6月29日2006/06/30 02:28

 職場に寧日が訪れない。色々あったんだよ色々と。来週はもう少しマシになるんじゃないかと思うけど…
 
 本日は、「思いついたことを世間に放り出す」ってのをやろう。独力では企画を形にすることすら無理なので、1つ世間の反応?でも見てみようかと。ま、「無反応」で終わると思うけど。
 
 えーと、どこから話そうかな。きっかけは「絶望に効くクスリ」(ヤングサンデー/山田怜司)ってマンガである。要は「絶望だらけの世の中」で、若者(この雑誌の対象読者)が「いかに生きるべきか」のヒントをもらうべく、作者が色んな人にインタビューしまくる作品である。正直言うと説教臭いので、さほど私の好みではない。
 
 ただ、インタビュー相手はなかなかのものである。詳しいことは単行本なりWeb情報なりを参照してください。私が特に感心したのは、辻井喬こと堤清二に会えたことかな。堤義明逮捕の直後くらいに。フツーに取材申し込んでも、まず断られたでしょ。この点は褒めていいと思うな。
 
 ま、カラクリは大量にある。この企画をよーく分析すると、要は「イマドキの若者にお説教してやってくれ」ってネタだとわかる。そりゃあ誰でもやりたがるでしょ(苦笑)。それなりに続いている連載なので、「会ってくれた人に別の人を紹介してもらう」って連鎖も使えるし。でも、何より大きいのは、マンガってメディアの力と「小学館」って会社の名前でしょ。
 
 そこでふと考えたんだけど、「単にブログ等を運営してるだけの個人」は、ドコまで取材力があるんでしょ?個人運営してるブログの取材を口実に面会を申し出た場合、誰がドコまで応じてくれるのか?これはちょっと興味深いと思うんだけど。
 
 そりゃあね、日本国総理大臣とか大企業の社長とか売れっ子芸能人に面会申し出ても無駄でしょ。そんなのは実験するまでもない。でも、地元の市会議員なら?そこらの中小企業の社長はどうだ?売れてない芸能人なんて山ほどいるぞ。「会ってくれる」「会えない」を分けるものって何なのか、試してみるのも面白いのでは。
 
 会えなかったら即負け、とするのもつまらない。場合によると、会えないまでも何らかの「実のある返答」がもらえるかもしれない。最初からその辺を期待してムリメの対象に取材を申し込み、返答内容を楽しむってのもアリかな。もちろん、その結果は原則としてブログにアップして、「世間に知らしめる」。こっちがそうするとわかっていれば、まあ常識的な範囲で協力的になってくれるかもね。
 
 しかしまあ、これを純粋に個人でやるのは問題がある。成果が出ないのはいいとしても、ただ当たって砕けました…ってだけじゃ芸がない。それじゃあ読んで面白いモノを書けないし、企画先細りが決定的だ。育て方次第で面白いことになりそうだけど、思いつきだけで実行するのは無謀でしょ。そこで、とりあえずは色んな意味で「協力者」でも探してみようかなと。
 
 まあ、私の考えてる「協力者」ってのは、これをネタにして笑ってもらえるってレベルの話である。それ以上を望むのは無理があるでしょ。そもそも企画自体に無理がありすぎるんだから。ただ、金も力も知恵もない個人では「無理」でも、別の人なら違うかもしれない。力を合わせれば何かできるかもしれない。そう考えると、私の中で死蔵しておくよりは、世間に放り投げた方が意義があるかなと。
 
 実はこのネタ、本当ならば2ch辺りでやるべきかもしれない。あそこなら世間に与えるインパクトが大きいから、冷たく扱われない可能性が高まるし。けど、私の中じゃ「何かが違う」んだな。それは「会社」を「2ch」に置き換えただけ。力があるのは個人じゃなく2chだ。私の中では、もう少し「個人の力」の限界を見てみたいってのがある。極めて匿名性が高いあそこでは、ちょっと趣旨が違ってるような気がするんだな。そーゆー趣旨のスレをアソコに作るのは勝手だけど、私と無関係なところでやって欲しい。これはきっぱりと断言しておかないとね。
 
 つーわけで世間に放り投げてみたわけだけど…今回は特に読者の皆様の反応が気になるかな。いやね、ブログってモノは「単なる日記の延長でイイ」って考えの人と、「世間に訴える何かが欲しい」って考えの人、どっちがどんな割合でいるのかなと思って。つーわけで、レスくれたり皆様自身のブログで「似たようなネタ」扱ってくれるとかしてくれる