11月16日2005/11/17 02:12

 私が諸般の事情で出席できないでいた間に、Vリーグ決勝トーナメント参加者が決まったとか。というわけで、関係者以外置き去りにしてリーグ戦回顧と決勝トーナメント展望予想をしてみます。
 
 まずは私が属していた敷島隊(ブロック名)から。1位鹿内殿・2位DSREICH殿・3位西新宿鮫殿・4位F男(私)・5位増山殿・6位<麿>殿という結果に。ある意味では順当な結果なんだけど、上位陣は熾烈な争いだった。1位2位は得失点差で決まったし、3位4位の差は勝ち点1。6位の<麿>殿は4敗1分けとボロボロだけど、得失点差は-5に過ぎず、これは4位の私よりずっと良い。猛烈な潰し合いが展開されたと言っていいだろう。
 
 このブロックの勝敗を分けたのは、おそらく実力以外の何かである。そりゃあ実力で言ったら鹿内殿が「日本屈指の実力者」であり、実際順当に1位通過してる。けど、それだけで語りきれるようなモノじゃなかった。鹿内殿が1位通過できたのは、実力と言うよりは気迫の差のような気がするね。「人間力勝負」に持ち込まれたと言っても過言じゃない。
 
 次いでもう1つのブロック、山桜隊の結果。こちらは1位平野殿・2位羽田殿・3位有楽斎殿・4位庭猟師殿・5位志乃殿・6位酔狸殿。こちらは上位2名が大きく抜け出し、3~5位の3人が得失点差で決着する展開。上位2名は実力者であり、こちらは実力と運が全てを決めたのではないかな。
 
 このように結果だけ見れば、「ふーん」で終わりかもしれない。しかし、参加者にしてみれば地獄の日々だった。勝っても負けても「嫌な相手」が立ちふさがるんだもの。おまけに表・裏の2番勝負1組。気力の消耗はすさまじいものがあった。「引くも地獄、進むも地獄」ってのはこのことか。
 
 ただでさえ「嫌な相手」なのに加え、試合消化が進むにつれてみんな戦術を進化させてきたってのが嫌でねえ。ま、かく言う私自身「初戦に鹿内殿とやって、実戦で勉強して後に挑む」なんて姑息な駆け引き駆使してたけど。リーグ消化の他にオープン戦やって、見学して、感想戦に参加してみんな強くなっていった。単純な実力差だけでなく、「どれだけ伸びたか」も勝敗を分けたと思うな。これは、この世界の第一人者である鹿内殿も含めた話である!
 
 さて、そろそろ決勝トーナメントの展望といこう。決勝トーナメントは、まずブロック2位と別ブロック3位が戦い、ブロック1位への挑戦者を決めることになる。DASREICH殿VS有楽斎殿、羽田殿VS西新宿鮫殿の戦いだね。一応順当に各ブロック2位が有利と見るけど、どんなもんでしょ。
 
 その後4人で準決勝・決勝を戦うわけだけど…ま、誰が勝ち上がっても熱い戦いが繰り広げられるだろう。普通に考えるなら鹿内殿の優勝ってのが「ありがち」だと思うけど、どんなものかねえ。戦いぶりが一番安定していた、平野殿の方を上に見た方がいいかもしれない。まあ誰が優勝してもちっとも不思議じゃないんだけど。
 
 こういう「公式戦」ってのは、猛烈な緊張感がある。これは、カネ賭ける緊張感とは少し異なるかな。カネ賭けると「負けたくない」って心理が強く出る傾向があるけど、公式戦は「勝ちたい」って執着が強めに出る気がする。失うモノが無くて得るモノがあるんだから、当然と言えば当然なんだけど。また、リーグ戦だとトーナメント戦以上に「後々の対戦」ってプレッシャーがかかる。これまたキツくてねえ。ま、そこが楽しいところでもあるんだけど。
 
 ゲームの面白さは、何も盤上に限ったコトじゃない。盤外で繰り広げられる心理戦も重要だ。公式戦だのカネ賭けるだのといった「オマケ付きの対戦」は、この心理戦がよりクローズアップされる。猛烈なプレッシャーの中、崩れないで対戦するのは大変だよ。ましてや「何か賭けると」強くなる人と対戦するとあっては…盤上のテクニックを磨くのは大切だけど、このプレッシャーに勝てるかどうか、自分に問うてみるのは大切だと思う。
 
 私は今回惜しくも敗れ去ったけど、まあ何か失ったワケじゃない。コレに懲りずに、次こそは頑張りたいモノである。とはいえ、次は「関ヶ原トーナメント」って噂があるんだよな。このゲーム、全く自信ないんですけど。棄権してもいいですか?(笑)