3月27日2009/03/28 02:44

 明日はドバイワールドカップデー。日本馬も何頭か遠征してます。つーわけで、予想をしてみましょう。対象は、あえて3レース+オマケ1つということで。
 
 日本馬が出走するのは3つのレース。実は、全部香港で馬券買えます。つーか、現地で馬券は売ってないので、「馬券が買いたい」のなら香港で買うしかないです。ブックメーカーは「馬券」くれないだろうから。ちなみに香港で馬券売ってるレースが「全部日本馬が出るレース」なのは、一応偶然というコトになってます。いくら香港JCと言えども、「この3つのレースの馬券売れば、日本からアホが馬券買いに来るかも」という、ごくごく一部の人間限定のトラップを仕掛けるとは…
 
 まずはゴールデンシャヒーン。何故香港でこんなレースの馬券が。もちろん、「香港馬がいるから」なんだけど、ダート1200に香港馬がいること自体が結構謎。香港にダートレースはない(オールウェザーがあることはあるけど)からねえ。ちなみに、この香港馬(ラッキークオリティ)は、香港では2番人気…いやまあ、言いたいコトはわかるけど。ただ、いくら上がり馬だからって、前走勝ってやっとこさ1班(日本で言えばオープン馬)になった馬が、このメンバー相手に通用するかぁ?
 
 香港での1番人気は、米国の牝馬インディアンブレッシング。他を突き放して、断然の人気になっている。正直、この馬買っても儲からないくらい。つーわけで、やはり他の馬を探したくなるね。お買い得感があるのは、同じ米国のビックシティマンかな?コイツも人気だけど、それなりに儲かる。あと、穴を狙うなら天才のダイアボリカル、ムルタのハマディといった「UAE勢」か。バンブーエール?うーん…私は買わない(苦笑)。
 
 香港馬がいないけど、アジアマイルチャレンジ(香港のレースも含まれるレースシリーズ)の1つだってんで馬券売ってるデューティフリー。日本馬は注目のウオッカが出走します。南アフリカ勢も何気に注目ですね。
 
 香港のオッズは壊れまくってます。笑えます。単勝1番人気アーキペンコの単勝3.8倍で、複勝3.9倍ってオッズは何?2番人気のウオッカもスゴい。単勝6.3倍で複勝元返し。明日には落ち着いてくると思われるけど、大いに笑ってしまった。香港人はオッズ見てないのか。こりゃもう、「単勝ウオッカ、複勝アーキペンコ」って買い方しかないでしょ。穴として面白いのは、前年の覇者ジェイペグ。何で11倍もつくんだ。しかも、馬券販売システムの都合上、オマケの馬がいる(2頭枠)ってのに。天才の乗るレディマリアンも複勝4.2倍はオイシイかも。
 
 最後はメインのワールドカップ。香港馬いないけど、馬券は売ってます。日本人の注目は日本馬カジノドライヴ。米国で勝った経験がある馬だけに、ナドアルシバのダートもこなすんじゃねえかって期待はかかりますね。
 
 香港のオッズは…なんというか、スゴい。米国のアルバータスマキシマスが1番人気、天才のマイインディが2番人気…ってのがスゴいんじゃない。デューティーフリーとは逆に、なんか「オッズが整っている」のだ。おまけに、上記2頭以外は極端な人気の馬も、人気薄もいない。これはどうも、みんな揃って「どの馬が勝ちそうか」ではなく、「オッズしか見ないで」馬券買ったんじゃねえかって疑惑が…「わからなければオッズを見る」ってのは世界中ほとんどの場所で使える馬券戦法なんだけど、みんなソレに頼ったら意味ないでしょが(苦笑)。一応、私としては天才マイインディを勧めておく(「ジョッキーで買う」は基本戦法だからして)けどね。
 
 上で語ったように、「よくわからなければオッズで買う」というのは、重要な馬券戦法だ。特に海外競馬では重宝する。なにせほとんどの馬が「前走どんな感じだったのか、サッパリわからない」ので、パドックなどを見ても比較のしようがない。見た目立派で走らない馬、見た目良くないのに走る馬なんてザラにいるし、新聞などの解読にも色んな意味で限界がある(語学力だけでなく、そもそも向こうの新聞はデータ量が少ない)からねえ。そんな時に役立つのは、オッズだ。オッズが意味するモノはドコでもほぼ一緒なので、要は現地の馬券オヤジ連中が「どんな判断を下したのか」の目安になるわけだ。
 
 何度か語ってきたけれど、私が香港で馬券買う時に最も頼りにしているのが、このオッズ解析だ。実際私は「儲かっている」と豪語している以上、ある程度は役に立つ技術じゃないかな。ただ、だからと言って「ドバイの馬券を香港でのオッズを解析して導き出す」のが、正しい手法かどうかは…まあ、後は明日以降の結果報告次第だな。
 
 最後に、ドバイシーマクラシックの予想を。日本馬もいないし香港でも馬券売ってないけれど、日本人に馴染みやすい条件のレース(芝2400)だからして。キジャーノからドクターディノ中心に流し。ものすごくお世話になった馬だからして。余談だけど、ドクターディノは本気で春天に来るつもりか?その時は私に「歓迎義務」があるような気が…鞍上魔神だけど(苦笑)。

3月28日2009/03/29 03:51

 更新早いぜHKJC(香港ジョッキークラブ)。これを書いている時点(日本時間0:10)で、もうゴールデンシャヒーンのレース結果(速報)が入りました。1着は私の推奨ビッグシティマン。2着は人気のインディアンブレッシング。3着に天才のダイアボリカル。競馬新聞なら「バッチリ的中!」って広告文句が踊るところだな。レース映像は、後ほど見ます。これまたHKJCのサイトにアップされるはずなので。
 
 日本時間0:37の時点で、ゴールデンシャヒーンの映像確認しました。バンブーエールはだ、ダイアボリカルのクビ差ぐらいで4着に入線したようだ。上位2頭が後続を離してゴールしたので、「惜しい!」って感じではなかったけど。香港馬ラッキークオリティもバンブーエールの近くで頑張っていたんだけど、最後は馬群に飲まれたようで、着順未確認。おそらく下位だと思われるけど、「お話にならない」って感じではなかったようだ。
 
 いやしかし、HKJCのサイトはいいねえ。ネット上の単勝オッズ板に勝負服が掲載されているので、映像の確認やりやすくて。難点は言うまでもなく「実況がよくわからん」ことだけど…と書いていたら、ゴールデンシャヒーンの全着順が。やはりバンブーエール4着で、3着との差は半馬身だそうな。ラックークオリティは9着。勝ち時計1:08:93。
 
 ちなみに、香港と日本の時差は1時間。当然向こうも真夜中だ。にもかかわらず、サイトが着々と更新されてゆく。色んな意味でオカシーだろお前ら(苦笑)。まあ、馬券売っている以上、ソコまでやらないと文句言う奴が必ず出るわけで。ちなみに、流石に「サーバーが重いぞ」ってことはない。いくら香港人でも、真夜中PCにかじりついてまで結果確認している馬鹿は、あまり多くないと推定される。それをいいことに、「いやあ、便利だし快適だねえ」などと日本からアクセスしている馬鹿もいるわけだけど。
 
 デューティーフリーの結果は…日本時間1:06の時点で出ました!1着2番で2着は9番…ということは、勝ったのはグラディアトゥーラス、2着はアレクサンドロスか。アーキペンコもウオッカも散ったか…単勝14.8倍、馬連で96.4倍とは、荒れたなあ。流石にこれは読めなかった。後は映像見て判断だな。
 
 全着順が出た時点で、ちょっと訂正が。勝ったのは確かにグラディアトゥーラス。けど、2着は香港では9番と同枠扱いの16番で、3着が9番でした。ってことは…2着がプレスヴィス、3着がアレクサンドロスってことだね。ウオッカは7着、人気のアーキペンコは6着。私の推奨馬では、ジェイペグが11着、レディマリアンは最下位16着…これは豪快に外してしまった。
 
 レース発走から1時間以上経過したけど、まだ映像がアップされない。ワールドカップの発走が遅めなので、「その前にアップすればいい」ってことなのか?映像がアップされたのは、ワールドカップ発走前だったようだ。結果は…うわ、逃げ切りかよ。華麗に後続を離して逃げ、そのまんまですか。ウオッカは少し離れた2番手で追走してたんだけど、直線で差を詰めるどころか後続にも捕まってゴール。とりあえずは展開が向かなかったってところか?この馬、先行させると信用できないところがあるからなあ。ちなみに勝ち時計1:46:92。約1800弱だから…馬場(日本ほど速くない)を考えれば、それなりにいい時計のような。
 
 そうこうしているうちに、ワールドカップの結果もアップ。1着7番、2着6番、3着は13番、4着11番…ということは、勝ったのは米国のウェルアームド、2着はグロリアデカンペオン、3着がパリスパーフェクト、4着はミュラーか。映像もあっさりアップ。見ると…コッチも逃げ切りか!引きつけて逃げて、直線は突き放して大差圧勝。私の推定では2着と1秒近い差が。いや、これは強い!馬券は外れたけど、いいもの見せてもらった。なお、正式な勝ちタイム・全着順は現時点では不明。カジノドライヴは見せ場ナシ…つーか、ウェルアームド以外の13頭見せ場ナシ。
 
 とまあ、馬券的には「どうかねえ…」という結果に終わった。でも、ビッグシティマン単勝はそこそこついたので、実際買ってたら収支プラスに持って行けたかも。うんうん、私の「香港オッズ読み馬券術」は、さほどサビついていないようだ。わはは。
 
 日本馬に関して言えば、おそらく「さほど期待されてなかった」バンブーエールの着順が良くて、ウオッカやカジノドライヴは惨敗。明日競馬場でレース映像を見た競馬ファンのため息が聞こえてきそうだ。特に、直線に入っても全く伸びてこないウオッカとか、ウェルアームドが他馬を問題にせずに突き放すところとかは、結果知らない奴が見たら愕然とするんじゃないか?
 
 しかしだねえ。「日本にいて、ドバイのレース結果を映像で見るために、香港のサイトを見ている」ってのも、よく考えるとワケわからん話だなあ。ある意味、「知る人ぞ知る」裏技…というより、おそらく世界全体を見渡しても、こんなコトやってる奴は私と私の友人知人程度しかいないはずだ。現地時間を考えれば、香港人でさえほんの一部の競馬狂しかアクセスしてないだろうから、まさに「オレのためにこんなサービスしている」状態。いやあ、その昔フジヤマケンザンが勝った時、「(香港は)オレのための土地だ!」と豪語しただけのことはある(苦笑)。
 
 日本にいて香港のサイトを見ていれば、ドバイのレース結果なんてすぐわかるのは確か。でも、だからって現地に行くのは馬鹿馬鹿しいとは思わない。やっぱり目の前で見たかったなあ…ああ、ドバイにまた行きたい。こういう大レースがある時に、何でオレは日本なんぞにいるんだろ。色々間違っていると思うな。
 
 ただ…今日だけは、世界中ドコにいても「何でオレはこんなトコロに!」って思うんだよな。日本は論外として、ドバイに行けば「ああ、馬券買っていれば良かった、何でオレは香港にいないんだ!」ってわめきそうだし、香港にいたらいたで、「やっぱり目の前でレース見たかった、何でオレはドバイにいないんだ!」って言いそうで…
 
 追伸:ウェルアームドが2着につけた差は、何と14馬身。カジノドライヴは勝ち馬から27馬身離れた、8着でしたとさ。