7月8日2008/07/09 03:24

 月曜は、諸般の事情から「別件で力を入れた文章を書いた」関係で更新できず。商業誌向け原稿じゃありません。ある意味どーでもいいことに手を抜かないのが私。ついでに言えば、大切なモノほど手を抜くのが…
 
 本日の話題は、日曜にプレイした「East Front」について。何度も語ったゲームではあるんだけど、今回はちょっと特別なプレイだった。
 
 どこが特別なのか?私が迎え撃つ立場だったのだ。Middle-Earth東京支部最弱の私が「迎え撃つ」?いやまあ、対戦相手が「このゲーム初めて」のasasin殿ですから。全体的な技量はともかく、いくら何でもこのゲーム初めてという相手では、私が「格上」になる。
 
 ルールはざっと読んだことがあるようなので、あまり説明せずにセットアップ。担当は私が赤軍。初心者が「ある程度わかっている」相手に赤軍受け持つのは、自殺行為以外の何物でもないからねえ。多分、トラウマ残るほど負ける。
 
 観戦武官及び教育係?は庭猟師殿。私は名人上手から「手取り足取り基本を叩き込まれながら」覚えたけど、庭猟師殿はあまりアドバイスをしない。とりあえずは「システムに慣れてもらう」のが目的のようだ。まあ、私のように「修行してとりあえず形にしてもらう」ようなプレイより、コチラの方が「楽しめる」プレイになるのではと思う。
 
 ただまあ、初心者がさほどアドバイス受けずにプレイすると…案の定、部隊が思うように動かせず苦労していたようだった。突破方向もややアサッテの方向で、後方に取り残される部隊が続出。これは私も似たような経験がある。私はこの時点で「はい、やり直し」と赤点喰らったけど、庭猟師殿は黙ってみている。ま、これがフツーだけど。
 
 その後何とか部隊をまとめて進撃を開始した独軍だったけど、攻撃目標がバレバレ。突破地点がかなーり北方だったので、目標はモスクワかレニングラード。誰がどんな作戦で来ようとも、この方面の防衛に手抜きはあり得ない(間違って突破されるとタイヘンなことになるから)以上、とりあえず万全の態勢で迎え撃ちました。あくまで私なりの「万全の態勢」なので、実際はスキだらけだったかもしれないけど。
 
 このゲームをプレイした経験があればわかると思うけど、モスクワ正面攻撃はまず抜けない。素早く進撃できていれば「防衛体制が整う前に」攻撃できて何とかなるかも知れないけど、ゲーム序盤に「司令部を連携させて前進させる」ことに失敗した独軍では…
 
 とまあ、こんな感じで9月前半に途中終了したわけだけど、多分あれ以上どーしよーもなかったと思われる。こちらがわざと開けておいたモスクワの南側面に回り込めば、攻勢自体は継続できたかもしれない。けど、それだけ。10・11月がベストの天候でも、モスクワ後方に回り込むのはまず無理だった。
 
 まあ、当然と言えば当然の結果だね。私がどうこうではなく、対戦相手の経験が不足しすぎている。普通のウォーゲームで言ったら、「戦線の張り方さえ知らない」相手には、まず負けない…ってレベル。基本を学習しない限り、勝負になるワケがない。
 
 とまあ、ある意味しょーもない対戦ではあったんだけど、教訓は大きかったのでは。私が得た教訓は、まず「赤軍の踏ん張り方」が学習できたことかな。このゲーム、独軍は急な方針転換ができない。そのため、「次はこの辺に来るはず」って読むこと自体はさほど難しくない。赤軍はそれを読んで効率良く部隊を送り込めば「踏ん張れる」わけだ。ただまあ、今までは「逃げる」か「時間稼ぎ」が精一杯だった(普通独軍はそうなるように攻撃するので)ので、「粘って死守する」ってな経験が不足していたんだな。今までなんとなーくわかっていた…ってものが、多少なりともしっかりわかったのは大きい。ま、だからって私の赤軍がダメダメだってコトに変化があったとは思えないけど。
 
 Middle-Earth東京支部は、East Frontのレベルが恐ろしく高い。「日本最凶」と言ってもいいんじゃないかなあ。なにせ軍神がいるし、有楽斎殿もいるからねえ。こういった「頂点」から比べれば、私なんてまだまだ「話にならないレベル」。初心者マークどころか、仮免状態である。ただ、それに甘んじていてはイケナイ。かなり遠い未来の話になりそうだけど、「お互い本気の」勝負を挑めるようになりたいって野望はある。
 
 とはいえ、私は一応「基本は学習した」状態だ。asasin殿のように、その状態に至ってないプレイヤーも当然いるわけだ。そういう方に、どーやってゲーム覚えてもらうのかも大事と言えば大事だよね。その辺、私はどうだったんだろ。ま、とりあえず「キチンと学習しなきゃ」と思ってもらえたのなら、成功なんだろうけど。その意味では、「キチンと教えることは大事」ってのも、教訓だな。
 
 まあ正直に言って、教育係としては私は「失格」だろう。基礎学力がない。その意味では基礎学力あるプレイヤーに「基本が理解できるよう」キッチリ教わった方がいいんじゃないかと。つまり、平たく言えば「軍神・鹿内氏か有楽斎殿に、キッチリ基本を教わりつつ修得した方がいいのでは」ってことだね。私もそうやって覚えたんだし。ま、「East Front覚えたいって人がいる」ってニュースはそのうち広まるはずなので、私が何もしなくても両巨頭のどちらかが「捕獲」するのではないかと(笑)。

コメント

_ asasin ― 2008/07/10 01:25

私相手では、プレイしたモノの全く甲斐がなかった・・・訳では無かったみたいなので少しホッとしました。
このゲーム、色々と勝手が違うので、まずルールというかゲームの流れがそもそも分かりませんでしたので。
やっぱり百聞は一見に如かずと言いますか、おかげさまでなんとかルールが頭に入る様になりました。ここに至って漸く「学習」のとば口に立ったって所でしょうか・・・
そもそも積み木だった事に気が付かないくらい相手が見えてませんでしたから。
もう自分のユニットの切り回しで一杯一杯、相手がどことかてんで考えの外、気が付いたら頭から壁に突っ込んでたという・・・教官ブレーキ踏んでくれないし(笑)

ミドル最弱は私が襲名致しますので、F男さんは心置きなく名人への道を突き進んで下さい(笑)

_ F男 ― 2008/07/10 21:19

>もう自分のユニットの切り回しで一杯一杯、
誰でも最初はそんなものではないかと。初心者が独軍担当するのは、「独軍は強いので、自軍ユニットの切り回しに専念しているだけで、ある程度形になる」からです。赤軍でオタオタしてたら、片っ端からユニット消滅しちゃいますからねえ。
まあ、どういうシステムなのか体で理解できたということは、後は誰に教わっても大丈夫…というより、「やりましょう、教えますよ」って攻撃を如何に躱すかが大事って話も(笑)

_ 庭猟師 ― 2008/07/13 02:03

> 教官ブレーキ踏んでくれないし。(笑)

ははは。もっと踏んだほうがよかったかな。。。
その教官も実はまだオートマ限定です。

EF。最初はけっこう「こする」と思いますけど、そういう経験をスキップしちゃうの逆にもったいないって気がしまして、基本全部流してました。

_ F男 ― 2008/07/14 20:58

>庭猟師殿
ゲームの教え方っていうのは色々なやり方があって当然だと思うので、「基本全部流す」のはアリでしょうね。
かく言う私も学習の途上。大事なのは「強くなりたい、強くならなきゃ」って熱意じゃないかと思います。
なお、「オートマ限定」というのが「赤軍はプレイしてない」という意味でしたら、今度プレイされてみては?庭猟師殿なら大丈夫だと思いますよ。赤軍をプレイしてみれば、独軍の面白さが更に増すのではと思います。

_ asasin ― 2008/07/14 23:57

お二方には感謝です。
手筋を初めに聞いてしまうと、納得するしないではなく、ついなぞってしまいますから・・・自分でやってみて「ああ、やっぱりこれじゃダメですわ」って体感は時間はかかるけどやっぱり必要かと。こするなんてレベルではなくてクラッシュでしたが(笑)
早く仮免くらいにはなりたいです・・・

_ F男 ― 2008/07/15 04:43

>asasin殿
あれぐらい、クラッシュのうちには入らないと思いますよ。クラッシュってのは、初心者が「中級者以上相手に赤軍をプレイする」と味わえるモノではないかと(笑)。
基礎の基礎は掴んでいるようなので、後は少し細かい指導を受ければ、とりあえず仮免まではすぐいけると思います。

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