4月28日2009/04/29 02:18

 本日の話題は、あえてDoblog「消滅」について。私は直接的な被害者じゃないので、事件そのものよりは「他人事じゃねえな」って部分に重点を置いて語ってみようかと。
 
 Doblogとは、NTTデータが運用していたブログサービスである。何でも今年の2月8日に大規模な障害が発生し、復旧もうまくいかず、「消えた」過去ログの復旧に苦渋したあげく、今年の5月30日にサービスを終了することになったようだ。現在のトコロ移転周知のためサービスは再開しているようだけど。
 
 しかも、「閉鎖の理由」として述べたモノがスゴい。「Doblog開設時の目的である、ブログシステムを構築するための技術的知見、およびコミュニティサービスを運用・運営するためのノウハウの蓄積については十分に達成できたものと考え、サービスを終了するという判断をいたしました。」(「」部分コピペ。ソースはコチラ)だとさ。言っちゃあ何だけど、どう考えても「真の理由」じゃない。そのくせ、利用してきたユーザーを「実験動物」扱い。個人的感想としては、サイテーの対応として記憶するに足るような気がする。
 
 まあ、私は間接的な被害(Doblogで運用していた知人のブログを読んでいただけ)しか受けてないので、文句はこれぐらいにしておきましょ。ただまあ、この事件のおかげで「事故でブログが吹っ飛ぶ」「急にサービス停止しやがる」ってコトが起きたらどーなる?ってコト(正直、あんまり考えたくなかった)について考えさせられたのは事実だ。
 
 URLやこのブログ唯一の「広告スペース」(目立たないけど)を見てもらえばわかるように、このブログは「アサブロ」上で運用されている。プロバイダの無料サービスって奴だね。採算が取れているのかどうかは知らない。とりあえず私は、接続料として私が支払っている金額の一部は「ブログ維持経費」なんだととらえている。その意味では、おそらくカンタンにサービス停止しないんじゃねえかと思ってはいるんだけど。会社に不信感持ったら、プロバイダごと取り替える奴は多いと思われる(私もそうするつもり)だし。
 
 このブログの「本文部分」だけに関して言えば、実は自前のバックアップを取ってある。別に狙ったワケじゃないんだけどね。「ネタごとの文字色変更」なんてコトやっている関係上、一度自前のPC内にセーブしているのだ。一部自分のミスで消えているなど、完璧なモノじゃないけど、とりあえず私個人としては「大きな問題ではない」ととらえている。
 
 このような「自前のバックアップ」については、ブログを運用している方には一応勧めておきたい。私も本来偉そうなことは言えない(ソコまで考えてバックアップ取ったワケじゃない)けど、ブログ運用している会社を信用しすぎるのは「危険」だからね。「経営判断」などという奴で、何をやらかすかわかったものじゃないんだから。障害・停止はまだいい。以前どこぞのブログで「運用会社が勝手に文章を利用するのでは」って噂が流れたぐらいだ。この時は結構騒がれたので、実際そんなコトやらかす馬鹿な会社は存在しないと思うけど…いずれにせよ、自前でも管理してあると「多少安心できる」と思う。
 
 とはいえ、急な移転を強いられた場合には、ここをお読みの皆様が「ドコへ移転したのかわからない」って問題はある。これは…まあ、一応は「読者は友人知人中心」だと思っているので、「ブログ移転が縁の切れ目」ってな事態は発生しにくいのではと。強いて私に出来る対策を挙げるとするならば、このブログタイトル「F男の誰も付いていけない話」を変更するつもりはないので、これで検索していただければ、移転先に引っかかるのではないかと。
 
 ただまあ、私としてみれば、「いい移転先を発見できるのか」ちょっとした不安はある。ここはヘンなブログなので、「最近の流行」とは相容れない性質が強いから。たとえばソーシャルネットワークサービス(SNS)。何らかの「共通事項」で結び付いた「内輪」中心のサービスだね。諸般の事情により、私もいくつか加入している。ここで私のブログを運用するのは、どう考えても問題があるでしょ。「ゲーム」のSNSで「競馬」の話をしたりするのは、流石にちょっと…
 
 また、最近は「ショートメッセージ」中心のサービスの方が流行しているって話も聞く。詳しくは知らないけど、Twitterとかいうのがそーゆーサービスの代表らしい。これまた長文での運用を基本とする、私のブログとは相性が悪いわけだ。つまり、このブログは「最近の流行」とはかけ離れているので、いざ移転を強いられた場合、すぐさま移転先を見つけられない危険性があるのだ。
 
 とりあえず今のところ、ブログってサービスが消滅する可能性はむしろ低い。でも、将来はどうなるコトやら。ここは「雑多なテーマについて、好き勝手なことをガッツリ書く」ために存在している。しかし、そんなコトやる奴はそう多くない。ガッツリ書きたいのなら「内輪」向けでいいって話はあるし、雑多なことを語りたいのなら「短文」でいいじゃん…ってワケだ。実を言えばその気持ちはわからなくもないけど、残念ながら「私の趣味」じゃないのだ。
 
 まあ、いざとなったら以前の「ホームページ方式」に戻せばいいって話はある。流石にこの手のサービスが消え去る可能性は低いし。そうするといくつかの機能は失われてしまうけど、「肝心の」部分は残せるわけで。流行り廃りで多少提供されるサービスの質が変化したとしても、「私の文章を読んでもらう」ことは可能ではないかと思うし、とりあえずはそのため色々努力するつもりだ。
 
 「個人」ってのはどうしても弱い存在なので、サービス停止された時には色々と不都合を押しつけられやすい。カネ払っていれば多少防ぎやすいけど、それでも「採算が…」などと言われればそれまでだ。流行っているなら「数の論理」で対抗できるかもしれないけど、そもそも流行っているならサービス停止なんて考えない。結局、「どこかで割り切り、割り切れない部分は自己防衛」するしかないような。
 
 今回移転を強いられた方は、本当に大変だったと思う。我々もこれを「貴重な教訓」として、いざ自分のブログが移転その他を強いられた時のことを、しっかり考えておく必要があるんじゃないかな。私の場合、そうしないと困るのは自分自身だからして。読者のこと考えてないとは言わないけど、基本的にココは「私自身のこと」考えて運用されているからね(苦笑)。

コメント

_ BHW ― 2017/04/14 05:39

Wow that was odd. I just wrote an really long
comment but after I clicked submit my comment didn't appear.

Grrrr... well I'm not writing all that over again. Anyway, just
wanted to say fantastic blog!

_ manicure ― 2017/05/04 03:29

I'm truly enjoying the design and layout of your website.

It's a very easy on the eyes which makes it much more enjoyable
for me to come here and visit more often. Did you hire out a designer to create your theme?
Fantastic work!

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