所でもある。ヲタクというと非社交的な生物って印象があるかも知れないけど、ヲタクはヲタクなりに「おつき合い」を大切にしているんですよ。諸般の事情により、今回のコミケは特にソレが実感されたかな。アタマを下げるところは下げる、甘えていい部分は遠慮せず甘える、多少キツくても、顔出すべきトコロはチャンと顔を出す…人間関係ってのは、こーゆーものだよね。いやまあ、色々不義理もやらかしているけど(苦笑)。そーゆーモノは商業誌掲載のレポートには盛り込みにくいので、ここで主張してみました。やっぱり人間関係って大事だよね!いやまあ、同じくらい物欲も大事なんだけどさあ…