7月10日2007/07/11 01:22

 諸般の事情により、更新がえらく滞った。いかんね。反省してます。これでも大ネタ仕掛けようとして全ボツ…とか、色々あったんだよ。
 
 本日の話題は、土日の福島旅行について。単純に旅行記をお届けするのではなく、多少違った視点からお届けしようかと。でも、一応は競馬の色ってことで。
 
 毎年の恒例行事である福島旅行。この旅は極めてイー加減である。今回の参加者は10人だけど、「フル参戦」したのは私と幹事の2人だけ。10人全員揃った「行事」は1つも無し。とりあえず「参加者同士なのに顔合わせてない」ってケースが出なくて良かったねってなもんだ。協調性に欠けるというか何というか…
 
 具体的に行程を整理するとこうなる。フル参戦とは「土曜に競馬して、宿に泊まって、日曜も競馬して、最後に飲んで帰る」である。そのうち、土曜に福島競馬場に出没したのは2人。この後4人が宿で合流して夕食。夕食後にさらに1人合流。けど、宿での朝食前に1人脱落。日曜の競馬場で3人が合流し、競馬が終わるとまた1人脱落。しかし、朝脱落した1人を再度加えて飲み会。結構複雑だなあ。ま、これがいつものことなんだけどね。
 
 何でこうなるのか?個別に見てゆくと、仕事だの何だのが絡む。まあ良くある話だ。しかしまあ、諸悪の根源?は、全員が全員「とにかく参加できる範囲で参加すればOK」って方針で一致してることでしょ。普通の旅行にありがちな団体行動なんて、幹事も含めて誰1人期待してない。私もたまに幹事やるから間違いない。
 
 ただまあ、これはこれで悪いことではないと思う。それどころか、私はコレこそが「貴族的な」旅行だと思うんだけどな。ただし、セレブではない。諸般の事情から約1名はセレブってことになっているけど、他は「どこがセレブじゃ!」って集団だからなあ。私も含めて。ただまあ、これまた約1名を除き、全員が全員「貴族」なのは確か。カネはないけど「優雅な」生活を送りまくっている。あくまで私の定義によればだが。
 
 確かに、協調性はカケラもない。だって、今回はそーゆーメンバーの集まりだもの。しかし、忠誠心?はやたら高い。みんな「何だかよくわからん」苦労をしてまでも参加してるからなあ。「メシの時間に間に合わないとわかっていながら宿に泊まりに来る」「始発に乗って各駅停車で東京から福島に来る」「仕事終わって宿に泊まり、早起きしてまた仕事に行き、その後飲み会に参加する」という、何かしらエネルギーの使い方を間違っていそうなことしてまで参加してる人がいるわけで。コレに比べれば、(やや寝坊気味に)平和にフル参戦してる私なんて「気合い足らないよ!」と言われても仕方ない(苦笑)。
 
 何でみんなソコまでして参加するのかって?大幹部(一応私も含まれるらしい)の人望ってことになるのかなあ。単に「類が友を呼んでる」だけって話はあるんだけど。はっきり言って、今回の参加者は全員揃って「ヘンな方向への努力」をやらせたら天下一品。そもそもこの旅行、「投稿コーナーの常連オフ会」なる謎のものを、母体となる投稿コーナーが消え去った今もひたすら続けているだけ。この時点で立派なアホウである。
 
 こんな旅行の幹事は大変だろうって?まあね。慣れないとワケわかんないと思う。けど、慣れれば何の問題もない。「フル参戦」の内容と大まかな時間割は不変なので、放置しておいても皆が勝手に「自分の都合に合わせた参加予定」を申告してくる。後は宿を予約して交渉するだけだ。当日はイベントごとに「この場にいるはずのメンバー」を把握してさえいればいい。協調性には欠けるかもしれないけど、放置しておいても自主的に行動できる連中ばかりなので、テキトーに管理してれば何とかなるからね。
 
 団体での旅行って言うと、もうちょっと協調性のある行動が基本でしょ。それが悪いとは言わない。効率良く行動しようと思ったら、その方が手っ取り早いからね。けど、こういう旅行もアリではないかなあ。特に、「いい年した貴族連中」は。「多少の効率を犠牲にしても余裕を追い求める」のが優雅ってモノでないかい?我々のそれを「余裕」と言うかどうかは別にして。
 
 まあ、「この領域」に至るのは簡単ではない。我々も10年近く(推定値)この行事を繰り返し、やっと行き着いたのだから。でもまあ、「開発する」のは大変でも、「真似をする」のは多少楽なはず。皆様もこういう領域を目指してみてはいかが。ただし、10年もの永きにわたり、ずーっと「優雅であり続ける」のは、人間としてどうかという話はあるんだけど。そろそろ誰か「平民落ち」しろよな。私以外の(苦笑)。