8月17日2006/08/18 04:42

 テロの余波、某社のバッテリー発火疑惑…といった事情により、ノートPCが飛行機に持ち込めなくなるのではと予想されている。イヤですねえ。そこで、「そんな時はどーすればいいのか」を考えてみたい。
 
 確かに、出先に自分のPCがあると便利だと思う。特にビジネスで利用する人は。ただ、だからって「飛行機持ち込み不可」となったら、どーしよーもない。国内ならまだいい。鉄道を利用すれば、まあ何とか我慢できる範囲で旅ができる。でも、海外(ここでは沖縄などを含む)ともなればお手上げだ。
 
 そんな時どうするか?こっそり持ち込む…ってのは、シャレにならない可能性があるのでオススメしない。成田で取り上げられるならまだしも、帰りにバレたら異国の刑務所入りも覚悟しないとイケナイ。余談だけど、旅行代理店と航空会社に「本当に持ち込み可なのか」はしつこく確認した方がいいでしょ。向こうの出国審査で止められたら、シャレにならん。
 
 単純に「機内持ち込みにせず、預けちゃう」ってのが、今のところの正解でしょ。ノートPCは「発火の危険があり、飛行機持ち込み全面禁止」になるかもしれないけど、今のところ大丈夫だ。ただし…旅行前に必ずバックアップを取り、衝撃に耐えられるよう収納方法は工夫すること。多分大丈夫だけど、保障できる性質の問題じゃないからなあ。え?機内で使いたい?それはさすがに我慢しなさい。機長は「手に負えない乗客を空港に捨てていく権利」持ってるんだから。
 
 他のモノで代用する…ってのは、一考に値する。今は「とにかく電子機器の機内持ち込みは駄目」って状態らしいけど、小型のモノならそのうち許可されそうだし。いかに機能が貧弱でも、ゼロよりはマシでしょ。ただ…PDAなどで何ができるのかは、考えた方がいい。当たり前だけど、できないことは多いんだから。
 
 現地でパソコン借りるってのも、1つの手かな。ビジネス客向けに貸し出し対応しているホテルは多いし、うまくすればネット閲覧用PC付きだ。最初から「そーゆー」ホテルを選んでおけば、まあ大抵何とかなる。何?英語で「PC貸してくれ」って交渉するのがイヤ?それぐらい何とかしなさい。「パソコン」は和製英語(通用しない)だけど、「PC」なら通用するはずだから。
 
 間違って安宿選んじゃいました…って場合は?街へ出なさい。デカい都市なら、ネットカフェがあるかもしれない。私は香港(ネットゲームカフェ)・フランクフルト(空港)・ロンドン(至る所)・ドバイ(PCショップのそばにあった)で存在を確認している。日本語入力は期待しない方がいいけど、表示なら何とかなるはず。「大事な仕事」に使うのはどうかと思うけど、メールチェックやデジカメのデータ転送ぐらいには使えるのでは。
 
 そりゃあ自前のPC持ち込めるんなら、それを使うのが正しい。けど、それが駄目になったからって「どーしよーもない」と考えるのは、発想が貧困だ。工夫と努力次第で代用案はいくらでも見つかるはず。もちろん諦めるべきトコロは諦める必要があるけど、対応策ゼロってことはむしろ少ない。先人の経験を仕入れ、それを自分なりにアレンジするのはそう難しくないでしょ。
 
 ただ、これだけは言っておきたい。先人の経験ってのは、知恵と勇気の結晶である。無い知恵一生懸命振り絞り、不安と戦いながらも挑戦してみた結果がノウハウとして語られているのだ。ノウハウを仕入れ、その通りに行動するのは賢いことだけど、「前人未踏の領域」に遭遇したからって諦めないで欲しい。その時の成功・失敗がノウハウとして後世に伝わるんだから。
 
 今後「電子機器の機内持ち込み禁止」が緩和されるのか、継続されるのかはわからない。おそらくは緩和されると思うけど、断言はできないね。そうなったらそうなったで「どうすればいい」ってマニュアルが出回るんだと思う。ただ、現状はその下地となる情報・経験を漁っている段階。色々と不快な思いをする可能性はある。でも、あえてそーゆーことにチャレンジしてみる度胸ってのも、必要なコトじゃないかなあ。ま、無理には勧めないけど。先人の経験なしで突撃するのがどんなに「痛い」のかは、よーく知ってるから…

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