11月2日2006/11/03 02:57

 予定では秋天を回顧するはずだったけど、別のことを語る。なにせ、ついに高級(というほどのモノじゃない)ヘッドホンを買ってしまったので。
 
 予定では、もっと慎重に検討してから購入するはずだった。けど、試聴してグッと来るモノを見つけたので、衝動買い。まあ、私の計画性なんてそんなもんだ。もちろん、後悔なんてしてないけど。
 
 購入したのは、AKGってメーカーのk501って品。お値段は2万円台。どこぞの誰かさんには「またそんな安物を…」と言われてしまいそうだけど、しょせんPCで利用するんだから、この程度でいいのでは。贅沢を言うと、同じメーカーの品でもう1~2ランク上の品が良かったんだけど、お値段と機能のバランス考えたらこれが最適だったのよ。
 
 何でこの品?ってのは、簡単に説明しがたい。低音が重すぎず軽すぎず…ってところと、音の輪郭がピシっとしてるところが気に入ったんだけど、実際聞いたことのない人には何が何だかわからないでしょ。同じ値段だったら…って意見もあると思うけど、とりあえず私の好みはコレなんだから仕方がない。これでも時間かけて、片っ端から試聴しまくって決めたんだから。さらに言うなら、装着感もイイ。ヘッドホンの場合、コレも大事ですね。
 
 そんでもって実際取り付けて利用してみたんだけど…値段分の働きはしてますね。アンプどころか音源ボードすらなく、単にマザーボード付属のAC97で音を鳴らしてるので、ヘッドホンの機能発揮できるか自信なかったんだけど。コッチが思っていたより、AC97の限界は高いようだ。
 
 PCに取り付けただけあって、とにかく何でも無駄に音がイイ。ゲームだのDVD再生だのでも効果がわかる。ヘッドホン替えただけってのが信じがたいほど。正直、「今まで何を聞いていたんだぁ!」って気がするね。ちなみに3千円ぐらいの品。「PC用のヘッドホンなんて、こんなモンでしょ」だけで選んだ。フツーに考えれば、間違ってはいなかったハズなんだけど。
 
 いい音を聞こうと思ったら、まずは末端であるスピーカーやヘッドホンをいじるのが手っ取り早い…というより、いじらなきゃ駄目。音源・アンプ・スピーカーの中でどれがボトルネックになりやすいかと言ったら、まずスピーカーでしょ。安物でもとりあえず音は出るんだから。
 
 PCショップに置いてある品も見てみたんだけど、正直「何か」が違う。置いてあるモノの大半が、「サラウンドシステム」などのギミック重視のモノであり、スピーカーとしての基本性能は「聞くな」ってレベル。そういうギミックも大事だとは思うけど、やはり音の良さを語ろうと思ったら、スピーカーの基本性能を上げた方がいいんじゃないかな。音源・アンプなどの基本性能が追いつかないので無駄って説はあるけど、その限界を追求した奴なんてほんの一握りでしょ。
 
 私が思うに、ホビーマシンとして使うPCであれば、スピーカー系には1万円以上かける価値がある。しかも、ギミック無しで。ゲームだろーがMP3の音楽だろーが、それでも「ついてくる」程度の音は出してるんじゃないかな。似たようなことはTVにも言えると思うけど、私はTV見ない人なのでこれについては語らない方がいいでしょ。
 
 スピーカーはともかく、ヘッドホンは試聴が楽だ。機会があったら、売り場で比べてみるといい。どーせ売り場のアンプの方が性能がいいので、自分のPCに取り付けても同じ音はしないと思う。でも、アンプの限界を語ろうと思ったら、1万円の品なんて「安物だから違いがわからん」レベル。一般的なPCなら、ちゃんとそれについてくる音を出すはずだ。後は価格性能比なんぞ考えつつ、どの辺で我慢するのか決めればいい。秋葉原のヨドバシカメラには数千円の品も試聴コーナーに置いてあったので、比較は容易だ。
 
 まあ価値観は人それぞれなので、ココにカネかけないって決断があるのはわかる。わかるけど、「知らずに満足してる」のと「知って満足してる」のは大きな違いがある。皆様も、「ちょっと高め」のサウンドを試してみてはいかが。モニター強化並みに満足感得られると思うんだけどな。
 
 なお、そんな高級ヘッドホンで、聴いてるのがエロゲーのサントラだってのはどうなのよ…って意見は却下(笑)。

11月3日2006/11/03 23:43

 文化の日。だけど、そんなことは無視して秋天を語る。諸般の事情により、今まで語れなかったからね。
 
 秋天で私が語るべき存在は、アサクサデンエン。7着に負けた馬なのに?それでも、あえてこの馬を語らなくちゃイケナイ理由があるんだよ。でなけりゃ、2着のスウィフトカレントなんて買えなかったんだから。
 
 レース前、私はアサクサデンエンをどうするべきか、真剣に考えていた。とりあえずで言えば、買う価値はある。あんまり衰えた感じはないし、条件・状態は悪くなさそう。しかしだ。前走の毎日王冠で惨敗。これをどうとらえるべきか…
 
 自慢ではないけど、私は多少アサクサデンエンには詳しい。尊敬するシングスピール様の産駒なので、かなり早い段階から注目はしていたのだ。ペーパーオーナーだったローエングリンほどじゃないけどね。まあ「顔を見るととりあえず買っていた」時期があるのは確か。
 
 アサクサデンエンは、正直「よくわからん」馬だ。走るかと思って期待すれば裏切られ、見捨てかけると好走。実は馬券収支はさほど悪くないんだけど、「なんかつかみどころのない」馬だと思っていた。そんな馬が安田記念勝って、その後も何となく好成績続き。すっかり更正?したとばかり思っていたんだけど…
 
 こういう馬は以前にも見かけたことがある…というより、そこら辺に良くいる。何が気に入らないのか知らないけど、急に走る気をなくす。そのくせ、機嫌良いときはあっさり勝つ。こういう気分屋にハマって「カネ返せ!」って叫んでる奴は、私含めてゴロゴロしてると思うな。
 
 今にして思えば、アサクサデンエンは「万全」って時より、何かしら不安があった方が信用できるところがあった。休み明けだとか、惨敗した遠征帰りとか。毎日王冠の時は珍しく万全って話があったので私も買ったんだけど、結果は惨敗。まあ、それもちゃんと計算してたから馬券当たったけど。
 
 つまりだ。アサクサデンエンの敗因は、昔の悪いクセ…「何だか知らないけど、とにかくヤル気を失う」のせいであって、今回も駄目とは限らない。本当かどうかは知らないけど、そう結論づけることにした。
 
 普段ならここで検討を終わる。しかし、今回はふと気がついたことがあった。アサクサデンエンは気分屋だ。じゃあ、その弟は?今回は弟のスウィフトカレントも出走してるんだよな…ってことに気がついたのだ。
 
 この馬は、フツーと同程度の注目しかしてなかった。親父サンデーと「平凡」だし。森厩舎の馬だから時々買ってはいたけど、山ほどいる「森厩舎の血統馬」の1頭だとしか思ってなかった。
 
 そこで、改めてこの馬の馬柱を眺めてみると…以前は気がつかなかったけど、なんかアヤしいニオイが漂ってきた。ワケのわからん激走ぶっこいても、何の不思議もないんじゃねえかと。もちろん、やる気無くして走らなくても不思議はない。しかし、今回この馬はさほど人気がない。買っておかないと、なんかヤバイ気がしたのだ。
 
 とまあヒモには悩んだけど、私の本命は最初からダイワメジャー。こいつも成績が安定しない馬だけど、今回は大丈夫と読んだ。毎日王冠を勝ったことより、ここで「アンカツとの相性が良さそうな」様子を見せたのが大きい。通常ジョッキーってのは、上手い下手とは全く別に「馬との相性」ってものがある。ダイワメジャーの今までの鞍上が悪かったとは思わないけど、相性問題で言えばアンカツがしっくり来るような。
 
 後は欲かかずに馬連にして…ってのは大事ですね。菊花賞はソレでヤラれたんだし。案の定、「いらんわ!」と斬り捨てたアドマイヤムーンが3着に突っ込んで来やがった。3連複にしてたら、菊花賞と同じ結果になるところだった…いやあ、危ないねえ。
 
 秋天を当てたってのは、すさまじく大きい。なぜかって…そろそろ「魔神来襲」の季節だから(笑)。去年はさほど被害を被らなかったけど、油断なんてできない。魔神ペリエは魔神であって、理屈やら何やらの問題じゃないのだ!とにかくひたすら徹底的に相性の悪い魔神が来日する前に、いい流れを掴めたのは幸いだった。これで被害を最小限に抑えられるはず。抑えられるんじゃないかな。ま、ちと覚悟はしとけ…