2月25日2009/02/26 03:07

 むうう…「レッドタイフーン」は想像以上の難物だ。どっちやっても勝てる気がしてこない。正直アタマ抱えてます。
 
 本当を言うと、この記事はもう少し後に発表する予定だった。実は、今現在「VASSAL」って通信対戦用ソフトでソロプレイ中だから。これがひととおり終わったトコロで、VASSALの使い勝手などを主軸に語ろうかと考えていたんだけど…ゲームから受けるプレッシャーがキツすぎて、ちょっと困っている。
 
 VASSALというのは、JAVA(プログラム言語の1つ。ネットと相性が良い)で開発された、「ボードゲームを通信対戦可能にするツール」である。最近コレを使っての対戦が盛り上がっているようなので、私も試験導入してみたわけだ。ただ、使い勝手はまだよくわかってない。
 
 そこでまあ、まずはシステムに慣れよう…ってんで、コレを使ってソロプレイをやってみることにした。どーせソロプレイするなら、「元々ソロプレイやるつもりだった」ゲームがいいなあ…ってんで、コマンド誌のサイトでダウンロードが始まった「レッドタイフーン」のモジュールをダウンロードし、ソロプレイしている最中なんだけど…
 
 VASSALの使い勝手については、少しずつ習得中である。まだ操作ミスだらけだし、対人通信対戦だと必要そうな約束事は基本的に無視している(おいおい覚える予定)ので、いきなり「対戦しましょう!」と言われても対応不能ではあるんだけど。問題はダウンロードしてきたゲームの方だ。ルール・マップ・ユニットを見た時からイヤな予感はしていたんだけど、上手くプレイできません。困っているくらいに。
 
 私は一応年季だけは長いし、ルールは簡単なので、「ルールが良くわかんない」なんてことはない。要は戦い方がわからない。どっちやっても勝てる気がしない。今現在、私のソロプレイは「全くもってなってない」状態になってしまっている。両軍ともダメダメだ。まだ途中ではあるんだけど、放棄してやり直しすべきか真剣に考慮中。
 
 ドコがマズいのかって?まず、赤軍の戦い方が間違っているようだ。攻勢が続かない。独軍戦線にある程度の穴は開けられる(最初から開いているって話はある)けど、そこに流し込む部隊が捻出できない。結果として攻勢中断→余裕の出来た独軍に戦線修復される→攻勢再開したくても、ロクに穴が開かない、という事態に陥りそうなのだ。
 
 これが「独軍の動きが見事だから」そうなるってんなら、まあ諦めがつく。けど、自分での感触は「そんなことはない」だ。あんまり上手く戦えてない感触が強いのに、結果として赤軍の攻めが止まってしまっている。これは間違いなく「私の動かす赤軍が不甲斐ないから」守れているだけで、もっと上手な攻めに遭遇したらあっさり戦線崩壊しかねない。
 
 もっとも…実はソロプレイ前の分析により、「そうなるかも」って心配はあった。実はこのゲーム、「攻撃側」の赤軍は戦力不足である。なにせ戦闘力の合計が独軍と同程度(少しだけ上だけど)に過ぎないんだから。おまけに赤軍だけあって平均移動力も少なめ。これでどうしろと?
 
 更に言うなら、コマンドポイントも足らない。このゲームは軍単位でコマンドポイントを割り当てるシステムを採用している。最初赤軍は7、独軍は4が割り当てられている。倍近いじゃないか…と思うのは早い。実はこのコマンドポイント、移動だけに1ポイント、攻撃だけに1ポイント支払う必要があるのだ。ちょっとした例外(けど重要)が独軍にあるけど。
 
 このゲーム、攻撃側は赤軍だ。勝利条件がそうなっている。赤軍はとにかく前進を続け、土地をどんどん占領してゆかなければ勝てない。そのため、当たり前だけど移動して攻撃する必要がある。独軍が戦線を少しずつ下げてゆけば、そうしないと話にならない。対する独軍は防御側なので、とりあえずは移動だけしておけば足りる。後半になるとコマンドポイントが向上してくるので、反撃はその時のお楽しみとすればいい。
 
 よって、赤軍は独軍の倍のポイントがないと、上手く戦えない。にもかかわらず、一番有利に設定されてる開始時点で独軍の倍のポイントがあるワケじゃない。だからって戦いようはあるけど、すごーく苦しいのは間違いない。「あと一撃」足らないのだ。
 
 もっとも、独軍にも余裕があるワケじゃない。1つ間違えば大突破を許し、包囲されちゃいかねないのだから。安易に反撃できないので、1つ間違うと加速度的に状況が悪化しそうだし。そのため整然と後退させる必要があるんだけど…どうもコレが上手くいってない感触があるんだな。
 
 まだ途中の段階なので断言は出来ないんだけど、今の調子では「赤軍必敗」ってな感じである。赤軍の攻め方をもっと工夫しないと、テキトーにプレイした独軍にすら勝てそうもない。まあ、おそらくプレイバランスは独軍有利なんだと思われるけど。あくまで現時点の感触では、「基本的にどちらかの圧勝で、手慣れた同士の対戦では独軍の勝率がかなり高い」ってゲームではないかと思われる。
 
 とはいえ…正直、赤軍の攻め方はよくわからん。なんかコツがあるとは思うんだけど、現時点ではそのツボが発見できない。足らないのは大胆さか慎重さか、そこからして判断できてない。ちょっと自己嫌悪状態だ。
 
 ただまあ、これも当然かも知れない。実は今回、VASSALテストって意味合いが強かったので、いつもより「ソロプレイ前に行っている研究」を省略してソロプレイに取りかかったから。フツー私はマップとユニット(切り離さないことも良くある)をじ~っくり眺めながら大まかな作戦を練り、それが完成に近づいて「後は細部を詰めるだけ」って段階になってから初めてソロプレイに取りかかる。けど、今回はソコまで行ってない状態でのソロプレイだからね。
 
 つーわけで、また研究をやり直してから再びソロプレイに取りかかる予定。ココで作戦研究を発表できるのは、その後のことだと思う。まあ、いかなる理由があろうとも、自分のスタイル崩してどうこうってのはあんまり良くない、ってコトでしょ。わかっちゃいたんだけど…
 
 あと、VASSALについては、「通信対戦するのは相当先」だと思って下さい。まだよくわかってない…というより、「わかりたくない」状態です。ユニットの移動考えるより操作について考えてる時間が長いようじゃ、そう言いたくもなりますよ。そのうち慣れてくるはずだけど、まだその段階じゃないですね。通信対戦する気になったらアクション起こす予定なので、その時はよろしくお願いします。

2月27日2009/02/28 01:39

 自業自得ではあるんだけど、「武田騎馬軍団」(EP)ってゲームのルールブックが送られてきた。もちろん、ルール解釈に関する参考意見を述べるためである。再版スタッフでもないのに。理由はわかる。某所で余計なコト書いたからだ。コレはある意味光栄なことではあるのかもしれないけれど、正直胃が痛い…
 
 こんな時には、気楽なネタで誤魔化そう。本日めでたくキャンプ最終日を迎えた、ヤクルトスワローズについてだ。今年は…なんかイケるんじゃないかと思うんですけど。現時点では、思い切って「CS出場が狙える」と言ってしまおう!
 
 ここまで言い切る根拠?今まで手薄だった、「左の中継ぎ」に目処が立ったこと。これに尽きる。相変わらず先発はちとキビシーけど、ピリッとした左の中継ぎが複数使えれば、去年みたいなことにはならないような。
 
 スワローズの左腕と言えば石井弘寿だけど、流石に開幕からビシバシ…って期待は持てない。早期復活を信じてはいるんだけど、現時点ではまだ仕上がり途上。むしろ期待は丸山貴と高井だ。今までずーっと「もう少しピリッとしてくれないと…」とため息つきまくっていたこの2人が、今年はある程度やってくれそうな雰囲気がある。
 
 特に大きいのは高井かな。素材は間違いなく一級品なんだけど、今まではどうもコントロールが悪くて。いやね、コントロールが悪いのが問題と言うよりは、「それを気にしすぎて投球が縮こまる」ことの方が問題でねえ。現ライオンズの石井一久みたいに「深く気にしない」方がいいんだけど、性格が違うからなあ…と、ため息つきつつ良くなってくれることを祈っていたんだけど。ちょっと前に「相川の代償を考えると憂鬱だ」などと吼えていた最大の理由は、彼が持って行かれたらかな~り痛いと思っていたからだ。
 
 左の中継ぎが信用できるようになれば、試合の組み立てがぐっと楽になるはず。先発は石川と館山がある程度信用出来るので、他がソコソコでも勝ち星は拾えそうな気がする。特に、どちらかと言えば左に弱いジャイアンツ(去年ヤラれまくった)に対し、もう少し戦えるようになるのでは。これは心強い。
 
 打線に関しても、「去年よりはマシ」となりそう。新外国人は手術後ってことでやや出遅れている感じだけど、ガイエルの状態が良いようだし、宮出もいい感じ。畠山も「少なくとも去年レベルは期待できる」ような。この辺が踏ん張ってくれれば、去年よりは得点力がアップすると思われる。
 
 ただまあ、肝心の先発投手の不安はやや大きい。石川・館山はいいとして、残りが「期待半分、不安半分」って連中だからねえ。去年期待した村中は故障明け、増渕は不調で二軍落ちだし。ただ、新外国人の李、川島なんかはある程度計算できそうだし、育成枠の塚本が思った以上にいいとか、明るい情報もある。総合すれば、去年と同程度って期待は出来るのでは?だとしたら、後ろがしっかりしてきた分、勝ち星の上積みを期待したいところだ。
 
 もう1つの不安は采配かなあ。去年は正直言って「何で5位止まりなんだ!」って言いたくなるような結果だったから。選手の成績自体はさほど悪くないのに、どうもそれがチームの勝ちに結びついてないというか…とはいえ、去年の「順位がいくつかはともかく、誰がやっても采配は難しいチーム」と比べると、フツーのチームとして機能しそうな感じなので、ぐっと戦いやすくなっていると思う。こうなってくればプラスに働く采配だと信じたいね。
 
 まだキャンプが終わっただけなので、キチンとした順位予想をするのは早い。やはりある程度はオープン戦を見ないと。でもまあ、いい感じでキャンプを終えたような気はする。今の時点なら、「CS出場が狙える」ぐらいは言ってもいいんじゃないかなあ。
 
 ただまあ、上の3球団は強いからねえ…仕上がり具合はあまり見てないので、太刀打ちできるのかどうかは何とも言えないんだけど。その辺を見極めるのも、オープン戦に入ってからかな。とりあえず、期待は大きいとだけ言っておこう。毎年のことのような気もするけど(苦笑)。