7月1日2006/07/02 02:33

 昨日はW杯に見入ってしまいました。本日もブラジル戦からそうする予定。ちなみにイングランド-ポルトガル戦はラジオ観戦中(笑)。
 
 ドイツ-アルゼンチン戦も面白かったけど、私の好みはイタリア-ウクライナ戦かなあ。あれを「つまらん」という人間が多いのはわかるけど、学ぶべきことは多い。
 
 アズーリを見て感心するのは、何と言ってもカテナチオ…ではない。ましてや攻撃陣の華麗さでもない。全体的な試合運びの巧みさである。どんなサッカーを展開するにしろ、これは参考になるんではないかと。
 
 どの辺が巧みなのか?そりゃもう、何と言っても「相手の心の隙」を的確に突いてくるトコロである。特にウクライナ戦の3点目なんざ、鳥肌立ちましたね。ただでさえ守備の堅いアズーリが「守備固め」した直後。相手が攻撃に気を取られている隙を見逃してなかった。イタリア寄りで観戦してる私でさえ、守備に意識がいってたのに。「したたか」とはこのことだね。
 
 サッカーとは本来、攻撃と防御の境目がさほどはっきりしてない球技である。野球と比べりゃわかるでしょ。にもかかわらず、誰もが「攻撃」「防御」を別物として考える。そりゃあ間違いじゃないけど、そこには「わかりやすい二元論に惹かれる気持ち」があるってことは、覚えておく価値があるのでは。
 
 攻撃と防御の境目が曖昧ってコトは、「攻撃は最大の防御」ってことである。ボール支配して前線に張り付いている間は、絶対に点取られないワケだから。サッカーで「攻撃偏重のチーム」が好まれる理由でもある。ついでに言えば、ここまでは私のような「凡人」にも理解可能だし。
 
 問題はこの次。攻撃と防御の境目が曖昧ってコトは、「攻撃が最大の防御」であるのと同様、「防御は最大の攻撃」でもあるはず。でも、これは理解するのがとてーも難しい。1つ間違えば「ただ耐えているだけでジリ貧」になりがちだからねえ。「防御は最大の攻撃」って考えは間違いだと思いたくもなる。
 
 でも、考えてみて欲しい。サッカーで「攻める」ことは、相当リスクが高い行動である。とにかく点が入らない競技なんだから。手という「器用な部位」に使用制限がある以上、黙っていても相手が勝手に失敗する可能性は高い。そこに大きな逆襲のチャンスが潜んでいる。物理的にも、心理的にもだ。
 
 よくサッカー解説者が使う言葉に、「シュートで終わりたい」ってのがある。シュートで終われば大抵次は相手ゴールキックであり、プレイがそこで切れるからね。そうすりゃ守備への切り替えもスムーズに進む。ただ、これは物理効果(歩いてポジションに戻れる)も無視できないけど、むしろ心理効果が大きいんじゃないかな。
 
 心理面を考えてみると、「対応」中心の守備より、自分で能動的に何かする攻撃の方が負担が大きい。この負担は「切り替えの早さ」って形で現れるように思う。防御から「さあ攻撃だ」と切り替える方が、攻撃から「さあ防御だ」って切り替えるより楽ってコトだね。ここに「心の隙」があるわけだ。そこを突けるわけだから、実は「防御は最大の攻撃」って考えも成り立つのでは。
 
 とまあ、理屈でこんなものをひねり出すのは簡単だけど、実際は…正直言いましょう。ウクライナ戦の2点目でさえ、相手の攻撃しのいで「ふう」とか思った「隙」に点が入ってました。ましてや3点目に至っては。ピッチに立つアズーリにしてみれば、私なんて「心理的に隙だらけ」なんでしょ。ソコが治らない限り、私にペレやマラドーナ級の技術があったとしても、アズーリの前じゃ赤子同然じゃなかろーか。

7月3日2006/07/04 00:49

 色んな意味で絶不調。まいったね。ま、後は上がるだけなので気にしないこととしよう。とりあえずは体調を何とかせねば…
 
 ネタはあるんだけど、まとまりがとにかく悪い。つーわけで、本日はコレまで。いかんなあ…

7月6日2006/07/07 01:40

 不調は続く。でも、更新は続けないと。週末は大事なイベントあるんだし、そろそろ何とかしないとね。
 
 サッカーネタばかりってのも何なので、本日はプロ野球の話題へと。結局灰色なんだけどさ。「阪神タイガース、新規参入扱い」について、思うところを述べてみようかと。
 
 村上ファンド騒動の余波により、阪急の傘下となった阪神。そこで「タイガースの親会社は新規参入扱いするべきか否か?」が問われることになった。結果は…何と「新規参入」扱い。相変わらずの「阪神タイガース」なのに、新参者と同じって判断が下された。その結果、30億円を無利子で10年間凍結する羽目に。
 
 これについて、「おかしいだろ」と思う人は多いでしょ。阪神タイガースのどこが新参者なんだと。これについては、いちいち説明する必要すら認められない。正直、私も感覚的には「ヘンだ」と思う。
 
 ただねえ。私なりの結論を言えば、これはやっぱり新参者扱いしていいと思う。そりゃあ阪神タイガースは身売りされてない。けど、阪神電鉄って会社は「身売りしちゃった」も同然。仮に阪神電鉄って会社が信用できるとしても、阪急が信用できなきゃ結局無意味でしょ。
 
 仮に村上ファンドが阪神電鉄株を5割以上買い占めていたらどうだろう。阪神タイガースの親会社が阪神電鉄、ってことは今回と同様だけど、誰もが「新規参入扱いすべきだ」と吼えただろう。信用できないと言えば、あれほど信用できない存在もないワケで。
 
 阪神電鉄の経営陣がどう思っているかはともかく、阪神電鉄は「結局乗っ取られた」ってのが私の見解。村上ファンドと阪急HDのうち、どちらかといえばマシな方に乗っ取られたってだけのことだと思うんですけど。最近は「トラのフロントにしてはマトモだなあ」と思っていたんだけど、本業がコレとはね。
 
 そもそもだなあ。阪急って、信用できる会社か?村上ファンドよりマシだってのは大いに認めるけど、「その昔ブレーブスを売っ払った」会社じゃねえか。だいたい、「新参者から預かり金を取る」って制度だって、元を辿ればこの時の身売り騒動が発端。今更あのときのコトをグダグダ言うつもりはないけど、「そもそも、思い起こせば18年前!」って気持ちはある。
 
 私は阪神ファンではない。だからまだ、この件に関しては冷静でいられる。けど、ファンにしてみりゃ「認めたくない」だろうなあ…しかし、正直同情する気にはなれない。もっと辛いことに耐えるよう要求された野球ファンなんて、腐るほどいるんだから。むしろ、このことはいいクスリじゃないかな。確かに苦いけど、耐えられないほどってワケじゃないでしょ。
 
 プロ野球に限らず、物事は「表の部分」だけで成り立っているワケではない。いわゆる「裏方」までは目が届くけど、本当は親会社のドロドロも含めて「裏」なんだよね。そこを直視すべきか、それともあえて無視するかは難しい問題ではあるんだけど、何かと影響があるのは間違いない。今回はそこが表に出てきちゃったってコトだろう。良くないことだとは思うけど、最近はそうも言ってられないような。
 
 だから…「阪神タイガースは守られた」って幻想にひたるだけじゃなく、心のどこかにイヤ~な事実のことを刻んでおく必要はあると思う。今回の件はその象徴じゃないかな。阪神タイガースは守られたワケではない。村上タイガースという最悪を避けるためとはいえ、実は「阪急タイガース」になっちまったんだと。

7月10日2006/07/11 00:44

 先週末は毎年恒例の福島旅行。ちゃおコン・コミケなどと並ぶ、私の神聖な行事(笑)。これ行かないと夏が来た気がしないんだよな。
 
 細かい報告記は他の人に任せよう。どーせ**くん辺りが日記に書いてるから(笑)。つーわけで、夜にやった「UNO大会」のことを。勝ったんだから勝ち誇る権利があるってことで。
 
 福島旅行参加者はみんな「いいオトナ」ということになっている(実態は知らん)ので、夜は麻雀ってのが例年のパターンだった。「ここしか打つ場がない」って輩だらけだし。私もそのための調整を積んでいた(脱衣麻雀打ちまくるだけ)んだけど、今年の幹事が提案したのが、「賭けUNO」。おい…
 
 ま、言いたいことはわかる。人数半端だし、打てない人もいるから。だからってUNOはどうかと思うけど。言ってくれればモノポリー(面白いよ)ぐらい持参したのに…ま、他にないんなら仕方ない。何となく流れでUNOになった。
 
 UNOがどんなゲームかは、あまり説明の必要を感じない。基本的に運ゲー。腕はさほど関係ないと思う。選択の余地も駆け引きもあんまりないし。ただまあ、私は曲がりなりにもゲーマーという人種。負けたくない気持ちは一番強かったかも。
 
 人数多めのUNOは、実は深く考えない方がいい。両隣くらいはともかく、離れたプレイヤーには「手出ししようがない」からね。そして、「上がり」を目指すより「失点を減らす」ことを優先した方が話が早い。下手な小技を使うと、裏目に出たときマイナスがデッカイから。
 
 実を言えば、ルールもこの戦法の後押しをした。1局精算ルールだとアガった時のプラスが大きいので、「大負け覚悟で勝ちを狙いに行く」のが正しい。しかし、今回はトータル最終精算。1回の勝ちよりも、トータルの負け幅小さくする方が利益になる。ならば戦い方は1つ。
 
 そんなプレイングを意識したからか、私の守りは堅かった。上がれないけど大負けもしない。その堅実で面白みのないプレイっぷりから、「イタリア野郎」と呼ばれるほど。でもなあ。UNOでこれは立派な褒め言葉。そもそも「UNO」って言葉自体イタリア語じゃん。しまいにゃ「イタリア野郎」がこの旅行の標語?になるくらい連発されました。わはは。W杯でイタリアが勝ったのも、きっとこの流れを受けてのことだろう(違う)。
 
 まあ最初の方に書いたように、UNOは基本的には運ゲー。「守備を意識する」「攻撃的に行く」って思ったからって、成績が伴うワケじゃない。とはいえ、使うルールが決まった時点で「どう戦うべきか」見抜けたら一応は有利だ。私はゲーマーだから、酔ってる状態でもそーゆーコトにアタマが回る。だからって勝てるワケじゃないけど、少しだけ有利だったかもね。
 
 なお今回の旅行、競馬はボロボロだったにもかかわらず、前日の勝利を受けて「強気だ強気!」と攻撃的に馬券を買った結果、最後は「チョイ負け」程度。しかもだ。大穴が私の馬券を邪魔しない位置に突っ込んできた関係上、同行者が無茶苦茶な大儲け。飲み代オゴってもらったことも考えると、まあ収支トントンも同然。このところの悪い流れを考えれば、「これから上昇か?」って期待が湧いてきますね。うんうん。いやあ、やっと夏が迎えられるぜ!

7月13日2006/07/14 04:05

 本日の話題は、少しお堅い話。先日判決が出た、著作権保護の裁判について。新聞報道じゃわかりにくいので、私なりの解説をお届けしようかと。
 
 裁判の内容はこうだ。2004年1月1日から、映画の著作権保護期間が50年から70年に変更された。これはいい。問題は、2003年の末をもって著作権が切れる、「1953年公開の映画」の著作権はいつまで保護されるの?ってことだ。
 
 映画配給元の言い分はこうなる。1953年公開の映画の著作権は、2003年末、つまり2003年12月31日24:00まで保護される。これは2004年1月1日0:00とイコールだから、2004年1月1日から適用される法律で「救われる」。よって、著作権は2023年末まで保護されると。
 
 これに対し、格安DVDを制作していた会社の言い分はこうなる。1953年公開の映画は、2003年末で著作権が切れる。法律改正は2004年からの話だ。よって、2003年までの権利が2004年からの法律で救われることはない。よって、著作権は2003年末に切れている。
 
 この見解を見て、どちらが正しそうに感じたか?「どっちでもいいじゃん」では片付けられない。どっちかが「正しくて」、どっちかが「間違って」いるのだ。それが裁判ってモノだからね。とりあえずは自分なりの見解をまとめてみて欲しい。その方がこの問題をよく理解できると思うので。
 
 映画配給元の理屈にはオマケがある。著作権を所管してる文化庁が「配給元の見解が正しい」って意見を発表してるのだ。文化庁のサイトはかなーり不親切な設計(アクセスしてみた)なので探すのは大変だけど、時間をかけて探せば誰でもこの「公式見解」を読むことが出来る。この見解は法律雑誌などにも掲載されたことがあり、専門家なら「知らなかった」じゃ済まされないと思う。
 
 なーんだ、国の見解がそうだってんなら、配給元の言い分が正しいでしょ…と思うのは間違ってはいない。(実質的に)法律を作った文化庁は「そのつもり」だったんだと思う。ということは、裁判で勝ったのは配給元…ではない。新聞などに発表されたけど、勝ったのは格安DVD制作会社の方である!
 
 私は一応法学部出身である。その私がこの裁判の記事を読んだとき、興奮のあまり鼻血が出そうになった。はあ?2003年末に切れる権利が2004年から有効な法律で救われる?それは「法律の世界」じゃ非常識としか思えないんだけど…
 
 法律ってのは、内容だけじゃなく「いつ、何に対して」適用されるのかが重要である。「○月×日から有効」って法律が、具体的にどの範囲に適用されるのか…それを間違ってるようじゃ、正直勉強になりゃしない。映画配給元と文化庁が使った理屈を著作権保護法以外に適用して試験答案に書いたりしたら、即時「不可」が待っていそうなモノだ。
 
 日付・年数なんかに関する規定ってのは、「民法」の基本的な部分(民法総則の章)にその根拠がある。簡単に言えば、「憲法に次いで重要で基本的な法律の1つ」。当然その解釈はかなーり厳密に決められていて、「この法律とは別の方法で計算します」ってデカデカと書いてある法律を除き、例外なく適用されるはずだ。ま、少なくとも司法試験なんて見向きもしない「なんちゃって法学生」レベルの人間なら、こう理解して問題はないと思う。
 
 「こりゃあ配給元が負けるな。負けなきゃオカシイだろ」と思っていたら、案の定。念のため判決文をじっくり読んだところ、気のせいかも知れないけど、「こんな初歩的なことで裁判してんじゃねーよ」と言いたげな雰囲気が感じられたんですけど。配給元は上訴するつもりらしいけど、無駄じゃないかなあ。個人的見解としては、憲法9条裁判(戦争放棄と自衛隊&在日米軍に関する裁判)並の「芸術的屁理屈」(結論が正しいかどうかはともかく、あれは屁理屈だろ)を持ち出してくれない限り、配給元が負けますね。
 
 この裁判、悪いのはどこをどう考えても文化庁である。1953年公開の映画の著作権を保護したい。それはいい。でも、そうしたいんなら「新しい法律は2004年1月1日から有効」ってするのはマズいだろ。争いの余地無く保護対象にすることは、そんなに難しくなかったはず。なんかどっかで「カン違い」をやってしまったものと思われる。
 
 そりゃあね、ひょっとすると世界的には「文化庁の解釈」が一般的なのかもしれない。著作権保護ってのは世界レベルでどうこうって話だし、「日本の常識、世界の非常識」ってのは良くある話だから。でも、ここは日本だろ。日本国内じゃ日本の法律を適用するのが当然で、そこには日本風の法律解釈が伴う。だったらそれに合わせて法律を作るべきでしょ。
 
 今回の裁判は、表面上は映画配給元VS格安DVD制作会社である。でも、実質は文化庁VS日本の司法権の争いじゃないかな。その証拠に、判決文の中でしっかりと「(文化庁の見解は)法的に誤ったものである」などと明言されてしまっている。裁判所にしてみれば、「やい文化庁、ケンカ売ってんのか!」って言いたかったのでは。新聞報道にはソコまで突っ込んで欲しかったなと。
 
 とまあ、偉そうなことを書いてきたけど、「へっぽこ法学生」だった私のことだから、自分が正しいかどうか自信が持てなかったのは事実。あんまり細かく調べてるヒマなかったからなあ。逆転判決は難しいとしたけど、これもどうなるかわからない。配給元の弁護士は私より出来がイイに決まっているからね。でも、そもそもこんなコトが裁判に持ち込まれ、下級審とはいえ「ふざけんな」で片付けられたってことは、その時点で文化庁の失態だと思うぞ。ソコは譲れませんね。反省しろ反省!

7月16日2006/07/17 03:24

 北朝鮮が国連非難決議採択後、45分で受け入れ拒否。米国代表が「世界記録だ」などというジョークを飛ばしたそうな。ホントか?戦前の国際連盟の話とはいえ、日本の松岡洋右もそんなもんじゃなかったかと。イヤなたとえだな。
 
 本日は遅ればせながら、中田ヒデの引退について思うところを語ってみようかと。とはいえ、単純に「お疲れ様」「辞めないで」なんて論調にはしませんよ。そーゆーことを語るのは他の人に任せる。
 
 W杯後に辞めるってのは、どうもちょっと前から決めていたらしい。体と技術だけ考えれば「まだやれる」とは思うけど、どうも心の何かが折れちゃったようだ。こういう引退には色々意見があるとは思うけど、私はアリだと思うな。戦う気持ちがなくなるってのは、体がボロボロってのと同様、「ダメダメ」だと思うので。ま、ヒデ以上にダメな奴は山ほどいると思うけど、それをいっちゃあおしまいだからねえ。
 
 W杯のヒデは、少し痛々しかった。「動いてるのはヒデだけ」って状態だったからねえ。でも、ヒデが上がった隙を誰もフォローできない。結果は哀しいまでにカラ回り。そりゃあ泣くわ。本当を言えば、泣きたいのは応援してるコッチなんだけど。
 
 しかし…ヒデほどの選手の引退試合が、アレでいいのかって思いはあるよね。引退試合なんてそんなものかもしれないけど。正直、「綺麗に散らせてもらえなかった」ように感じる。残酷なようだけど、その辺も含めてが「ヒデの限界」だったんでしょ。
 
 ヒデ引退報道は、ある意味スゴかった。スポーツ新聞各紙が、臆面もなくサイト情報丸写し。既存マスコミは全く機能してない。うーむ…ある意味、「来るべきモノが来た」と言わざるを得ないかな。正直言って、余計なツッコミを受けない自分のサイトで引退を宣言するのはどうかと思う。けど、「やっぱりきちんとツッコまれないと、説明責任果たしてないよな」って気持ちにさせる何かが、今のマスコミには欠けてる気がするんだよね。
 
 ただまあ、引退報道ってのはこれでいいような気がする。個人的意見としては、引退の説明責任とか派手な引退セレモニーってのは蛇足だと思う。真剣勝負のグラウンドだけで全てを説明するってのが「漢」だろ。その意味では、ヒデのサイト上の発言すら「余計な言葉が多い」と感じるくらいだ。
 
 ちなみに、私の考える理想の引退とは、原居民様のそれである。私の前では常に元気いっぱいだった原居民様が、あの日だけはあっさりと馬群に沈んだ。疲れとか不利とかとは何かが違う。あれこそが「限界」だったんだろう。そして、原居民様はいつものよーにフツーに競馬場を去った。ただそれだけ。説明もセレモニーも何もない。
 
 でも、あの日の沙田は「特別な日」だった。地元香港馬は香港カップ・香港マイル・香港スプリントを勝ち、「地元の意地」を見せた。競馬場の客は客で、原居民様に不可解なほど安い複勝オッズをつけていた。「勝つのは無理かも知れないけど、3着なら…」って思いがあったに違いない。そこにはダダ甘の「単勝勝負」よりも真剣な想いが感じられた。あの日の沙田競馬場には、原居民様がその生涯成績で「何を」我々に教えてくれたのかが凝縮されていましたね。
 
 いい選手の引退は、とても哀しい。ファンが何かしらの説明や儀式を求めるのも、わかる気がする。でもね。選手にとってもファンにとっても、「真実」はグラウンドの上にしかないのでは。ヒデ引退の理由は色々言われているけど、W杯のグラウンドで見せたパフォーマンスが全てを語っているはずだし、それ以外はどうでもいいと思う。
 
 最後に、ヒデ引退後のサッカー界について。ヒデがいなくなったからって、「弱くなった」じゃ駄目なんだよ。それこそ「お前らヒデの何を見てきたんだ」ってことになるね。その意味じゃ、ヒデの真価は引退後にも問われることになる。偉大な選手ってのはそーゆーもんでしょ。
 
 トラは死して皮を残す。ヒデは引退して何を残したのか?その答えは「残された」選手とファンが見つけなきゃいけないことだね。この問いかけは重たいモノだと思うぞ。

7月17日2006/07/18 02:56

 海の日。でも仕事。ま、深く気にしないこととしよう。どっちかと言えばヒマだったんだし。
 
 本日はコミケカタログを入手。大まかなことは前々からわかっていたことではあるけど、「今回の出撃予定」をチェック。例によって例のごとく3日間出撃が必要と思われる。
 
 初日の目当てはFC(少女)とゲーム(電源不要)。FC(少女)は便せんが主な目当て。便せん作るのは、割合で言えば圧倒的に女性が多いからねえ。なので、男が作ったちょっと硬派な便せんは、それだけでポイント高い。もっとも、そんなもの探し出すのは大変だけど。正直、コミケじゃ巨大すぎて探しきれない。つーわけで女性が多そうな土地に出掛けるわけだ。
 
 ゲーム(電源不要)は、別にお目当てがあるワケじゃない。ぶらっと行って面白そうなモノを物色するのみ。大抵外れるんだけど、まあそれでも当たれば大きいからね。
 
 2日目はスポーツとメカ・ミリタリーがある。歴史と旅行もこの日だな。スポーツの主な目当ては競馬。だけど最近は「アタリ」が少な目かぁ?ま、行きつけのところがあるので、ソコに顔出す必要はあるけど。サッカー・野球などもチェックする予定。香港サッカー本とか売ってねえかな(笑)。
 
 メカ・ミリタリーは、運が良ければ「硬派な」便せんが入手できる(笑)。クルマ(載らないけど)からアニメ(最近見ないけど)まで、幅広く物色予定。歴史と旅行は資料性が高いモノ(あくまで私の中で)を漁るつもり。どーゆーモノが「資料性が高い」のかは、話題の色から判断してください。
 
 3日目。実は用事は少ない(笑)。私はエロ同人誌にはあまり手を出さないので。その分、じっくりと創作(少女)で便せん漁りが出来る。なお、多分売り子やってる。
 
 毎回悩むのが、「企業ブースにいつ行くか」。あそこは混むからなあ。モーレツな行列が出来るところには用がないんだけど、雑誌系を中心に漁っておきたいところがある。売り場にたどり着くだけで一仕事だけに、事前の計画は必要でしょ。
 
 私は「異端者の集まり」コミケの中でも「ワケのわからんもの」を漁る趣味がある。まあ、そんな奴だから仕方ないけど。こーゆーものは、コミケ以外だと見つけるのも大変なんだよね。それを考えれば、この先もコミケがずっと続いてもらいたいものですよ。ま、この先ずっと行き続けるのはどうかって話もあるけどさ(笑)。

7月20日2006/07/21 04:20

 来週の英国遠征が正式決定。まだ決まってないことだらけなんだけど。この時期にもなってバタバタしてるってのは、色んな意味でどうかと思う。まああの国は2度目だし、多分大丈夫…ってことにしておこう。
 
 遠征目的は、ハーツクライ応援である。この馬がドバイで勝ったとき、何とも言えない悔しさに襲われたので。とはいえ、あそこはまだいい。馬券売ってないから。けど、今回は馬券売っている。万が一ここで勝たれたら、大いに納得できない。だから私も遠征する。それが私だ。
 
 ハーツクライが出走するキングジョージは、実は以前ナマで観たことがある。エアシャカールがモンジューにトンコロ喰らった時、私もその場にいたのだ。本音を言えば「できればまだ観たこと無いレースを観に行きたい」ってのはあるけど、こればっかりはそーゆー都合の問題ではない。あの時は馬券全滅だったので、リベンジのいい機会だと思うことにする。
 
 ハーツクライは勝てるのかって?出走する以上は勝つ可能性がある。ソコまでは認めるけど、それ以上は知らない。つーか、心底どーでもいい。「勝ちそうだから自分も遠征する」ってワケじゃないのだ。大切なのは、馬券を買うことである。下手するとハーツクライを蹴飛ばすかもしれない。馬券を買うってコトは、そーゆーものだから。
 
 一応怪しげな分析を行うと、「一応勝っても不思議はない」と思う。なにせドバイで勝ち、JCで2着(現役最先着)しているんだから。去年香港ヴァーズを勝ったのが、「JCでもドバイでもハーツクライに負けた」ウィジャボードだから、「芝2400ならアジアで1番」だろ。おまけに、芝2400の時計は問答無用で1番。ブックメーカーはかなり人気にしてるらしいけど、それもわかる。
 
 相手関係だけど…人気になるのは、凱旋門賞馬ハリケーンラン。でもこの馬、とりあえず調子よくない。今期勝ったのは、相手弱い3頭立てのレースだけ。前走は2着に負けている。絶好調ならともかく、今の状態なら…って計算は成立するね。
 
 ちなみにハリケーンランを破ったプライドって馬は、私も良く知っている。香港カップで2着したところを見たことあるので。悪い馬じゃないけど、ハーツクライに勝てる馬なのかと聞かれれば…正直、シックスセンスとどっこいの馬かと。いやマジに。そんな馬に負けるんだから、ハリケーンランの調子は良くないと思われる。
 
 ドバイワールドCを勝ったエレクトロキューショニストも強敵だけど、今回の舞台はダートじゃなくて芝。ならば「勝てない」馬とは思えない。この馬の芝での実績と言えば、去年ゼンノロブロイにハナ差勝ちってのが思い浮かぶ。去年のゼンノロブロイがどんな成績だったかを考えれば、ソコまでヤバい馬とはとても…ただ、コイツの鞍上は天才デットーリ。天才の恐ろしさは、この私がよーく知っている。
 
 状態面はどうか?うーん、とりあえず遠征に伴う不安は軽めじゃないかと。なにせドバイ遠征をこなしたんだから。英国遠征が楽とは言わないけど、どちらかと言えばドバイ遠征の方が厳しいと思うぞ。なにせ気候が違う。あくまで私の経験によればだけど、3月のドバイは7月の英国より暑い。日本との気温差を考えればなおさらだ。
 
 実績はある。実力比較も不利じゃない。遠征経験って味方もある。ならば不安はドコに?コース実績だ。レース行われるのは、アスコット競馬場。これがまたとてつもない競馬場でねえ…アレに比べれば、まだロンシャンの方が日本の馬場に近いような気がする。ましてやドバイなんて。ハーツクライがその違いに戸惑うのは確実。正直、惨敗ぶっこいても「やっぱりな」としか思えませんね。改修されて多少馬場が硬くなったと聞くけど、だからって「とてつもなく不利」が「スゴイ不利」に代わった程度じゃなかろーか。
 
 繰り返しになるけど、こういう「有利不利」は、私にとってはどうでもいい。「勝てそうだから」遠征するってワケじゃないんだから。それに、有利すなわち勝ちじゃないし、不利すなわち負けでもない。大切なのは、ハーツクライは「馬券を買える」存在かどうかってコトだ。これは…買えるんじゃないかな。でなけりゃ、有馬記念でこの馬の単勝(よりによって単勝)は買えないよ。まあ、少なくとも目の前で走るところを観たい存在ではある。私に言わせれば、それで充分だ。その気持ちさえあれば、世界中ドコへでも飛んでいける。それが私の魂だ。
 
 ホントのことを言うと、「凱旋門賞の時よりは休んでも迷惑かけない」って理由で決めた遠征のような気がするんだけど、そこはオトナの事情ってコトで。トリノ五輪・WBC・W杯といった「海外での大勝負」が続いた今年だけど、私にとって一番大事な日本代表は、やはり競走馬なんだよね。私の目の前以外では負けて欲しくないし、ましてや勝って欲しくない。他の理屈なんていらない。これだけあれば、出発1週間前に「宿がない」って状況も気にならない…ワケねーだろ。どーすんだオレ…

7月22日2006/07/23 04:03

 本日の話題は、ちょっとドキドキものである。ただし、私だけ。見る人が見ちゃった時限定で「ヤバい」ネタを採り上げるので。まあ大丈夫だと思うけど、どうかねえ。
 
 ミステリ愛読者でSFもたまに読む関係上、ハヤカワ文庫の新刊はこまめにチェックしている。面白そうなモノが出てたら買おうってワケだ。でも、今回引っかかったのはミステリでもSFでもない。ノンフィクションシリーズの「訴えてやる!大賞」というものだ。
 
 結構有名な話だけど、米国じゃ「馬鹿げた」訴訟がまかり通る。いや本当に。この本は、そんな訴訟を紹介した本である。フツーの日本人にとってみれば、「ふ~ん」で終わり、って本だと思う。
 
 この本を採り上げた日本語のレビューがいくつあるか知らないけど、まあフツーは「こゆー訴訟があったんだってさ」ってことを紹介すると思われる。へそ曲がりな私はそうしない。どーゆー訴訟が載っているのかは、各自本を買うなりして調べてください。
 
 じゃあ何でこの本を紹介するのか?そりゃもう、私は一応「日本がこんな社会になる」かもしれない手伝いをしてるから。法科大学院なんてトコロに勤務してるからねえ。裁判には興味があるけど、今の仕事してなきゃこの本を買わなかった気がする。
 
 世間の人間がどれだけ理解してるか不安だけど、日本は今「司法改革」とやらの真っ最中である。法科大学院なるものが誕生し、今年はその卒業生を対象にした「新司法試験」が行われた。近い将来には、かなり前に採り上げた「裁判員制度」の導入も迫ってきている。その結果として、「米国並みに」訴訟頻発社会が到来するかもしれないのだ。
 
 いやね、日本の法曹関係者は誰もそんなこと望んでないと思う。司法改革と言ったって、「弁護士天国」が誕生するようなコトにはならないよう、色々と努力しているはずだし。それに、日本と米国は法律の性質がかなり異なる。細かい理屈は省略するけど、日本の法律の方が「すっきりと整理されてる」のだ。おかげで、馬鹿げた訴訟は日本の方が起こしにくい…と思う。
 
 ただ、これらの改革が「米国を参考にしている」のは否定できない事実。あの国の法律制度にいいトコロがあるのは事実だから、それ自体を否定する気にはなれない。ただ、1つ間違うと日本も「こんな風に」なっちゃう危険性を秘めているのは間違いない。どーしてそんな話になったのかは、それこそ本が1冊書けちゃう話なので省略。
 
 今までの日本の司法は確かに問題があった。それは認める。だから改革しよう。それも認める。ただ、改革したら別方向に悪くなった…って可能性は常にある。そうならないためには、改革した結果悪くなる部分をはっきりと意識し、全体として悪くならないよう努力すべきでしょ。小泉首相には、こういう視点が欠けてると思うのは気のせいか。
 
 こーゆー意識は、もちろん一般市民も持つべきだ。でも、より責任が重いのは法曹関係者であり、「これから法曹関係者になろうとしてる」連中でしょ。この「訴えてやる!大賞」でも、一部の「ヒドい」弁護士を強く非難しているし。さらに言えば、そーゆー弁護士を作らないよう、指導する立場になるべき法科大学院の責任は重大だと思うね。
 
 法科大学院側もそれはわかっているので、ちゃんと「法曹倫理」って授業を設けている。ただ…「法曹関係者が守るべき倫理」ってのは山ほどあるので、「訴訟乱発社会」についてどれだけ教える時間があるのか、また生徒がどれだけ理解してるのかは…コトが倫理って問題だけに、色々と限界がある。誤解しないように言っておくけど、私が働いてる某法科大学院で法曹倫理教えてる先生は、そりゃもう熱心でいい先生だと思うけどね。
 
 私は法科大学院で仕事してるとはいえ、単なる事務員。出来ることは何もない。けどね、「生徒がこの問題をどう考えているか」察する機会はあるんだな。某法科大学院の法曹倫理レポートは学内配布用に製本までするので、ほぼ確実に私がページレイアウト編集をやらされる。当然、全員分をナナメ読みするわけだ。どーせホンネで書きゃしねーけど、内面を隠しきれるほどの文章力なんて持ってないでしょ。ポツポツと本音が出てくるのは確実だね。私に読解できるかどうかはともかく。
 
 まあ職務上の守秘義務ってモノがある関係上、仮に私が「何かを」察したところで、それを大っぴらに語るわけにはいかない。基本的には私が墓場まで持って行く性質の知識だ。だったら社会的に役に立たないって?その通り。そーゆー点で役に立つのは、私の仕事じゃねえ。ただ単に私が生徒のレポートを楽しくナナメ読みできるってだけの話だ。レポートの編集作業が鼻歌交じりに出来る仕事だとでも?それを考えれば、これぐらいの余得は許されるでしょ。

7月24日2006/07/25 00:34

 昨日つまらん失態を演じてしまった。いやね、下書きだけして放置しておいたネタを「載せたモノ」と勘違いして某氏に紹介してしまったのだ。つーわけで、本日はそいつを。自信のないネタなんだけど。
 
 諸般の事情により、先日私のトコロに「台湾メイド喫茶事情」なるレポートが送付されてきた。要は行ってきましたよと。良かったよと。まあ、情報源の某氏が言うのなら本当に良かったんだと思う。そーゆー点では信頼できる人だから(笑)。
 
 メイド喫茶はドコがいいのか?これは色々意見があると思う。私は自他共に認める?「メイド萌え」だけど、多分世間一般とは隔絶した理由で萌えているんじゃないかと。ただまあ、それは百も承知の上で、私の考える「理想のメイド喫茶論」を述べちゃおうかと。なんかすさまじーコトになりそうだなあ。
 
 私が思うに、メイド喫茶も喫茶店である。ここをはき違えた店は、結局長続きしないのでは。喫茶店にとって重要なのは「美人のネーチャンと楽しく会話が出来る」ではない。その分野で勝負する限り、結局キャバクラに勝てないと思う。コッチの方が料金高いけど、色んな意味でサービスが違うから。
 
 喫茶店にとって重要なのは何か?私に言わせると、「ほっとひと息つける空間」ってことだ。繁盛してるのが悪いとは言わないけど、ある程度は落ち着ける空間であって欲しい。メイド喫茶といえど、この点は変わらない…どころか、より深く追求して欲しい。外で闘ってきたご主人様を癒せなくて、何がメイドだ。「色気控えめ、落ち着き重視」こそが安定経営のカナメだと思うな。
 
 そもそもだなあ。メイド服ってのは、典型的な「萌え」の対象だと思う。萌えの定義については色々あるけど、ぶっちゃけ「色気より健気さ」「付き合いたいじゃなく、守ってあげたい」でしょ。自分と親しげに会話してる姿より、真剣な顔して危なっかしげに働いてる姿に「グッと」来るんだよ。秋葉原の街でメイドネーチャン見かけたとき、「にこやかに微笑みながらチラシ配ってる姿より、チラシ補充するため店に駆け戻ってゆく姿がグー」って言葉にまるで賛同できない奴は、さほど相手にする必要ないと思う。絶対常連にはならないから。
 
 なんか、それだとフツーの喫茶店と変わらないじゃん…私はそれでもかまわないくらいだけど、マニアックすぎるのは認める。そこで必要とされるサービスは何か?「常連優待」かな。ただし、さり気ない範囲で。一見さんが引くほどベタベタした常連優待は、むしろ有害。お客は「ご主人様」なんだから、ある程度好みは覚えるべきだ。言われなくても「いつもの席」に案内するとか、注文する前に「いつものでよろしいですか?」と聞くとか、その程度でイイから。「一見の金持ちより、コーヒー1杯の常連が偉い」って価値観が必要でしょ。
 
 日本のメイド喫茶がコレを守れているかはともかく、これから開店する店は日本海外を問わず守って欲しい方針かな。色気側に振ると、間違いなく風俗店に負けちゃうんだから。とりあえず、女性やオッサンが入っても違和感を感じない空間であって欲しい。そうでないと、一時の栄華で終わってしまう。経営者にしてみればそれでいいのかもしれないけど、結局利用者のためにならないんだから。こっちは流行廃りで「メイド萌え~」などとヌカしてるワケじゃないぞ。10年前がそうだったように、かなりの高確率で10年後もメイド萌えなんだから、10年経営することを考えて欲しい。
 
 しかし…台湾のメイド喫茶かぁ。あっちは女の子の髪が黒いんだよね。それだけでグッと来るのは私だけか。やはり東洋顔に茶髪はイカンよ。メイド姿ならなおさら。それだけで行きたくなるのはどうかと思うけど。どーせ行くなら、やっぱり香港だね!なにせあそこにゃ「ホンモノ」が生息してるはず。だったら「元ホンモノ」雇わなきゃ駄目でしょ。たとえオバチャンでも…というより、オバチャンだからこそ。そーゆーホンモノがネーチャンを「鍛えてる」姿を想像しただけで…(以下略)