8月4日2009/08/05 00:12

 庭猟師殿から「ここはもうひとつ読み手に届くものにまともに取り組んでみてはどうでしょうか。」という「辛口のエール」をいただいた。当初はフツーにコメントで対応しようと思ったけど、「そーいやあ、最近このブログ自体について語ってねえなあ」ってな理由で、本文で対応することにしました。
 
 このブログは「読み手に厳しい」モノになっている。定期的に読んでいる方に対しては、「よくそんな気になるなあ」などという、ある種失礼な感慨を抱くことさえある(苦笑)。まあ、一応は「ネタごとの色分け」のおかげで「興味ないネタの日はナナメ読み」できるはずなので、ソコまで厳しいワケじゃないとは思うけど。
 
 まあ、私自身そんな現状に対し「これでいい」だけで片付けているワケではない…一応は。ココは一応「興味のない話題をいかに読ませる物に仕上げるか」という、誰が得するんだかさっぱりわからんコトに挑戦しているブログである。「ナナメ読みできる」からって、ナナメ読みされてばかりじゃちと哀しい。そーゆーネタにも目を通してもらえるよう、総合的な文章力(と言うのかぁ?)を向上させようとはしている。どこまで成功しているのか、自分でもよくわからんけど。
 
 実のところ、このブログが「読者置き去りだ!」などと豪語しているのは、一応理由がある。下手に話題を絞ると、途端に更新意欲が減退するから。「今日はネタがないから、更新しなくて良い」などと考えると、ロクなコトにならない。かといってネタに詰まっている中で無理矢理更新すると、更新がつまらなくなってしまう。その意味では、単一のネタでバカスカ更新しているサイトを見ると「スゴいなあ」と感心しちゃいますね。
 
 そりゃあね、こうやってネタを分散してさえ、「更新に行き詰まる」ことはある。ネタがないとかまとまりが悪いとか。いわゆる「無理矢理更新」がゼロってことはない…どころか、割合からすればかなりなモノだったりします(苦笑)。ただ、「いざって時はネタを替える」ってワザが使いやすいので、思考のドツボにハマって結局更新できず…って事態に陥る危険性は減っている。もっとも、たまに「色違いのネタやらなきゃ」と墓穴を掘ることもあるけど(苦笑)。
 
 もしココがより「公式性」の高いモノ、すなわち「読者から金取っている」とか、「どっかからカネもらって書いている」とか、あるいは「宣伝のため」って性質が強くなるか…ってシロモノであったならば、より「読者のためになる」内容に特化するべきだと思う。多分、その方が読者の方の為になる。私にそんなモノの運用ができるのかって話はさておき。ついでに言えば、かなりの数の人間が「別に公式性の高いブログでもないのに」そーしている例も知っている。
 
 ただ…「それは私のやり方じゃない」んだよね。読者無視して好き勝手に更新する。そうやって多数のゴミネタを量産することによって、結果としてたま~に「当たり」を書く。それを読んで喜んでもらえればOK…ってのが開設当初からの「運用方針」であり、今更ここで他のやり方をするつもりはない。もしこの方針を「より読者の方に喜んでもらえるようにする」って方向に変更したならば、それは(URLなどの形式面はともかく)実質的には「別のブログ」になる。
 
 このブログは私個人が好き勝手に運用しているモノなので、「運用方針」を維持するも変更するも私の勝手ではある。ただまあ、私自身が「こんなブログがあってもいい、世間が理解するかどうかは別問題」って気持ちでやっていることなので、もし「より読み応えを感じてもらえる」ネタに特化するならば、別のブログを立ち上げるんじゃないかなあ。複数のブログを運用している人も多いんだし。もっとも、「更新頻度はどーなる」って問題が生じるので、このブログを段階的に縮小することになるとは思うけど。
 
 ここは当初私が想定していたよりは(あくまで程度問題だけど)数多くの読者を確保しているような感触がある。「まさかこんなモノが読まれていたとは!」って例が何度かあったし、アクセスランキング(ランキングしかわからん。更新する際デフォルトで表示されるようになったので見てるだけ)もそれなりの順位であるコトが多い。その意味では、「もっと読者に気を遣うべき」段階に差し掛かっているのかも知れない。
 
 とはいえ、今も昔も私にとって一番重要なのは「私の更新意欲」だ。コレが薄くなるのは、ちとマズい。あくまで私個人の意見としては、「作品を発表しない・できない」というのは、駄作を発表するより劣る。まずはとにかく形にする。それができなきゃ文字通りのゼロであり、何を掛けてもゼロのまま。たとえ駄作であっても「作品を出すことによって、初めてわかること」は少なくないと思うので、「とにかく更新しろ!」って意欲にブレーキは掛けたくないんだな。
 
 庭猟師殿のコメントには「F男も最近面白いことを書くようになったね」という、褒め言葉も述べられている。この御言葉がどこまで本気かはともかく、もしこれが本当だとしたら、それは多分「下らない更新を書き続けてきた」経験が私を「面白いことも書けるように育てた」のだと思う。そーゆー意味ではココは「単なる練習作」を堂々と発表している場であり、「常に面白いモノが読める」場ではない。それが不満だというのなら、ネタごとに読み飛ばせばイイだけの話。こーゆー運用方針があるので、「ミート率を上げよう」と考えても、なかなかうまくいかない気がするんですが。
 
 ただまあ、ミート率の低さは私自身結構気にしている話でもあるので、あくまで更新率の脚を引っ張らない程度には、改善していきたいとは思っている。思ってはいるんだけど…正直、「いいものを作らなきゃ!」ってプレッシャーは結構キツいんですが。少なくとも、現状の更新頻度との両立は難しいかも。これ以上更新頻度を落とすのは、それはそれで色々心苦しいんだよな。まあ、今後は(「今後も」だろって話はあるんだけど)多少なりともミート率改善に努めるつもりではあるので、それで許していただければと。