11月22日2005/11/23 00:19

 天才来日であーる!ああ、また日本で天才の芸術的騎乗が拝めるのね!キャ~!ステキ!イヤ~ン…って、はしゃぎすぎだオレ(苦笑)。でもまあ、それだけの価値があるお方である。
 
 今週末はジャパンカップ。海外から強い馬が来日する。近年はブリーダーズCだの香港国際デーだのに馬取られて、招待馬のレベルに疑問が付くのは事実。でも、やはり私の好きなレースであることに代わりはない。
 
 しかーし!今年はどの馬よりも重要な存在が来日する。「天才」ことデットーリ騎手だ。連れてきたアルカセット(出走馬)偉い!今年はコーツィーも来日してくれたし、私としてはとてーも嬉しい。これはもう競馬場へすっ飛んでいくしかないでしょ!
 
 天才は世界一の騎手である。少なくともドバイの殿下はそう思っているし、競馬先進国にいる競馬ファンの大多数がそう思っている。むろん私も言うに及ばず。「この世のジョッキーは、天才&魔神(ペリエのこと)とその他大勢に分かれる」と常日頃から主張している。天才と武豊の差は、武豊と「サラブレッドジョッキー」二○柳クンの差より遙かに大きいと確信して疑ってない。そういうジョッキーである。
 
 天才は単に「いいジョッキー」ってだけではない。私認定「世界一いい男」である。そりゃージョッキーだから、小っちゃいって欠点はある。だからどーした。キラキラお目々に眩しい笑顔、フレンドリーなファンサービス、負けちゃった時に全身から発する哀しそうなオーラ、そして至高の芸術品デットーリジャンプ…まさに少女マンガで言うところの「王子様」。いやもう最高である。「男も濡れる」ってのはこのことだね!(おい)
 
 近年は魔神だのデザーモだのといった、「世界の名手」が日本に出稼ぎにやってくるようになった。でも、天才がそんなことをする可能性は皆無。ドバイの殿下お抱えジョッキーだからね。来日経験は何度もあるけど、本質的になかなか拝めないジョッキーである。海外競馬観戦でもすれば話は別だけど、日本でそんな趣味持ってる奴が何人いるって?
 
 私は当初、「今年も天才の来日はナシか…」と思っていた。ゴドルフィンの馬が来日しないのはわかっていたからね。他の馬とセットで来ることはあり得るけど、「ゴドルフィン優先主義」のジョッキーだから無理なんでは…と思っていた。JCの何がマズいって、大レースの常連であるゴドルフィン勢がやって来ないことである。JRAはJCを「大レースである」と言い張っているけど、ゴドルフィンの馬を滅多に見ない(ゴドルフィンとしては参加ゼロ)レースのドコが大レースなのか、説明が必要なレベルである。
 
 おまけに、ゴドルフィンとJRAは良好な仲とは…「ゴドルフィンの先兵」であるダーレイジャパンを馬主認定するしないで騒いでいやがるし。国会のクソジジイどもがJRAにワケわからん圧力までかけたとか。下手すると殿下から「行くな」って指令が飛んでるのでは…そう思っていたくらいだ。にもかかわらず、アルカセット陣営の要請に応えて来日。器でかいね~。日本人でいることが恥ずかしくなるくらいですよ。
 
 しかしだねえ。あえて不満を述べるとするならば、やっぱりゴドルフィンの勝負服着た天才が見たかったね。アレ着た天才こそが一番カッコイイと思うし。その意味で惜しかったのは、船橋のシーチャリオットが故障しちゃったことだね。無事ならば、JCダートに天才騎乗で出走したのでは。もちろん勝負服はゴドルフィンブルー(笑)。ものすげー見たかったなあ…いや惜しかった。
 
 贅沢を言えばきりがない。ここは素直に、天才の馬券が買えることを喜ぶことにしよう。天才の馬券ってのは、この世で唯一「外れても納得できるって保障がある」からなあ。こんなのは天才の乗る馬ぐらいですよ。ま、だからって的中目指すことに代わりはないけどね。幸いなことに的中率も高いし。いや、ホントありがたやありがたや…